■雑感
[試合ハイライト]
[スタメン・サブ]
柏レイソル戦のスタメン・サブはこちら。
手痛い逆転負けを喫した湘南戦から中2日ということもあり、スタメンを大幅に入れ替え。
連戦となったのは岩波選手と伊藤(敦)選手の2名だけ。
それ以外のポジションは、GKを含めて9人を入れ替え。
鈴木選手は前節、ミスから逆転弾を喰らってしまったが、東京五輪代表のバックアップメンバーに選出されたからか、今節はベンチ外に。
2トップには興梠選手・武藤選手とレッズを支え続けてきたベテラン2名が並ぶ。
柏はあまり調子が良くないだけに、連敗は避けたいところ。
本日は前半30分頃から観戦。
内容としては、レッズが主導権を握っており、ボールを奪われても、相変わらずのボールハンターぶりを発揮の柴戸選手を中心に、すぐさまプレスをかけて奪い返すシーンが目立った。
チャンスとしては、前半終了間際にデン選手のロングフィードが左サイド山中選手に通り、クロスがこぼれたところ、武藤選手にシュートチャンスが訪れるも、残念ながら上手くミートせず決定機逸。
決め切れなかったのは残念だが、レッズがペースを握ったまま、メンバー交代なく後半へ。
引き続きレッズがボールを保持し、主体的にサッカーを展開。
デン選手が持ち上がってスルーパスから、興梠選手が相手GKと1対1になるシーンもあったが、これもシュートは枠の外へ。
動き出しは流石だったけど、興梠選手であれば決めてくれると思っていた…今シーズンは未だに広島戦のPK1点のみと、本調子ではない。
そして後半16分、興梠選手・武藤選手に代えてユンカー選手・小泉選手を投入。
リカルド監督が勝負をかける。
ユンカー選手は交代直後に早速惜しいシュートを放つなど、レッズに更にリズムが出てくると、伏兵の一撃が均衡を破った。
左サイド山中選手のクロスがファーに流れたところを、関根選手が辛うじてトラップ。
粘って落とすと、走り込んだ宇賀神選手がダイレクトシュート。
これがサイドネットに決まるビューティフルゴールでレッズ先制。
宇賀神選手は2年ぶりのゴールということで。
今節、キャプテンマークのベテランが大仕事。
更に汰木選手・伊藤(敦)選手⇒明本選手・金子選手を交代した直後の81分には、山中選手のコーナーキックが流れた所を柴戸選手が左足シュート。
若干ダフり気味だったが、上手くコースに決まり追加点!
宇賀神選手同様、伏兵と言える柴戸選手のゴールで2点差に。
柏の攻撃は概ね縦にアバウトに蹴るものだったが、オルンガ選手ももういないため、効果的とは言えず。
デン選手のクリアが瀬川選手(だったかな?)に渡ったシーンが危なかったくらいで、このまま点差を守ってタイムアップ。
前節の逆転負けを払拭する勝利を挙げることができた。
今節はなんと言っても、恐らくシーズンでのゴールは1点取るか取らないかという宇賀神選手と柴戸選手の伏兵が決めてくれたことが全て。
彼らはポジション柄、点を取ることがメインではないものの、前線の選手が決定機を決められないイヤな試合展開の中、そんな彼らが決めて勝利してしまうのだから、サッカーとはわからないもんだ。
これでシーズン折り返しとなり、暫定順位は6位。
次節は中3日で、前半戦ではイヤな負け方をしたアビスパ福岡戦。
半沢直樹ではないが、「やられたらやり返す」ということで、リベンジ勝利を期待ですな。
続きはFootball LABデータ更新後にまた。
【2021年6月25日更新】
◼️データ考察
[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]
スタッツ面で言えば、前節の湘南戦の方が圧倒していたけれど、結果はご存じのとおり。
ただ今節も、主に攻撃面のポイントで上回れているということで、主導権を握って試合を進められる時間が増えていることは、非常にいい傾向。
ポゼッションサッカーとカウンターサッカー、どちらが好きかは個人差あると思うけど、どちらかと言えば私はポゼッションサッカーが好きかな。
ボールを保持される時間が長いと、必然と得点の機会は限られてくると思うし。
リーグ戦も半分が終わったところで、後半戦からは、前半戦で勝てなかったチームへのリベンジや、内容面で芳しくなかった相手にも改善を期待。
[チャンスビルディングポイント:個人]
今節のピックアップポイントは2点。
ユンカー選手は途中出場にもかかわらず、多くのシュートシーンに絡んだ。
終了間際の超決定機逸はらしくなかったが、丁寧にいきすぎたか。
今節は途中出場であったことから、恐らく次節のアビスパ福岡戦はスタメンが濃厚。
前回大戦では加入前だった福岡に対して、その脅威を発揮してほしいところ。
また、この試合ではデン選手が今シーズンのリーグ戦では初先発。
身体能力を活かした守備もさることながら、ビルドアップでレッズの攻撃に大いに貢献。
左サイドの山中選手への正確なロングボールで度々チャンスを演出した他、後半頭には自ら持ち上がって興梠選手へ決定的なスルーパス。
惜しくもアシストとはならなかったが、これまでの槙野選手・岩波選手の組み合わせに割って入れる出来栄え。
新加入のショルツ選手もおり、シーズン当初の層の薄さが噓のよう。
もちろん、藤原選手と工藤選手も負けずに割り込んできてほしいね。
■最後に
3連戦の2戦目。
初戦の逆転負けを払拭する完勝と、チームの確かな成長を感じられる内容の向上もあり、先行きは明るい。
ラストの福岡戦は、前半戦で完封負けを喫した相手。
リベンジを期待!
データ引用元:Football LAB