続いての記事は、名古屋から完全移籍加入の前田選手。
生粋の浦和っ子が、大分回り道をしての加入となった。
基本情報
- 選手名:前田 直輝(マエダ ナオキ)
- 生年月日:1994年11月17日
- 年齢:29歳
- 出身地:埼玉県
- ポジション:FW(WG)
経歴・出場成績
2023シーズン1試合あたり平均出場時間:27分
通算1試合当たり平均出場時間:約54分
シーズン平均先発出場試合数:約14試合
※いずれもリーグ戦のみ
育成に定評のある東京ヴェルディの下部組織からプロ入りを果たし、松本・横浜FM・名古屋に在籍後、今回レッズへの加入となった。
名古屋在籍後、一旦FCユトレヒト(オランダ)へ移籍したものの、目立った活躍はできずに(というか大怪我してしまいチャンスを活かせなかった)、昨シーズン途中に名古屋へ帰還。
その後も主に途中出場で出番はあったものの、得点やアシストという目に見える数字は残せず。
過去の出場成績を見ると、意外にも明確にレギュラーの地位を確立したのは名古屋移籍後。
それまではスタメン出場と途中出場が半々くらいの評価だったようだ。
プレースタイル・特徴
シーズン途中からの参戦だったこと、また途中出場が殆どであったことから、プレースタイル指標等はなし。
前田選手というと、右サイドから得意のドリブルでカットインして左足シュート!…というイメージが強いが、昨シーズン先発の2試合では中央で起用された模様。
長谷川監督の起用の意図は不明だが、これでは前田選手の特長は活かせなかったのでは…?
と、思ったのだけど、動画を観ると意外と何でもできるタイプか?
裏抜けからのシュートや、クロスに合わせたボレーシュート。
ケースによってはポストプレーなど。
とは言え体格は177㎝とそこまで大柄ではないため、基本的にはサイドアタッカーという位置づけで間違いないと思うが。
さて、前田選手と言えば、なんといってもドリブル。
ドリブルの偏差値は常に上位であり、2019シーズンではドリブルチャンス力がMAXの20を記録。
代名詞の右サイドからの突破は、対戦相手から恐怖の対象とされたに違いない。
獲得の意図・求められる役割
- 即戦力補強
- レッズキラーの獲得による失点の可能性減
前田選手はオランダのユトレヒトに移籍した実績を持つ程の実力者。
高卒プロ入り後、海外移籍の2022シーズンも含めると、既に12シーズンが経過。
来シーズン途中には30歳となり、ベテラン選手の域に入ってくる。
そんな選手の獲得ということであれば、即戦力補強というほかにあるまい。
仮に彼を右サイドで起用するとなると、現有戦力でライバルとなるのは大久保選手。
大久保選手はドリブル突破力こそ前田選手に引けを取らないが、いかんせんシュート・ラストパスの精度に欠けるため、ここを改善できなければチームとしては苦しい。
前田選手には、自身の活躍と共に、チーム内競争により攻撃力を活性化する役割が求められているのは言うまでもない。
そしてこれは付随的な話だが、前田選手はレッズの本拠地である浦和出身であるにもかかわらず(?)レッズ相手のゴールが多い泣
名古屋時代にはレッズ相手に1試合4ゴール決めたことも…。
レッズキラーを獲得することで、失点の可能性を少しでも減らすという狙いがある…のかもしれない。
プレー動画
データ出典元
- Football LAB https://www.football-lab.jp/
- Soccor D.B. https://soccer-db.net/