待ちに待ったストライカーの補強がやってきた。
実態としては数カ月前からも報道レベルで取りざたされていたが、公式発表まで長かった。
ブライアン リンセン選手がフェイエノールトより完全移籍にて加入することが発表された。
リンセン選手はオランダ出身の31歳、ポジションはFW。
直近で加入したシャルク選手と出身国は同じだ。
公式の選手特長コメントによれば、「前への推進力・スピードがあり、テクニックも兼ね備えた得点力高いストライカー。周囲の選手を活かすプレーもでき、守備面での貢献も期待できる」とのこと。
彼については以下の動画が詳しいため、まずはそちらを。
【選手紹介動画】
【プレー動画】
まず、身長は170㎝と日本人基準でも決して大柄ではない。
しかし、それを差し置いて、ヘディングシュートが多い模様で、実際に動画でも多くのヘディングシュートを沈めている。
ヘディングは身長の高さだけが全てではない。
身長もあるに越したことはないが、それ以外に跳躍力・ポジショニング・ジャンプのタイミングがモノを言う。
過去にレッズで活躍した山田暢久氏も、身長は170㎝半ばだったはずだが、ヘディングは滅法強かった。
リンセン選手も、同様にポジショニングの良さや、跳躍力によって、相手DFを出し抜いているように見える。
現在のレッズは、FWがヘディングでゴールを決めるイメージがあまりない。
ユンカー選手は身長こそ高いが、ヘディングは得手ではないし、木原選手も180㎝あるが、まだ試合出場までこぎつけられていない。
そのため、単純にクロスを上げても跳ね返されてしまうか、誰も触れずに流れてしまうことがしばしば。
リンセン選手は中央で相手に競り勝ってヘディングでのゴールを期待したい。
動画を観る限りでは、もちろんゴールパターンはそれだけではなく、裏抜けからのシュート、ドリブルで切り込んでのミドルもあり。
味方へのアシストへもお手の物で、オランダ1部で実績を残しているだけに、嫌が応にも期待は高まる。
何しろ、レッズの課題は得点力であることが明白。
つまり、「誰が点を取るのか」という問題が解決されていないまま、シーズン半分を過ぎてしまったことになる。
ユンカー選手の負傷離脱が計算外だったことはあると思うが、リンセン選手の加入により、それが解消されるか。