退団4人目。
武富孝介選手が京都サンガFCへ完全移籍となった。
武富選手はプロ生活12年の30歳。
柏レイソルの下部組織出身で、トップ昇格してからはロアッソ熊本や湘南ベルマーレへの期限付き移籍を経験しつつ、籍は柏にずっとあったんだね。
浦和に移籍する前の2017シーズンがキャリアハイの9ゴール。
試合出場数も26試合だからフル出場とは言えない中で、この数字は決定力が高くないとできない。
浦和に来たのは2018シーズンだから計3シーズン在籍したわけだけれど、残念ながら3シーズンで16。
2019シーズンには湘南に期限付き移籍していた期間があったから、厳密にいえば2.5シーズン位なのかな。
この試合出場数もあり、彼の長所が最後まで分からなかった。
ただ、これはここ数年のレッズのゴタゴタが原因ともいえる。
武富選手のプレースタイルでの長所は、ワンタッチシュートおよびヘディングシュート。
サイドからのクロスに対し、ボックス内でワンタッチ、特にヘディングで決めきる技術があるということ。
身長は173㎝と高くないが、加入決定後に見たプレー集でヘディングの打点が高かったのを覚えている。
ただレッズではそもそも出場機会が限られていたのもあるし、今シーズンはサイドハーフという、彼の長所が活かされにくいポジションに起用された試合も多かった。
起用方法を間違えたのでは…と思うのだけれど。
FWで出場していても、いいクロスが供給されるわけではなかったしね。
ミハイロ ペトロビッチ監督時代であれば、武藤選手がワンタッチゴーラーとして名を馳せたように、武富選手も大活躍できたんじゃないかな。
そんな武富選手は、チョウキジェ氏が監督に内定している、J2京都サンガへの移籍。
湘南時代にもキジェ監督の指導を受けており、今回も同氏を追うように京都への移籍が決定したということは、去年色々と騒動があった中ではあるが、その報道は真ではない、という意思なのか。
他にも何人か、湘南時代にキジェ監督の指導を受けていた選手は京都への移籍を決めている。
彼らは、同監督の腹心とでもいうのだろうか。
レッズ関係では、既に在籍している李忠成選手・森脇選手に加えて、武富選手が加入し、更に福島選手や荻原選手も加入する。
京都がJ1に昇格し、レッズとの試合で彼らが試合に出場でもしたら、ピッチ上で立派な同窓会が開催できそうな勢い。
いや勿論、レッズがJ1にいることが条件だけど笑
データ引用元:Football LAB