個人的な話になるが、2月3月は仕事に追われるダメな生活だった。
職場から自宅までは20分程度で帰れるため、それまではよっぽどのことがなければ、子供たちの起きている時間に帰れたし、寝かしつけにも参加できた。
しかし、特に3月は残業過多となり、帰るころには子供たちが寝てしまっていることが殆どであった。
先日読んだ書籍にも、忙しい時こそ勉強をすべきと書かれていたにも関わらず、それを実行できず、まさしく時間を支配されてしまった。
4月からは心機一転、名古屋での勤務となったため、そんな自分を戒めるためにと購入。
書籍は各章ごとに、「30代で身に付けておくべき○○力」と分けられている。
例えば、「30代で身に付けておくべき仕事力」とあれば、仕事の仕方や、仕事に対する考え方について書いてある。
また、「30代で身に付けておくべき習慣力」とあれば、習慣とすべきものや、逆やめるべきものについて書いてある。
その中でも、読書を習慣とすべきと書かれていたことには、非常に共感する。
昨年は1年間、中々厳しい時間を過ごしたけれども、それを乗り越えさせてくれたものは本であったから。
例えばこれまで読んだ書籍に書いてあった、印象に残った言葉を毎朝の仕事前に紙に書き出していた。
それにより、自分の方向性や行動指針を再確認し、迷いなく行動に移せるようにしていた。
また、お気に入りのズラタンの本をデスクに飾り、ふとした時に目にすることで、自分のモチベーションへと繋げていた。
本著には、書店で本を眺めることで、どんな本が売れていて、世間でどんなことが求められているのかが多少なりとも分かってくると書かれていた。
確かに、書店に並べられている、特に人の目につく場所に陳列されているものについては、売れ行きが好調であるものと考えられる。
それは、人々が欲しがっている情報ということになるから、現在のトレンドを知る機会ということにもなるということだ。
また、それにより会話のネタにもなり得るし、ここは大いに共感したところ。
SNSとの付き合い方について、著者は否定的であったが、個人的には使い方次第だと思う。
「いいね」を求めるだけなのであれば、使う必要はないというのは、私も同感。
ただ、私はTwitterやブログはアウトプットのトレーニングの場として考えている。
この使い方であれば、本著内でもアウトプットをより意識しようと著者が述べていることと合致するし、特段問題ないものと考える。
アウトプットも、結局は数をこなさないとその力は向上しない。
それは、自らの口から発せられるものもそうであるし、この様な文書で表記されるものも同様と考えている。
であれば、SNSとはこれからも前向きに付き合っていきたい。
深く言及するのはこれ位にするが、全般を通して、著者は「失敗を恐れずにチャレンジし続け、自分で物事を考えて決めなさい」と言いたいように感じた。
確かに、現在は部下もいるし、逆に上司もいるので、難しいポジションにいる。
難しい舵取りを迫られることもあるし、失敗が怖い時もある。
だけど、30代を無駄に過ごせば、その先は間違いなく暗い。
自分の可能性を信じて、チャレンジを続けていきたい。