森脇選手、7年間ありがとうございました。
そして、とっても寂しくなるな、と言うのが率直な感想。
先日、浦和レッズの2019シーズンは終了。
天皇杯敗退済みのレッズのシーズン最後の試合となる、リーグ最終節ガンバ戦前に、森脇選手の退団が発表された。
森脇選手は2013シーズンから加入。
当時はまだミハイロ・ペトロビッチ監督がいらした時で、槙野選手や柏木選手らと共に、同監督が目指したサッカーをよく知る選手として獲得された。
当時私自身はどう思っていたか…実はあんまり良い印象はなかった。
って言うのは、別にプレーの評価をしていたわけではなかったんだけれども。
要は、またサンフレッチェの選手を獲得することで、当時は散々ネット上で目にしていたレッズを揶揄ワードを見るのが嫌だった。
プレー面に関しても、良く知っているわけではなかった。
ポジションは3バックの右ということで、当時レギュラーだった坪井選手のポジションになるということは明確だったから、そこは理にかなっていたとは思うけどね。
ちなみに坪井選手は私の大好きな選手だ。
プレースタイル私と似てるから。
あと足下が怪しいところも笑
だけど、当時のサッカーをする上では、ボールを保持する時間が長かったし、ビルドアップに長けた選手の方がマッチすることは明白だったから、必然の補強だったよね。
そんなこんなでレッズに加入した森脇選手だけど、7年間もレッズに在籍するだけあって、違わぬ活躍を見せてくれた。
退団記事なので、短所は無視していいところだけ書くよ笑
個人的にすごいと思うところは、
①技術がめっちゃ高い
②キャラクターが良い
この2点。
①については、レッズでしっかりと彼のプレーを観るようになってから、初めて知ることができた。
先述したビルドアップに関する能力が非常に高い。
パスの精度は高いし、かつその選択が上手い。
ギリギリまでパスコースを見極められるから、サイドに簡単に出すだけじゃなくて、FWへの楔のパスもバシバシ通せてた。
ショートパスだけじゃなくて、ロングパスも一級品。
逆サイドへのロングパスも確実に通せてた。
更にはトラップが上手い。
ショートパスや逆サイドからのロングパスを、最適な所に転がす技術が非常に高かった。
あんまりスピードはなかったけど、技術が高いおかげでドリブルができないわけではなかったし、相手に寄せられても慌てずに、パスするのか、自分で持っていくべきなのかの判断が適切にできていた。
これらの特長のおかげで、右サイドからの攻撃の破壊力が段違いに増した。
更に、翌シーズンから関根選手が昇格して右サイドで森脇選手と組んでからは、その破壊力がまた増したよね。
ドリブルが得意な関根選手を上手く活かすように、前向きに受けられるようなパスを送ったり、時には前線に上がってコンビネーションで崩したり。
この時は本当に良く点が取れてたし、この2人のコンビでアシストした点はかなりあったんじゃないかな。
足下の技術は衰えないし、カテゴリー問わず、きっとこれからもまだまだ需要はあるんじゃないかな。
続いて②は皆さんご存知のとおり笑
まぁ良い意味でウザいというか笑
お立ち台でのブーイング、カップを掲げる際の森脇芸、SNSでの腹が立つ動画笑、などなど、そのキャラはプレー以外にもサポーターを大いに笑顔にさせてくれた。
確か2016シーズン、あの忌まわしいレギュレーションのお陰で、年間優勝を逃してどん底まで気持ちが落ちていたのこと。
確かSNSで、森脇選手が投稿していた動画を観て、かなり元気が出た記憶がある。
相変わらずウザかったんだけど笑
そんなキャラクターが、レッズを去ってしまうと思うと悲しい。
京都でも、きっと愛される選手になるんだと思う。
まだまだ33歳、もっとプレーとあのキャラクターで、多くの人を笑顔にさせてほしいね。