和製コルドバが追いかける、赤き血のイレブン達。

浦和レッズと読了書籍についてマイペースに綴ってまいります。

【試合レビュー】「大槻監督の無敗記録は継続」リーグ戦第15節*サガン鳥栖(〇2-1)

我らが浦和レッズは、オリヴェイラ監督の不振に伴う解任により、大槻監督を正式監督に据えて再発進することとなりました。

 

オリヴェイラ監督の解任自体は、至極まっとうなものかと思っております。

私自身も、当ブログであくまでもポジティブに試合を振り返ると最初に宣言しておきながら、シーズンが進むにつれて、その言葉とは裏腹に、疑念を抱いておりました。

 

昨シーズン後半こそ、途中就任からチームを立て直し、天皇杯優勝まで導いたオリヴェイラ前監督でしたが、今シーズンは開幕から低調な試合が連続していました。

 

シーズンインからのキャンプでは、フィジカルトレーニングにほとんどの時間を費やし、戦術的なトレーニングは僅か。

それに関しては実戦中に補うという方針には、特段異論はなかったのですが…。

 

如何せん、改善の兆しが見えなさ過ぎたというのが正直なところですか。

サポーターの方々が恐らく臨んだであろう、補強戦力を持て余さずに使いこなし、相手をなぎ倒す、という試合は全く見られず、どう攻めてどう守り、どう勝つのかが見えない試合が殆どだったかと思います。

 

それでも、結果が残せていた時はまだそれがエクスキューズとなっていましたが、チームが連敗すると、上記の「狙いが見えない」という試合内容も相まって、試合を観戦していても、ストレスが溜まる一方となり、私は浦和レッズから少々距離を置きました。

そして、解任直前のリーグ戦ではサンフレッチェ広島に0-4の敗戦を喫し、チームが崩壊状態となり、フロントもさすがに決断せざるを得なかったようです。

 

大槻監督正式就任後、初戦の川崎戦は、ATの森脇選手の劇的ゴールにより引き分けに持ち込みました。

今節の鳥栖戦は、DAZNで生観戦しましたのでレビューを更新します。

 

■雑感


【公式】ハイライト:浦和レッズvsサガン鳥栖 明治安田生命J1リーグ 第15節 2019/6/15

 

試合経過から申し上げると、前半の早い時間帯に鳥栖の安選手に決められ先制されますが、前半の内に宇賀神選手のゴールで同点に。

後半ATに興梠選手の決勝ゴールが決まり、逆転勝ちを収めました。

 

大槻監督、なんという強運の持ち主。

前節に引き続き、後半ATのゴールにより、勝ち点の上積みに成功しました。

前節の森脇選手のゴールも、シュート自体は明らかに枠外でしたが、それが谷口選手の体に当たったことで、上手くゴールマウスへ転がり込んだものでした。

今節のゴールも、マルティノス選手のパスが相手選手(多分原川選手)に当たり、上手いことクロスっぽくなり、更に三丸選手の目測誤りも重なった結果、興梠選手のシュートチャンスに繋がったものでした。

 

もちろん、それをしっかり落ち着いて沈める興梠選手もさすがと言えばさすがなんですけどね。

 

とにかく、ここ最近結果が残せていなかったリーグ戦で勝利をおさめられたことは、チームとしてプラスでしょう。

 

選手起用に目を向けると、これまで出場機会が限られていた柴戸選手および岩武選手の明大コンビの起用が印象的ですね。

両選手ともに、安心と信頼の明大ブランド(と勝手に名付けております)ですし、まだまだ伸びしろがあるでしょうから、試合経験が血となり肉となり、成長していってくれるでしょう。

 

これまでの主力で、怪我明けの選手という位置づけでは、ファブリシオ選手橋岡選手がメンバー外でした。

コンディションが上がりきっていないという判断なのでしょうね。

 

