■雑感
[試合ハイライト]
[スタメン・サブ]
メンバーはここ最近と代わり映えなし。
セレッソ戦も内容は悪くなかったし、わざわざ大幅に入れ替える必要もないと踏んだか。
試合は開始早々に動く。
左サイドの山中選手のクロスに、走りこんだ西選手が合わせて電光石火の先制点。
左SBから右SBへというリスクを冒した攻撃が功を奏して、先制パンチを喰らわせることに成功。
このまま畳みかけられれば良かったが、前半飲水タイム直前、町田選手のシュートが槙野選手に当たり、コースが変わってゴールイン。
若干守備面で緩い場面が続いていたため、耐えたい時間帯であったが…。
先制後は大分のパス回しに手を焼き、逆にレッズのビルドアップは中々上手くいかず。
前半はこのまま同点でも御の字だったが、41分に町田選手に逆転弾を許す。
ビルドアップをカットされたところから、そのまま高い位置にいた町田選手に通され、シュートを決められてしまった。
このシーン、町田選手は一度トラップを失敗しているが、そのボールが槙野選手に当たり、再び町田選手の足元に転がる不運。
その後もショートカウンターから大分に決定機を作られるも、相手のシュートが枠を外れて難を逃れた。
1点ビハインドで前半終了。
後半、レッズは開始から杉本選手に代えて伊藤(敦)選手を投入。
彼も小泉選手と同様、状況に応じてパスとドリブルをうまく使い分けられる。
後半、大分があまり前に出なくなったこともあってか、レッズはボールは保持できているが、相手守備網を突破はできていない時間が続く。
飲水タイムと同時に、関根選手⇒田中選手、武藤選手⇒興梠選手。
まずはとにかく同点に、というところで今日は槙野選手がよく登場。
75分、セットプレーの流れから、最後は小泉選手のロブパスに槙野選手が合わせてゴールイン。
そしてその6分後、この男がやってくれた。
汰木選手から左サイド、スペースに走った明本選手が中央へグラウンダーのアーリークロス。
小泉選手はコントロールが乱れて撃ち切れなかったが、こぼれ球を右サイドから猛然と走りこんだ田中選手が蹴りこんで再逆転!
試合終了間際には、パワープレーから危険なシーンがいくつかあったが、西川選手のセーブでしのぎ、タフな試合を制した。
後半、同点になってからは大分も前に出てくるようになり、田中選手の逆転弾に繋がった。
そういう意味では、槙野選手と、そしてなんと言っても槙野選手に絶妙なアシストの小泉選手が素晴らしかったね。
森保日本代表監督にはどう映ったかな。
ではまたFootball LABデータ更新後に。
【2021年4月26日更新】
◼️データ考察
[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]
今シーズン初の3得点ということで、攻撃面での数値は上々。
相手の大分も、一時は逆転され、かつ追加点を取られそうなシーンもあったことから、サッカー自体は全然悪くない印象であり、それがスタッツのゴール期待値に反映されている。
実際、得点シーン以外に決定機と呼べるシーンはレッズでは思い浮かばないけど、大分は前半終盤の1対1や、試合終了間際の立て続けの決定機など、「決めていれば」という場面が複数回。
レッズとしては、相手のシュート精度と西川選手に助けられた形にもなったかな。
ただ、前半から後半に向けて、選手交代や戦術面での修正を図ったことでこの結果にもなったということは間違いないので、今後が楽しみになる逆転勝ちだった。
[チャンスビルディングポイント:個人]
後半の2アシストで逆転勝利の立役者となった、小泉選手が攻撃トップ。
小泉選手は、攻撃ポイントでリーグ15位。
上位には首位の川崎や、攻撃サッカーに定評のある横浜F・マリノス、今年好調の鳥栖勢が占める中の成績。
まさに今のレッズには欠かせない存在となっている。
移籍が決定してから、色々な媒体から情報を集めて彼の特長は予習していたけど、本当に逆足である左足の精度がメチャクチャ高い。
ドリブルしてても普通に左足で遜色なくボールコントロールしているし、逆サイドへのロングボールも左足で、しかもライナー性のボール(!)を配給。
それに加えて、ボールの置き所が秀逸だから、簡単にボールを失わないのも強み。
彼の疲労が蓄積されたり、怪我で離脱してしまった時が今から心配だ…。
■最後に
見事な再逆転勝利により、リーグ戦はここ5試合で4勝1敗。
ルヴァンカップも若手選手を起用しながら勝利を掴むなど、ここにきて勢いが出てきた。
次は水曜日のルヴァンカップ湘南戦。
特に応援している伊藤(涼)選手と大久保選手、最近は出場機会を掴めていないが、ルヴァンカップでまず一つ結果を残し、リーグ戦に絡んできてほしい。
シーズンは長い、必ずチャンスは来ると信じて。
データ引用元:Football LAB