補強第2弾。
FC琉球より、小泉佳穂選手が完全移籍加入。
ポジションはMF。
具体的には主にトップ下の模様。
2020シーズンのレッズは主に4-4-2を採用していたため、トップ下というポジションはなかった。
が、リカルド監督が2020シーズンで主に採用した3-4-2-1では、「2」がそのポジションとなるものと思われるため、小泉選手はそのポジションを見越しての獲得となったのだろう。
また、既存の選手に目を向けると、伊藤(涼)選手や武田選手も元来そのポジションが得意であるため、若手選手含めて競争が激しくなることが予想される。
小泉選手は、FC東京U-15むさしから前橋育英高校、青山学院大学を経て、FC琉球へと加入という経歴。
FC東京U-15むさしからFC東京U-18へは昇格できなかったのか、あるいは昇格を蹴って高校を選んだのか。
最近は、昇格できるとしても、自分自身の成長に何がベストなのか考えて、あえて高校へ進む選手も多くなっているんじゃないかと思うからね。
少し話は脱線するが、FC東京はU-15に「むさし」と「深川」があり、その2チームからU-18に昇格させる選手を決めるわけだから、当然倍率は高くなるはず。
他のチーム(鹿島・横浜FM・広島等)も同様の制度を敷いているが、レッズはやっていない。
これには埼玉県の事情もあるのかな。
大宮もU-15は1チームだけだし。
個人的には、受け皿が多ければ、その分優秀な選手を確保できる訳だから、レッズもそうした方がいいと思うんだけどね。
さて、小泉選手に話を戻すと、青山学院大学時代は4年間、関東大学2部リーグで奮闘。
私関東大学サッカー連盟のHPで調べた4年間の成績は、70試合出場、19ゴール(内PK6)、11アシストとそこそこの成績。
2年時の7ゴール(内PK2)8アシストは大活躍と言っていい。
また、前橋育英高校時代は現セレッソ大阪の坂本達裕選手と同期であり、坂元選手のドリブルは小泉選手を真似、練習して身につけたんだとか。
そんな訳で小泉選手は、ドリブルに特長がある選手である模様。
Football LABのデータによれば、ドリブルチャンスとパスチャンスが高いので、ドリブルからのラストパスで得点に絡むことができるということか。
また、チャンスビルディングポイントに目を向けると、パスレシーブも高いので、相手ディフェンスラインと中盤の間でボールを貰う動きに長けている様子。
攻撃もJ2全体で12位であり、FC琉球の攻撃を牽引してきたのがわかる。
また、シュート部位やクロス部位も利き足の左だけではなく、逆足の左でも同じくらい撃って、または放っている。
片足しか使えなければ、そちら側を重点的にケアすれば良いのだが、どちらも使えるとなれば、相手守備陣は対応しづらくなるはず。
動画でも、両足の精度はほぼ変わらないように見える。
J1のスピードや強度に順応できれば、武藤選手のように、ゴールを狙いつつもパスを引き出し、かつラストパスが出せる選手になれると感じた。
データ引用元:Football LAB