試合前会見でも、大槻監督は「レギュラーという言葉はない」と仰っていました。

もちろんこの言葉通りではなく、ある程度のベースはあるとは思うんですが、しっかりとした競争の上に試合に出るメンバーが決まる、とメディアを通じて選手に訴えかけているのではないかと思うんですね。

それはメディアを通じてだけではなく、チームにも当然のこととして伝達し、植え付けようとしているからこそなのではないかと思っています。

 

そんな大槻監督がこれからどのようにチームをマネジメントしていくのか、過度な期待は控えつつ、これから追いかけていきたいです。

 

またFootball LABのデータ更新後に、本記事も更新したいと思います。

何はともあれ、結果が出たのは喜ばしいことです。

次節のACLも、臆すことなく闘い抜いてほしいですね。

 

【6月27日追記】

Football LAB様のデータが更新されましたので、本記事も更新いたします。

まず、スタメンは以下の通りとなりました。

 

[スタメン]

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先日も述べたとおり、明大コンビの若くフレッシュな選手を起用しているあたり、チーム内競争の活性化を狙っていることがわかります。

また、先日の監督交代時の社長等とGMのコメントから、大槻監督には世代交代の推進も求められている模様ですので、それを実践したということになります。

ただ勿論、それありきのスタメンではないと思いますので、あくまで柴戸選手や岩武選手は、毎日の練習でスタメンにふさわしいパフォーマンスを披露していたということにつきるのでしょう。

 

[チャンスビルディングポイント:チーム]

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クロスおよびドリブルは鳥栖の方が上回りました。

試合では小野選手のドリブル等、サイドからの攻撃に手を焼いていた印象があります。

失点時も左サイド(浦和の右サイド)からのクロスを合わせられたものでしたし、サイドの攻防ではイマイチ主導権を握れていなかったことが、数字に表れていると言えます。

 

ドリブルに関しても、これまで同様に数値としては低いままです。

ドリブルは、当該スキルを持った選手がいないとどうにもならないのでしょうがないところではあると思います。

ドリブラーの選手が、監督の戦術によってこれまでドリブルを制限されていた、となれば話は別ですが、そもそも今の浦和のスタメンにドリブラーはいません。

こればかりは、戦術や練習でどうにかなるものではないと思いますので、現有戦力の台頭を除くと、改善するとなればそれこそ補強しか手はないでしょうね。

 

原口選手(現ハノーファー)関根選手(現インゴルシュタット)に戻ってきてもらうのが一番良いのでしょうが、個人的には彼らにはまだまだ海外で活躍してほしい思いがありますので、それは先の楽しみに取っておきたいと思っています。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]


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攻撃は鳥栖の小野選手、パスは青木選手、守備は岩波選手がトップでした。

青木選手に関しては、特にボールの配給役として運動量豊富に動き回っていました。

後半、宇賀神選手に繋いだ細かいパス交換からのスルーパスは思わず唸ってしまいました。

相方の柴戸選手の出来がこの試合は今一つだったこともあり、青木選手の活躍は際立っていたと思います。

 

また、岩波選手もこの試合ではスーパープレーを見せてくれました。

後半、カウンターのピンチからペナルティエリア内でシュートを撃たれたところで、ゴールマウスのカバーに入り、失点を阻止。

ボールは西川選手を突破し、枠内に飛んでいましたので、岩波選手のスーパーカバーがなければ間違いなく失点していました。

この試合の勝敗の分かれ目となった1プレーと言っても過言ではないでしょう。

 

それ以外では、繰り返しになりますが、ドリブルのチーム最高は途中出場のマルティノス選手がトップ笑

ドリブルで相手守備陣に風穴を開けられる選手の台頭および獲得が必須ですね。

 

 

 

この試合とは関係ありませんでしたが、ACLノックアウトステージ1回戦で、浦和レッズは韓国の蔚山現代に2戦合4-2で勝利し、準々決勝に駒を進めました。

大槻監督の修正力がズバリ的中。

この流れを続けてほしいですね。

 

データ引用元:Football LAB