新型コロナウイルスの影響により、第2節以降の試合開催が見送られていたが、この度晴れて試合再開となった。
最近、また感染者数が増えてきているのが気がかりではあるけども。
再開当初は移動距離が近いチーム同士の対戦ということで、今節は昨シーズンのリーグ王者、横浜F・マリノスとの試合。
■雑感
活動再開後のトレーニングマッチ、町田戦では、選手の動きが非常に悪く、かつ今節は昨シーズンの王者との試合ともあり、どうなるかなーと思っていた。
しかし、そんな心配(失礼)をよそに、相手を無得点に抑え込んだ。
残念ながらこちらも得点はできなかったので、スコアレスドローとなったけど、再開初戦で昨シーズンの王者と戦って勝点1は悪くない。
こちらは昨シーズン残留争いだったわけだし。
今後の試合にも期待が持てた。
個人では西川選手・デン選手・橋岡選手・柴戸選手・杉本選手あたりが良かったね。
西川選手は今節の無失点の立役者。
決定的なピンチを数回防いだ。
試合終了間際のシュートも、味方にシュートが当たってコースが変わる難しい軌道に対しても、超人的な反応ではじき出した。
デン選手はトレーニングマッチから引き続き、好パフォーマンスを披露。
今後のチームの核となれそう。
橋岡選手・柴戸選手はとにかくよく走り、よく相手を潰した。
橋岡選手は脚が攣っても安定のフル出場笑
杉本選手は上手くボールを収め、攻撃の起点になっていた。
あれで味方はかなり助かったんじゃないかな。
◼️データ考察
[スタメン]
町田戦で非常に良い動きを見せていたデン選手がスタメンでJリーグデビュー。
2トップは興梠選手と杉本選手の組み合わせ。
怪我人が戻ってきた影響からか、伊藤選手・武田選手・鈴木(彩)選手らの若手選手のメンバー入りはならず。
ただ試合中断の関係上、次節以降は過密日程となる。
また、今シーズンは降格がないため、言い方は悪いが、試合結果は最重要とは必ずしも言えない。
従って、次節には今回出番がなかった若手選手もメンバー入り、また試合出場の可能性が普段のシーズンよりも高いと思われる。
そういう意味では、若手選手には今シーズンはチャンスだから、失敗を恐れずチャレンジしてほしいもの。
[チャンスビルディングポイント:チーム]
[スタッツ]


試合結果上はスコアレスドローだったものの、後半半ば以降は終始押し込まれていただけあって、ポイントとしては横浜が優勢。
横浜相手というのと、大槻監督の目指すサッカーがそうだからなのかもしれないけど、ボールは持たせておき、前線からプレスをかけてボールを奪取し、ショートカウンターを狙う展開だった。
それが浦和のボール支配率の低さと、守備ポイントとスタッツの高さに表れているかな。
何回かは柴戸選手らのボール奪取から良いシーンもあったけど、最後の精度を欠いていたので得点には至らず。
逆に相手にも数回、決定的なシーンはあったけど、西川選手の好守で無失点に抑えられた。
デン選手と岩波選手をセンターに据えた4バックは、押し込まれつつもよく耐えていた。
1点、気がかりだったのは、一発の縦パスで裏を取られるシーンがそこそこあったこと。
これはディフェンスラインのコントロールが統一されていないことに起因している。
デン選手は来日間もないし、新型コロナの影響でチーム練習の機会も限られていたから、致し方ないところはあるかもしれない。
だけど、前からプレスをかける戦術において、裏を一発で取られてしまっては意味がない。
岩波選手は勿論、ボールが逆サイドにある時には、サイドバックの声掛けが重要になってくる。
ここは、チームとして決まり事を徹底させてほしいところ。
[チャンスビルディングポイント:個人]




攻撃は概ね横浜の選手が上位に。
浦和では橋岡選手がトップ。
後半、杉本選手にドンピシャのクロスを供給していたのがポイントを稼いだ模様。
杉本選手、あれは決めてほしかったなぁ…。
ちなみにシュートも浦和では橋岡選手がトップ。
枠内シュートがポイントの対象になるということから、汰木選手のシュート2本の内、2本目はポイントになっていない模様。
あれを決めきれれば、彼も更に脅威のプレーヤーになれるだろうから期待だね。
奪取は柴戸選手がブッチギリ。
横浜にとってパスが通しやすいはずの低い位置、浦和にとっては高い位置でのボール奪取が高ポイントなので、相当相手にとっては嫌なプレーヤーだったはず。
この戦術に彼のボール奪取力は相性がいいので、柴戸選手は飛躍のシーズンとなれるかも。
■最後に
新型コロナウイルスの影響もあり、現時点では無観客、降格はなし、等の異例のレギュレーションとなっている今シーズン。
そんな中でも、サッカーがある日常に感謝しつつ、このブログの試合レビューも再開としていく所存。
大学サッカーも無観客なので、試合観戦はできなそうだけど、逆に全試合をネット配信する模様なので、中央大の大久保選手と流経大の伊藤選手は積極的に追っかけ、プレーの感想でも載せていきたいと思う。
データ引用元:Football LAB