雑感
[試合前]
前節は福岡相手に勝点1をもぎ取ったレッズ。
今節の相手は、昨シーズンの開幕戦に煮え湯を飲まされた京都。
私も久しぶりに遠方アウェイでの観戦に興じていたが、あの日は気候も試合も、総じて寒かったな…。
さて、レッズは右SBに酒井選手が復帰し、左SBは古巣対戦となる荻原選手。
モーベルグ選手も久しぶりにベンチ入り。
[前半]
前半開始早々、京都のDFがレッズの選手を捕まえきれずに右サイドで大久保選手がフリーに。
グラウンダーの折り返しを安居選手がフリーでシュートも枠外へ。
いきなりのチャンスで、今日はイケイケか?と思ったが、その後は京都のプレスに手を焼き、押され気味に。
岩尾選手が低い位置でボールをロストし、決定的なシュートを撃たれるシーンもあり、難しい展開を強いられる(多分ファールだったと思うけど)。
京都のキジェ監督が志向するハイプレスサッカーに対し、ビルドアップが安定しないことから、攻めの形を作れない。
福岡戦同様に、我慢の展開を強いられる試合は後半勝負へ。
[後半]
後半開始と同時にモーベルグ選手が投入されると、同選手が久しぶりのリーグ戦の出場で躍動。
52分、ゴール前で得たFKをモーベルグ選手が蹴るが、これは壁に当たり跳ね返る。
これを再びモーベルグ選手が拾って前進。
右足クロスを供給すると、ゴール前で合わせたのは興梠選手!
エースの一撃でレッズが先制。
試合終了間際には、セットプレーのキッカーのモーベルグ選手が、伊藤選手へ横パス。
伊藤選手がシュートすると相手キーパーが弾き、詰めていたカンテ選手が決めて大きな追加点。
試合はそのまま2-0で終了。
昨シーズン開幕戦のリベンジを達成した。
[試合後]
プレスが厳しい相手に対して手を焼きつつ、耐えるところを耐え、しっかりとチャンスをモノにしたといえる試合。
モーベルグ選手の復調の兆しも見られ、これぞ10番という働きを見せてくれた。
データ考察
[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]
各数値を見比べても、概ね劣勢もしくは五分五分。
それでもアウェイの地で勝点3を獲得したことが全てかな、この試合に関しては。
[チャンスビルディングポイント:個人]
今節は何といってもモーベルグ選手でしょう。
シーズンイン当初は全くと言っていいほどコンディションが上がらず、ドリブルにキレが感じられなかったが、今節は躍動。
興梠選手へのアシストは、まさにドンピシャリのクロスが見事だった。
今のレッズは、前線の選手たち、とくに2列目の選手の攻撃力不足が顕著。
モーベルグ選手の復調は、そんなレッズにとって願ってもないグッドニュース。
レッズの10番、エースのシーズンがようやく始まったのかもしれない。
データ置き場
[試合ハイライト]
データ引用元:Football LAB