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【浦和レッズ】2020シーズン新強化体制記者会見について

お疲れ様です。

 

タイトルのとおり、レッズは2020シーズンの新強化体制、および大槻監督の続投を発表。

 

前回の記事で大槻監督の続投は厳しい…と綴った翌日に続投発表となり、何ともいたたまれない気持ちになったけど、公式で発表されたということで、それはそれで事実として受け入れつつ。

 

新強化体制発表については、様々なところで様々な考察がなされており、私が同じことやったところで何番煎じになるんだって話になるので、前回同様、思いついたままにつらつらと書いていくスタイルでいこうかと。

 

この発表については、もちろん賛否両論あり、まぁどちらかというとネガティブな印象を持たれた方も多いかと思うんだけど、私も手放しでは喜べなかった人物のひとり。

 

ポジティブに捉えられない理由として考えられるのは…

①大槻監督続投理由が不明瞭

②変わりばえのしないクラブ人事へのマンネリ感

が大きい。

 

①については、土田氏が「浦和の責任」というキーワードを頻繁に用いて説明されているけど、そもそも「浦和の責任」って何なのかがよくわからない。

 

土田氏は「浦和の街を理解する」「サッカー文化が根付き、歴史がある」「熱いファン・サポーターが住んでいる」、その街をホームタウンにしている責任、また埼玉スタジアムでプレーする責任というものが、浦和の責任だと仰っている。

 

そしてそれをチームとして共有し、実行できるから大槻監督の続投を決めた、と。

 

確かに、大槻監督はシーズン中からそれらしきフレーズを多用していた記憶はあるけど、個人的にそれって今更共有するようなことか?と考えてしまうし、何だか定義の曖昧なキーワードでごまかされた感もある。

 

また、大槻監督はシーズン途中からの難しいタイミングでの就任となったというところは理解できる。

 

だけど、目の前の勝点を取りに行くことを優先し、本来大槻監督が目指すサッカー(攻撃的サッカー)に取り組めなかった、という説明には疑問が残る。

 

そもそも目の前の勝点を取りに行っていたとしても、結果が伴っていない。

 

前回記事でも述べたように、21試合で勝点20。

 

これが現実だし、土田氏の説明する来シーズンから目指すサッカーは「高い位置で奪ってカウンターで相手ゴールを陥れる」という風にも捉えられるけど、今シーズンも同様の戦い方を結構やっていたような。

 

だけど結局プレスをかいくぐられて膨大な中盤および最終ラインのスペースを使われてあえなく失点というシーンを頻繁に目にしたような気がするのだが…。

 

もしかしたら、それは今後の補強なりでそれに合った選手を獲得するということなのかもしれないけど。

 

今回の説明で、大槻監督続投に納得できた人はあんまりいないんじゃないかな。

 

②についてだけど、ここ数年レッズは再登板とか、OB人事とか、Jリーグの他クラブ経験者の登用を結構繰り返しているような印象がある(他チームを調べたわけではないので印象かもしれないけど)。

 

ゼリコ・ペトロビッチ監督とか、堀氏とか、大槻監督とか、今回の土田氏や西野氏、ミハイロ・ペトロビッチ監督とか、オズワルド・オリヴェイラ監督とか。

 

監督じゃなくて選手でも、例えば外国籍選手を獲得する場合でも大体はJリーグの他クラブで活躍した選手を引っ張ってくるか、あとはコネのある(?)ポンテ氏のルートから獲得するかの2択しかないような印象。

 

今シーズン14位となり、変化がなければ来シーズンの降格も現実味を帯びてくる中で、結局これまでとあまり変化のない人事ということに、ガッカリした人も多いのでは。

 

監督やら選手が未知数だと勿論リスクもある。

 

けどポジティブに考えれば、監督は「選手をフラットな目線で評価することができる」から、これまで出場機会があった選手にしろなかった選手にしろ、監督に認めてもらえるように必死にプレーする必要がある。

 

その点、フィンケ氏は好きだった。

 

私の好きな若手登用結構してくれたし笑

 

選手は選手で「どんな選手なのかな?」という未知数ゆえの興味が湧く。

 

まぁ、イリッチ選手のようになってしまう可能性もはらんでるけど…笑

 

結論、①②によって来シーズンは今シーズンと変わりばえがない=期待ができない、と捉えられてしまったのではないか。

 

ただ長期的に見れば、3カ年計画を立てて、しっかりチーム作りをしていこうというプランが見えたことはポジティブな面。

 

選手の加入・退団の情報は公式発表のあった森脇選手と岩舘選手の退団以外全然ないけど、これから出てくることになるのかな。