続いての移籍情報は、今シーズン途中からFC琉球へ育成型期限付き移籍をしていた武田選手。
来シーズンは、FC琉球と同カテゴリーの大宮アルディージャへ育成型期限付き移籍となることが決まった。
武田選手は今シーズンでプロ入り2シーズン目。
リカルド新監督を迎えた今シーズン、その左足からの技術が評価されたか、先発・途中出場で少しずつ出場機会を増やしていた。
確か、シーズン前の練習試合では武田選手がゴールを連発していた記憶もあり、その得点能力にも期待されていたはず。
だが、負傷というアクシデントから歯車が狂い始める。
序盤は中々勝点が積み上げられずに苦労した後、第7節鹿島戦・第8節清水戦に連勝して迎えた第9節徳島戦。
この連勝した2試合に先発していた武田選手は徳島戦も先発出場するものの、前半11分で負傷交代。
チームの調子が上向き始めた矢先に負傷離脱を強いられる。
その後、第17節名古屋戦に先発出場するものの、前半のみでベンチに下がると、その後はベンチ外の日々に。
出場機会を求めて琉球移籍後は、15試合2ゴールという成績。
とりあえずと言っては失礼かもしれないが、J初ゴールを決められたことは、一つ自身になったんじゃないかな。
ただリーグ戦の最後4試合はベンチ外に。
琉球はシーズン終盤、チーム状況が低空飛行であったため、選手の入れ替えで打開したかったのか、大宮への移籍が決まっていたからなのか、戦術的な問題なのか…。
武田選手のチャンスビルディングポイントは上記。
J2途中加入という事情はあれど、パスレシーブ・シュート・ゴールが多少良いという位なので、例えば同じ途中加入でドリブルポイントが29位だった伊藤涼太郎選手と異なり、インパクトは薄い。
彼の特長は精度の高い左足と、得点力。
だが伊藤涼太郎選手同様、プレー強度にまだ難ありという面が垣間見えており、現状レッズでの最後の試合となった名古屋戦についても、簡単にボールを失ってしまうシーンがあった。
まずはその強度を身につけること。
その上で、大宮で10ゴール・10アシスト位の成績を残し、満を持してレッズに復帰!というストーリーが望ましい。
むしろそういうストーリーでないと、武田選手も来シーズンでプロ3年目のため、翌々シーズンのレッズへの復帰が怪しくなってくる。
なので、武田選手の大活躍で翌々シーズンにはJ1でさいたまダービーが実現することが、望ましい未来なのかもね笑
【プレー動画】
データ出典元:Football LAB