退団5人目。
荻原拓也選手の京都サンガFCへの期限付き移籍が発表となった。
荻原選手は2020シーズン途中からアルビレックス新潟に期限付き移籍。
2020シーズン、新潟移籍前の出場機会は清水エスパルス戦に途中出場した25分だけ。
左サイドバックが守備の不安な山中選手(荻原選手もだけど)、若干怪我しがちの宇賀神選手と手薄にも関わらず、荻原選手を新潟に放出したフロント陣には、当時避難轟々だった。
ただシーズンに橋岡選手と同期で昇格してから3シーズン目、合計試合出場数は13、出場時間は439分間だけとなれば、焦りはあっただろう。
東京五輪世代でもあるし、出場機会を得られなければ成長は見込めないし、試合勘も失われてしまう。
荻原選手も移籍を望んでいたのかな。
新潟に移籍後すぐは左サイドバックのポジションを掴み、先発出場を続けていたが、新潟の成績が思うように上向かなかった影響からか、途中からは控えから途中出場がメインに。
新潟では24試合に出場したが、出場時間は1278分間、1試合当たりに換算すると約54分間となり、ポジションを掴みきれたとは言えない結果に。
そのまま新潟へのレンタル移籍継続か、もしくはレンタルバックするかと思ったが、今度は京都へ期限付き移籍。
荻原選手のコメントから察するに、レッズに戻って活躍したいという気持ちと、それには更に成長が必要という気持ちが交錯して、思い悩んだ様子。
けれど最終的に、「自分のストロングポイントを磨くチャンスだと思い」京都への期限付き移籍を決断。
荻原選手のストロングポイントって、ドリブルだよね。
あとクロスもか。
それが京都で、というかキジェ監督の下で伸ばせる、ということではなく、どちらかと言えば、攻守にアップダウンできるというところを伸ばせるということか。
荻原選手は私のイメージでいうと、アスリート能力は高いと思うので。
未だに、彼の浦和レッズユース2年時のプレミアリーグ昇格決定戦、長崎総合科学大学附属高校戦で、当時のユース監督だった大槻氏に「足速いところ見せてやれ!」って言われていたのを思い出す笑
競争相手は2020シーズン、左WBもしくは左SBで26試合出場の黒木選手となるのかな。
ここでポジションを掴めなければ、片道切符になってしまう可能性が高い。
必ず戻っておいでませ、荻原選手。
データ引用元:Football LAB