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【試合レビュー】【DAZN観戦】「カンテ選手は攻撃の起点となれそう」リーグ戦第7節*名古屋グランパス戦(△0-0)

 雑感 

[試合前]

スタメン・サブ:名古屋グランパス戦


スタメンはここ最近は不動となりつつある面々。

 

一方、ベンチには松崎選手とカンテ選手。

 

柴戸選手も負傷から復帰してベンチ入りを果たした。

 

[前半]

最初のチャンスはレッズ。

 

ビルドアップから中央の興梠選手が右サイドの大久保選手へ展開すると、大久保選手が対面の藤井選手を股抜きドリブルで突破。

 

中央への折り返しに伊藤選手が右足を振り抜くが、これはGK正面に飛んでしまった。

 

しかし流れは徐々に名古屋へ。

 

ビルドアップミスから度々カウンターでゴールに迫られる。

 

相手の攻撃陣はレッズから期限付き移籍中のユンカー選手に、マテウス選手、永井選手と速くて強い選手達が揃っている。

 

奪われると一気にレッズゴールまでボールを運ばれてしまうため、非常に危険。

 

また、FKやCKはキッカーのマテウス選手が速くて正確なボールを供給してくるため、こちらも非常に厄介。

 

レッズ守備陣からすれば、かなり神経を使う展開になったものの、得点を許さずに凌ぎきり、後半へ。

 

[後半]

選手交代なく迎えた後半、どちらのチームにも決定機が生み出される展開に。

 

名古屋は54分、裏へのボールに抜け出た永井選手が一気に加速し西川選手と1対1になるも、シュートは枠外へと外れて難を逃れる。

 

レッズはショルツ選手と酒井選手が残っていたが、リスクマネジメントが少し甘かった。

 

対するレッズは58分、右サイドをビルドアップで突破すると、伊藤選手が中央へとグラウンダーの折り返し。

 

ここに走り込んだ小泉選手がフリーで合わせる大チャンスも、シュートは枠外へ。

 

直前で少しボールがバウンドしていたとは言え、せめて枠内に飛ばしてほしかったシーン。

 

スコルジャ監督も、思わずしゃがみ込んでいた笑

 

72分には中盤のボールの競り合いで押し負けると、マテウス選手が西川選手と1対1になる大ピンチ。

 

しかしこのシーンもシュートは枠外へ。

 

83分には、CKの流れから、ユンカー選手にシュートを撃たれるも、西川選手が至近距離でセーブし得点を許さず。

 

そして後半アディショナルタイム、大久保選手からパスを受けたカンテ選手が上手くタメを作ると、サイドを駆け上がった大久保選手へ絶妙なリターンパス。

 

大久保選手がラストパスを送ると、逆サイドにはフリーで途中出場の松崎選手が…!

 

だが何と、ここで痛恨のトラップミス。

 

ボールはそのままGKにキャッチされ、勝点3はスルリと逃げていった。

 

試合はスコアレスドローで決着。

 

[試合後]

レッズにも名古屋にも決定機があったものの、どちらも決め切れなかったことから、引分は妥当と言えるか。

 

最後に松崎選手が決定機を迎えたシーンが印象的なので、勝ちを拾えたという印象が強いが、決定機数では名古屋の方が多かったように思うし。

 

ユンカー選手に決められて負けるという最悪のシナリオは避けられた笑

 

上記の様に守備陣は本日も奮闘。

 

酒井選手が負傷交代、明本選手も警告を受けるなど代償はあるが、完封で勝点1獲得に貢献。

 

攻撃陣は引き続きあと一歩。

 

今節はビルドアップに苦しんだこと、また悪い意味で印象的だったのは、中盤での競り合いの弱さ。

 

伊藤選手は五分五分のボールでも競り勝ってマイボールにできるが、それ以外の選手が球際に弱い。

 

途中出場の安居選手・柴戸選手は逆に強いタイプなので、AFCチャンピオンズリーグ決勝では出番ありそうかな。

 

また、カンテ選手はフィニッシュワークの部分は不明だが、ボールを収められて攻撃の起点となれるタイプであることが判明。

 

終了間際の大久保選手へのスルーパスは痺れた。

 

リンセン選手がフィニッシュ特化タイプっぽく、ビルドアップの部分では今一つチームと噛み合っていないことを考えると、カンテ選手の出番が増えそうな予感。

 

柴戸選手は負傷から復帰し、出場時間は短かったが、ターンから逆サイドにボールを展開するなどらしいプレーあり。

 

安居選手が現状はトップ下枠で考えられているため、ひとまずは平野選手(と堀内選手)との競争になるね。

 

連勝はストップしたが、次節の札幌戦からまた連勝街道を走りたい。

 

今年は飛びぬけて強いチームはいなさそうだし、上位に着いていければひょっとするかも。

 

【2023年4月14日更新】

 データ考察

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

チャンスビルディングポイント:チーム

スタッツ


各数値はスコアに表れているように拮抗。

 

11本ものCKを与え、かつキッカーはマテウス選手であったが、無失点に抑えたのは見事。

 

ただ、ゴール期待値は倍近くの開きあり。

 

客観的に見て、ゴールに近かったのは名古屋ということではあるが、守備の安定が勝点1をもたらしたという点については疑いようがないだろう。

 

シュート数に着眼すると、この試合は8本だが、今季平均は9.3。

 

イメージだけど、シュート数が2桁にいかないのは攻撃が上手くいっていないという印象。

 

スコルジャ監督、改善を頼みます。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

チャンスビルディングポイント:攻撃

チャンスビルディングポイント:奪取

 

攻撃のチャンスビルディングポイントは大久保選手がトップ。

 

この試合は特長のドリブルも冴えており、先発した攻撃陣の選手では最も良いパフォーマンスだったのでは。

 

一方で、これまでの成績は得点0のアシスト1と物足りない。

 

モーベルグ選手が不調である今、チームの浮上は大久保選手にかかっていると言っても過言ではない。

 

札幌戦はゴールを。

 

また、名古屋の話にはなるが、奪取ポイントは両ボランチがワンツーフィニッシュ。

 

良い意味で(いや悪い意味か?)、とても厄介でした。

 

 データ置き場

[試合ハイライト]


www.youtube.com

 

[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]

チャンスビルディングポイント:2023シーズン_攻撃

チャンスビルディングポイント:2023シーズン_守備

 

[ベストイレブン]

守備的ベストイレブン

 

守備的ベストイレブンに西川選手が選出。

 

現在36歳、今年で37歳となる大ベテランだが、パフォーマンスが低下するどころか年々進化を続けている。

 

鈴木選手の超えるべき壁はまだ高い…。

 

[リーグ戦通算成績]

リーグ戦通算成績_2023シーズン

 

データ引用元:Football LAB