基本情報
- 選手名:宮本 優太(ミヤモト ユウタ)
- 生年月日:1999年12月15日
- 年齢:25歳
- 出身地:東京都
- ポジション:DF(SB)
経歴・出場成績
2024シーズン1試合あたり平均出場時間:約67分
通算1試合当たり平均出場時間:約66分
シーズンあたり平均先発出場試合数:約18試合
※いずれもリーグ戦のみ
経歴・加入時の考察については過去記事参照。
↓過去記事はコチラ↓
宮本選手の京都移籍時の記事を退団情報としているけど、正確には退団ではないんだよな…籍はまだレッズなわけだから。
次回から気をつけよう。
プレースタイル・特徴
- CBに挑戦しプレーの幅を広げる
元はボランチ、流通経済大学から右SBに転向し、レッズ加入後も右SBでの起用が主だったが、昨シーズンはCBとして経験を積んだ模様。
これは中々に意欲的な挑戦だったように思う。
何といっても、宮本選手は身長が171㎝しかない。
身長でサッカーをするわけではないことはもちろん承知の上だが、身長の低い選手をCBに起用することは、体格差に起因したフィジカルバトルに敗れることに伴う失点リスクが高まるということ。
最終ラインで相手のクロスに対して飛び込んでくる屈強で高身長のFWがいた場合、どうしても競り負けて失点に繋がる可能性が高い。
それは、現役時代に宮本選手とほぼ同じ身長体重でCBであった私が証明できる笑
未だに記憶に植え付けられているのが、当時早稲田大学にいた富山貴光選手(現大宮)と練習試合でマッチアップした時のこと。
大宮の公式サイトを参照すると、彼の身長は180㎝。
プロサッカー界ではそこまで大柄ではないかもしれないが、それでも私とは10㎝近く差があった。
セットプレーの際に彼をマークした私は、何とか必死にシュートを撃たせまいと競り合おうとした。
が、そもそも競り合いにすらさせてもらえなかった。
彼の頑強な腕で身体を抑え込まれ、満足に競り合いに持ち込むことすらできなかったということだ。
本来は、守備側であるDFが、攻撃側であるFWに対して、満足にシュートを撃たせないために競り合うことを求められる。
それが逆に、競り合うことすらできずに易々とシュートを許してしまった。
確か結局、そのシーンでは失点に繋がることはなかったけど、彼自身がプロの世界に進んだこともあり、私の中では強烈なインパクトとして記憶に残っている。
話を宮本選手に戻すと、ましてやプロには更に大柄な選手や、フィジカルに優れた外国人選手もわんさかいるわけで。
当たり前だが、プロ相手にゴールをこじ開けるのは至難の業であり、特に先制点を許すことは勝利の確率を著しく下げることに繋がる。
だから逆に言えるのは、曺監督が上記リスク以上に宮本選手をCBに起用するメリットが大きいと考えたからに他ならない。
プレースタイル指標やチャンスビルディングポイントを眺める限りでは…ボール奪取力、なのかな。
一応、レッズでシーズン中盤から右CBのレギュラーだった井上選手と比較してみると、ボール奪取の高さが最も目を引くが、逆にそれ以外は特段目立たず…。
ビルドアップが上手で、京都の攻撃力活性化に貢献!ってわけでもなさそう。
とりあえず、あくまでレッズ側から見たメリットとしては、
- 複数ポジションをこなせるプレーの幅拡大
- ボール奪取力を含めた守備力向上
の2点かな。
- 右SBは最も手薄のポジション
現状は石原選手のみが右SBを本職としており、彼がコンディションを崩したシーズン終盤は関根選手がやっているという目も当てられない有様。
ユースや大学に有望選手はいるものの、プロの世界では道であることもまた事実。
宮本選手が実力をグンとアップさせて戻ってきてくれれば、CBも可能な右SBとして、重宝されることは間違いないだろう。
データ出典元
- Football LAB https://www.football-lab.jp/
- Soccor D.B. https://soccer-db.net/