これまで様々な選手とプレーし、競争に勝ち残ってきた柴戸選手。
来シーズンは町田へ期限付き移籍することに。
基本情報
- 選手名:柴戸 海(シバト カイ)
- 生年月日:1995年11月24日
- 年齢:28歳
- 出身地:神奈川県
- ポジション:MF(ボランチ)
経歴・出場成績
2023シーズン1試合あたり平均出場時間:約18分
通算1試合当たり平均出場時間:約54分
シーズン平均先発出場試合数:約11試合
※いずれもリーグ戦のみ
サッカー名門、市立船橋高校から明治大学へ進学し、下級生時から頭角を現したボランチ。
大学4年生時には流通経済大学の守田選手(現スポルティング(ポルトガル))と世代No.1ボランチの座を争っていた実力者。
レッズ加入後は指揮官がコロコロ変わる難しい時期となってしまったが、多くの指揮官から一定の信頼を得ていた。
通算1試合あたり平均出場時間54分はそれに表れている。
ただ昨シーズンは8試合の出場、先発は1試合と厳しい数字に。
プレースタイル・特徴
ボール奪取能力には目を見張るものがある。
体を張った守備には定評があり、ボランチの位置で防波堤を築けるため、バックラインの選手たちは彼がいることで助けられたことも多いのではないか。
また、学習能力の高さも彼の長所。
これまで数多くの選手とコンビを組んでプレーしてきたが、その選手のいいところを盗み、試行錯誤し、自分のプレーに組み込むことでアップデートしてきた。
阿部勇樹氏・柏木陽介氏・岩尾選手・平野選手・長澤選手等々…。
元々決して器用な選手ではないため、ファンタスティックなプレーや、キラーパスを出すことはできない。
ただ、その技術は練習と経験の賜物だろう、確実に成長を続けていた。
ディフェンスラインからのパスに対してのターン。
身体を入れ替えたり、上手く当てることでボールキープしてのドリブル。
いつかのガンバ戦、ピッチ中央付近、ダブルタッチで相手選手を完璧に置き去りにしたドリブルは痺れた。
そんなことできるようになったのか!と嬉しくもなった。
一方、その激しいプレースタイルゆえか、故障での離脱がそこそこあり、最近でもプレー時には脚にぐるぐるのテーピングが見えて痛々しかった。
上記のとおり通算1試合あたり平均出場時間54分は、イマイチ数字が伸び切れていないともとれる。
先発もシーズン平均で11試合と、シーズンの約3分の1程度。
これは負傷の影響も少なからずあったはずだ。
2021シーズン、結果的に優勝を果たした天皇杯決勝戦では、直前まで負傷による欠場を見込んでいたという。
しかし、尊敬する阿部選手の一言で負傷を押しながらも出場することを決め、槙野選手の決勝ゴールに繋がるシュートを放つ活躍を見せた。
また、2022シーズンにはその阿部選手の意志を受け継ぎ、背番号を22へと変更。
名実ともに、レッズの顔となる選手となっていくと思っていたが…。
ただ、契約は期限付き移籍。
移籍しても保有権はレッズにある。
確かに今シーズンは同ポジションにグスタフソン選手も獲得し、競争は今まで以上に激しくなる。
だが、岩尾選手の年齢や、伊藤選手の海外移籍、グスタフソン選手の契約年数など、不安要素は結構ある。
柴戸選手、町田でもまた一回り、いや二回り成長して戻ってきてね。
レッズサポーターは、皆あなたの還りを待っている。
プレー動画
データ出典元
- Football LAB https://www.football-lab.jp/
- Soccor D.B. https://soccer-db.net/