前回記事にも記載したように、今回は2022シーズンでの加入が内定している、流通経済大学の宮本優太選手について。
https://www.urawa-reds.co.jp/static/ttt/169772.html
大学サッカー事情には結構詳しいと自負していたけれど、宮本選手は正直存じていなかった。
てわけで色々と調べてみたところ、わかったことは以下の点。
①ポジションは主にMF(ボランチ)。サイドバックの経験もあり。
②流通経済大学附属柏高校→流通経済大学の名門出身。
③高校3年生時には主将。全国高校サッカー選手権で準優勝。
④部員数200人超を誇る流通経済大学において、関東大学1部リーグで大学1年時からトップチーム出場機会あり。大学2年時には全日本大学選抜入り。
⑤長友佑都選手(マルセイユ)の「1万円企画」に参加経験あり。
って感じかな。
ボランチは高齢化の進んでいるポジション。
伊藤敦樹選手が来シーズン加入するけど、今後チームの主力として考えられる中堅選手だと、柴戸選手と年齢的にはギリギリ長澤選手くらいだからね。
サイドバックだと多分右だと思うけど、今だと橋岡選手と岩武選手。
どちらも年齢的には若いが、橋岡選手は今後海外移籍でチームを去る可能性がある。
あるとしても五輪の後くらいかとは思うけどね。
となると、圧倒的人員不足に陥ることになるので、こちらもそれを踏まえた獲得ということであれば頷ける。
出身校は②のとおり。
どちらも高校サッカー、大学サッカーにある程度触れていれば知っていると思われる名門校。
ただ同県内で言えば、最近は市立船橋高校にちょっと押され気味な印象だけど。
しかしそんな名門校でも主将を務め、選手権準優勝に導いているのはとてつもないこと。
武田英寿選手と同じだね。
決勝で敗戦したのは痛恨の極みだろうけど、その悔しさを持って、プロでも頑張ってほしい。
ところで最近の傾向として、主将経験者を獲得している実績がある。
武田英寿選手、藤原優大選手、伊藤敦樹選手、宮本優太選手。
上手い選手がキャプテン、っていう傾向も勿論あるんだろうけど、それ以上にメンタリティーを重視しているのかもしれないね。
主将を務めるということは、ピッチ内での統率力や発信力、苦しい時でもチームを鼓舞するメンタリティーが求められる。
上手いことは勿論だけど、そういう選手がチーム内にいると助かるし、それが複数であれば尚更だとは思う。
またチームを主体的に牽引する必要があるので、自分自身の成長にも繋がるしね。
大学サッカーの実績で言えば、リーグ戦にはルーキーイヤーから10試合以上出場し、出場機会を得ている。
2年時には22試合中21試合にスタメンフル出場。
2部リーグでの1年となる今年は、第13節の日本大学戦までは全試合スタメンフル出場。
だが第14節の青山学院大学戦の49分に交代で退いてから、直近の第18節までは出場がない。
可能性としては青山学院大学戦で怪我を負ったというところか(彼のものと思われるSNSを覗いたら、最近のつぶやきで治療中と言っている)。
流通経済大学は18節を終えた時点で、3位に勝点6差をつけた首位。
大学ラストイヤーを1部で戦うためにも、怪我を治してチームに貢献したいところだね。
最後に、彼は長友佑都選手のトレーニング参加企画に応募し、見事に選出されている。
そういったことからも、もっともっと成長したいという意欲がみられるし、そういう選手は応援したくなるものだと思う。
まずは入団まで、引き続き大学サッカーで己を磨き、変わらず意欲を持ってプロでも闘ってほしい。
最後に、宮本選手とは関係ないけど、キャプテンシーという話題で、印象的だった動画をひとつ。
Youtubeで青森山田高校サッカー部2年生、松木玖生選手がミライモンスターで特集されていたのを視聴。
練習中に意図が合わずにパスが繋がらずにいると、3年生がいる中でも構わず「1回集合しろ‼︎」と怒声を上げ、全員に発破をかけていた。
すごいメンタリティーだし、成長したい、そして勝ちたいという意欲が何よりも強い証拠だと思った。
そのシーンだけでも観る価値はあるんじゃないかなと思うので、気になる方は是非笑