雑感
[試合前]
前節からの変更点では左サイド。
大久保選手と大畑選手がベンチ外となり、関根選手と明本選手へ。
大久保選手は前節の交代が負傷であることが示唆されていたし、オフィシャルインスタの練習風景にも写っていなかった怪我でしょうね。
ここ最近調子が良く、相手に脅威を与えられる選手になっていたためこれは痛い。
ただ関根選手もここで結果を残してスタメン奪取を目論んでいるはず。
ベンチの松崎選手にも出番はあるか。
ちなみにリンセン選手はさすがにメンバー外。
[前半]
こういっては失礼だが、清水の戦術が思っていた以上に整理されていた。
シーズン前半戦は結果こそ引分に終わったものの、レッズの伊藤選手が退場していなければ、一方的な展開になっていてもおかしくなかった。
しかし清水は当時から監督が交代しており、特にビルドアップはGK含めて丁寧に繋いで浦和陣内へ攻め込むシーンが多かった。
また、FWのチアゴ・サンタナ選手はキープ力があるため、困った時のボールの預け先としても怖い存在。
ただレッズも、同様にビルドアップからチャンスを伺う。
試合開始直後には松尾選手のドリブルからシュートも清水GKの権田選手の守備範囲内。
松尾選手はその後も酒井選手のクロスを関根選手が落としたシーンでもシュートチャンスを迎えるが、これも得点とはならず。
それでも前半42分、モーベルグ選手の折り返しを関根選手がダイレクトシュート。
こぼれ球を松尾選手が詰め、先制点&移籍後リーグ戦初ゴール!
拮抗した前半だっただけに、先制パンチを喰らわせられたのは非常に大きい。
前半は1点リードで折り返し。
[後半]
後半も前半から引き続き、レッズが主導権を握るが、最後の精度が合わずに追加点が取り切れない。
後半中盤頃からはレッズも足が止まり始め、清水のパス回しに後手を踏むシーンが増え始める。
リカルド監督が動いたのは後半27分。
モーベルグ選手⇒馬渡選手、小泉選手⇒江坂選手。
馬渡選手が左SB、関根選手が右SH、明本選手が左SHへ。
するとその直後、前節同様に交代出場直後の江坂選手がチャンスメイク。
右サイドでの流れるようなパス交換から、江坂選手がグラウンダーのクロスを供給。
明本選手は合わせきれなかったが、清水DF原選手がゴールへ蹴り込んでしまいオウンゴールで追加点。
江坂選手のクロスの質が素晴らしかった。
2点差となり、失点の少ないレッズにとってはセーフティリードかと思われたが、後半34分に山原選手にブレ球のゴラッソをぶち込まれて1点差に。
これで少々ばたつきが出始めたレッズは、とにかく勝点3を得るべく、宮本選手・知念選手も投入して5バックの逃げ切り体制。
清水も長身FWのオ・セフン選手を投入してレッズゴールに迫るが、守り切って連勝達成!
[試合後]
これで暫定順位は7位まで浮上。
降格圏までは1桁の勝点差であるためまだまだ安心はできないが、残留争いの相手を直接叩けて何より。
そして松尾選手、移籍後リーグ戦初ゴールおめでとう。
ここ数試合の貢献度から、レッズサポーターは彼には是非ともゴールを決めてほしいと願っていたはず。
ごっつぁんゴールでもゴールはゴール。
リーグ戦はもう残り10試合強となったが、これからまだまだゴールを決めてほしい。
次節のリーグ戦は2週間後の川崎戦。
それまでには負傷者の復帰や、リンセン選手のコンディションも上がるはず。
今のチーム状況なら、下ではなく上を見据えたいものだ。
データ考察【2022年7月23日更新】
[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]
レッズのホームゲームでは伊藤選手の退場がなければ、一方的な試合展開になっていたと確信できるほど、レッズが主導権を握り続けていた。
しかし今回の清水のホームゲームでは、その印象が一変した。
監督が代わり、組織的なサッカーを志向するようになっており、正直清水のビルドアップには手を焼いた。
しかし、それでも今節はしっかりと勝ち切れたということが、チーム力の向上を示しているのかもしれない。
強いチームというのは、どんな試合展開でも勝ってしまうものだから。
[チャンスビルディングポイント:個人]
今節もチームに勝利をもたらす活躍の松尾選手。
試合開始直後のドリブル突破からのシュートも惜しいシーンだった。
リンセン選手が加入したことにより、FWはユンカー選手・木原選手と合計3名になったが、松尾選手も器用にこなしている。
ユンカー選手が故障離脱気味であること、リンセン選手は期待値は高いとはいえ、もちろん実力は未知数であることを考えると、松尾選手も選択肢として考えられるのは非常に助かる。
データ置き場
[試合ハイライト]
[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]
[ベストイレブン]
レッズからの選出はなし。
データ引用元:Football LAB