阿部選手の引退、宇賀神選手・槙野選手の退団が公式リリースされた11月。
まだまだ他チームの動きがない(もしくは発表されてないだけの可能性もある)中、引き続き契約満了選手の発表が。
個人的には非常に残念な、デン選手の退団。
デン選手はケニアのナイロビ出身、オーストラリア国籍のDF。
レッズに加入したのは2020シーズンからのため、在籍は2シーズンと短い。
また、リーグ戦の出場も昨シーズンは19試合、今シーズンはたったの2試合と、十分に出場機会を得られたとは言い難い。
だがしかし、そのポテンシャルは一級品であり、だからこそ個人的には非常に残念と表現した。
スピードを活かした守備や、FWに通す縦パスは非凡なものを持っており、チーム全体が苦しんだ昨シーズンでも、奮闘した姿を見せていた。
また、昨シーズンのJリーグベストゴールと私の中で名高い、ヴィッセル神戸戦の地を這うシュート、そしてその後のバック宙。
年齢も23歳とまだまだ若く、東京五輪を戦ったオーストラリア代表にも選出されており、これからの成長も含めて非常に楽しみだったのだが。
惜しむらくは、故障による稼働率の低さ。
昨シーズンも、故障でしばしば離脱を繰り返し、出場試合数が伸びなかったが、今シーズンはそれに輪をかけて故障が長期化。
どうやら、あの中田英寿氏も苦しんだ、グロインペイン症候群を患っていた模様。
今シーズンは最終的にショルツ選手が左CBのファーストチョイスとなり、右CBは岩波選手だった。
岩波選手もいいプレーを続けていたが、デン選手とショルツ選手のコンビも観てみたかった。
ショルツ選手はスピードがあるタイプではないけど、それはデン選手が補完できるし、両名共にビルドアップが上手い。
持ち運べるし、パスも出せる。
残念ながら妄想のコンビになってしまったけど…。
退団後の動向については、他の選手と同様に明記されていない。
ただ、他のJリーグのチームでは観たくないから、母国に戻って大活躍してほしいです笑