雑感
[試合前]
前節の神戸戦からの変更は、モーベルグ選手⇔関根選手のみ。
新加入発表のあったカンテ選手はさすがにベンチ入りなし。
[前半]
新潟はJ2からの昇格組だが、やっているサッカーはしっかりとパスを繋いでいくサッカー。
前線に強力な外国人選手を擁しているわけではないため、とりあえず前線にボールを放り込んで、あとはよろしくというサッカーではない。
元レッズの伊藤涼太郎選手や、トーマス・デン選手がそれぞれ攻撃・守備の核となり、ここまでは無敗の2位と好調だ。
試合は一進一退の攻防となるも、先手を取ったのは新潟。
右サイドから中央へのパスが小泉選手にヒットした結果、これが鈴木選手への絶妙なパスになってしまう。
ワントラップから右足を振りぬいたシュートは、西川選手の頭上を破り新潟が先制。
レッズはワンチャンスをものにされた。
先制した新潟は、GKも含めたパスワークでレッズのプレスを剥がしてくる。
レッズは中々ボールの取り所が定まらずに、苦しい展開。
前半20分過ぎ頃まで観戦してから所用で離脱、そしたら前半の内に逆転したわけだが…。
同点ゴールは酒井選手。
右足の豪快なシュートをゴールにぶち込んだ。
逆転ゴールは明本選手。
CKのこぼれ球に対し、ジャンピングボレーを放つと、これが綺麗にゴールに決まった。
既に今シーズンはセレッソ戦で逆転勝利を収めているが、今節も前半の内に逆転。
まだ5試合目であるものの、チームは着実に前進している様に感じる。
[後半]
所用から戻り、後半半ば頃から再度観戦。
レッズはCBのショルツ選手・マリウス選手が鉄壁であることに加え、本日得点者となった両SBの酒井選手・明本選手が強いため、新潟の攻撃陣は苦戦。
先制点はアンラッキーな部分と、シュートの上手さが重なった部分はあったものの、観戦中に危険なシーンはなし。
試合終了間際、伊藤涼太郎選手がFKを直接狙ったシーンがちょっと危うかったくらいかな。
レッズも西川選手を含めたボール回しで相手を疲れさせ、ゲームをコントロール。
追加点を取れれば息の根を止めることができただろうが、レッズも攻撃の精度に関してはまだまだ。
途中出場のモーベルグ選手・リンセン選手・安居選手らによりゴールが生まれることは残念ながらなかったが、同点に追いつかれることもなく、リーグ戦3連勝を飾った。
[試合後]
これで開幕2連敗後、3連勝で勝ち星が先行。
順位も暫定で5位まで上がってきた。
守備に関しては今節1失点してしまったものの、危ないシーンはそこまでなく、開幕の頃と比較すると安定が図れている。
課題はやはり攻撃力か。
勝星先行とは言え、1点差勝利だけなので、得失点差は未だにマイナス。
今節も、あくまで私が観始めた後は、追加点を取れるチャンスはなかった。
もっと強いチームであれば、ここで2点3点と追加点を取って、ゲームを完全に終わらせられている。
もちろん、スコルジャ監督は1年目なのでそこまでを求めるのは酷。
これから改善していくことを期待したい。
それにしても…タイミング悪すぎて、これまでレッズの得点シーンをオンタイムで観られていない…泣
次節の柏戦…は平日なのかぁー。
早く仕事を切り上げてオンタイムで観戦したいが、果たして。
データ考察
[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]
前節の神戸戦と比較すると、明らかに今節は完勝と言える数値。
失点は相手のシュートの上手さを褒めるしかないと思うが、それ以外は新潟に効果的な攻撃を許さず。
新潟のゴール期待値を0.278に抑え込んだ。
先制後はボールキープされる時間もあったものの、結果的にそれが相手のシュートチャンス創出には繋がっておらず、逆に同点・逆転後はしっかりとゲームをコントロールしていたと言えるのではないか。
神戸戦でショルツ選手・マリウス選手のCBコンビが完封を果たして能力の高さを見せつけたが、この試合でもそれは同様。
地上戦・空中戦共に安心して観ていられるね。
[チャンスビルディングポイント:個人]
関根選手はスタメン出場のチャンスを活かせたように思う。
ゴールやアシストという結果こそなかったが、ショルツ選手のヘディングシュートに繋がるクロスを供給したり、守備面でもしっかり奮闘。
攻撃特化ではあるが、イマイチ調子の上がらないモーベルグ選手より、現在は序列は上なのではないかな。
5節までの結果で気になるのは、攻撃陣の選手達にゴールがないこと。
興梠選手・リンセン選手・小泉選手・大久保選手・モーベルグ選手・関根選手あたりが未だにノーゴールは少し寂しい。
現在はボランチやSBの選手が得点を取れているため、どこからでも点が取れているとも言えるが、稼ぎ頭というのは必要になってくる。
カンテ選手が今後、それになってくれるのかもしれないけれど。
データ置き場
[試合ハイライト]
[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]
[ベストイレブン]
攻撃的ベストイレブンに酒井選手と明本選手、守備的ベストイレブンに岩尾選手。
酒井選手と明本選手はSBというポジションながら、同点ゴールと逆転ゴールを叩き込んだ。
また彼らは守備面でも対峙した相手に勝てる能力があるし、空中戦も強い。
ディフェンスラインはCBを含めてかなり強固だ。
[リーグ戦通算成績]
データ引用元:Football LAB