補強第5弾。
塩田仁史選手が、栃木SCより完全移籍加入。
塩田選手は、茨城県出身の39歳。
来シーズンプロ18年目となる、大ベテランだ。
地元茨城県の、水戸短大付属高校から流通経済大学へ進学し、プロ入りはFC東京。
その後、大宮アルディージャ、栃木SCへと移籍し、2021シーズンからはレッズの一員となる。
リーグデビューは2006シーズン、第33節の浦和レッズ戦。
確か勝てば初のリーグ優勝が決定する試合だったが、結果は0-0の引分。
結果として最終節の2位ガンバ大阪戦で雌雄を決することとなった。
そして地味に私はこの試合、味スタまで観に行っていた。
当時は高校生だったけど、たまたまクラスメートがチケットが余ったとかで誘ってもらい、リーグ優勝の瞬間に立ち会えるかも!とメチャメチャ楽しみにしていたなぁ。
結果としては、その機会を塩田選手に阻止されてしまったということになるのよね。
最終節のガンバ戦に勝利して優勝が決まったから良かったものの、仮に優勝できていなかったら、この移籍の際に当時を知るサポーターは複雑な心境になったことだろう笑
FC東京時代の通算出場試合数は、J2も含めると85試合。
11シーズン在籍しての数字なので、決して多い数字ではないけれど、日本代表の権田選手とのポジション争いもあっただろうし、そんな中でも全試合出場したシーズンもあり。
大宮では5シーズンで44試合、栃木SCは昨シーズンのみの所属で12試合。
ポジションを確立できているわけではないけれど、ここまでプロ生活を長く続けてこられたのは、恐らくいつでも試合に出られる準備を怠っていなかったり、練習への姿勢という面なのかもしれない。
そして塩田選手も、もちろん試合出場を望んでいるであろうが、レッズでは上記のような姿勢を見せることや、それこそいざという時に経験豊富なGKをベンチに据えられるというメリットがある。
福島選手の京都への期限付き移籍が決定したため、塩田選手の加入がなければ、メンバ
ー入りするGKが石井選手(19歳)と鈴木選手(18歳)という事態もあり得た。
逆に言えば、塩田選手の加入が決定したことで、石井選手の山口へ育成型期限付き移籍も決まったのだろう。
そのため2021シーズンはGK3人体制で臨むことになるのだろうが、いざという時はユースに所属している川崎選手(2年生・U-17日本代表候補)を2種登録すれば良いので問題ないと。
それにしても、浦和レッズユースからは質の高いGKが定期的に輩出されるね。
石井選手や鈴木選手みたいに、歳の近い選手だと、ポジションが1つしかないからどちらかしか出場できないし、非常に悩ましい問題。