和製コルドバが追いかける、赤き血のイレブン達。

浦和レッズと読了書籍についてマイペースに。

【新加入選手考察】「万能型の栃木男児」明本考浩選手が栃木SCより完全移籍加入

補強第4弾。

 

栃木SCより、明本考浩選手が完全移籍加入。

 

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明本選手は、栃木県出身の22歳。

 

今月末に誕生日を迎えるのでもうすぐ23歳だね。

 

経歴から言えば、「Mr.栃木SC」になるべくして、昨年同チームに加入したという感じ。

 

小学生年代から、栃木SCの下部組織に所属し、そのまま栃木SCジュニアユース、ユースへと昇格。

 

トップチームには昇格できず(せず?)、国士舘大学に進学。

 

国士舘大学時代には、全日本大学選抜に選出されるほどの逸材であった模様だけど、自称・大学サッカー識者の私は把握していなかった…笑

 

そして大学卒業後は、小学生時代から所属した、栃木SCのトップチームに帰還。

 

大卒1年目ながら、背番号8というレギュラー番号を与えられるという待遇であり、まさしくMr.栃木SCとしてチームを牽引してほしいというクラブの期待が見て取れる。

 

明本選手自身もその期待に応え、ルーキーながら40試合に出場し7得点という成績を残している。

 

なので今回レッズは、栃木SCの将来を担うであろう有望選手をぶっこ抜いたことになるのだ。

 

そして明本選手も、そんな愛するクラブをプロになって1年で離れる決断をしたわけだから、並々ならぬ決意をもってシーズンに臨むことだろう。

 

さて、明本選手についての考察に移る。

 

まずはポジション。

 

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ポジション:明本 考浩

 

彼のポジションには諸説あり、ボランチだとか2列目だとかFWだとかあるけれど、2020シーズンの栃木SCでの起用ポジションに倣えば、FWでの出場が最も多かったみたい。

 

レッズは興梠選手が今シーズン開幕戦には間に合わない見込みなので、場合によっては最前線での起用もあり得る。

 

もちろん、レオナルド選手や杉本選手が黙っていないだろうけど。

 

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プレースタイル指標:明本 考浩

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チャンスビルディングポイント:明本 考浩

 

続いてプレースタイル指標およびチャンスビルディングポイント。

 

まず目を引くのは、セットプレーシュートとヘディングシュートの数値が高い。

 

セットプレーからヘディングでゴールに迫る回数が多かったということかな。

 

公式では身長170㎝しかないから、相当に跳躍力とポジショニングが優れているのかもね。

 

それ以外の指標もバランスが取れている。

 

そしチャンスビルディングポイントの攻撃に関する指標が軒並み高い!

 

パスレシーブ4位、シュート6位、ドリブル12位。

 

識者曰く何でもできるハードワーカーということだったが、的を射ている。

 

初のJ1挑戦で過度な期待はかけてはいけないが、リカルド監督の元、ブレイク候補になるかもね。

 

【参考動画】


明本考浩はなんでも高いレベルでこなすスーパーハードワーカー【栃木番記者に聞く】


明本考浩 2020 栃木SC

 

データ引用元:Football LAB

【新加入選手考察】「出身大学が渋い!」田中達也選手が大分トリニータより完全移籍加入

公式のリリース順にブログ更新しているけど、12月28日に一気にドバっと移籍情報がリリースされた時、退団⇒加入の順だったからね。

 

直近は退団選手に関する記事ばっかりで、中々「喜ばしい!」という気持ちでは書けなかったけど、今回からは4連続で加入選手の記事となる。

 

最初は、田中達也選手。

 

大分トリニータより完全移籍加入となった。

 

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田中選手は福岡県出身の28歳。

 

中学時代はアビスパ福岡の下部組織に属し、高校からは福岡、いや全国でもサッカー名門校で有名な東福岡高校に入学。

 

そこから大学は九州産業大学へと進学。

 

ここは個人的に渋いところ行ったなー!という感想。

 

大学サッカーで最もレベルが高いと言われているのは、関東大学サッカーリーグ、次いで関西、次に九州という印象。

 

プロを目指す上で最も一般的な方法であるのが、関東や関西の1部リーグに属する大学へ進学し、チームメイトとの競争やレベルが高い対戦相手との戦いを経て成長し、プロからオファーを貰うというもの。

 

また、それでなくても強豪であれば、強いリーグや、リーグ戦の結果により出場可否が決まる選手権大会に出られる可能性が高まり、アピールの場が増えることにもなる。

 

九州大学サッカー事情では、一昔前は福岡大学(坪井慶介氏(元浦和)・木本恭生選手(C大阪⇒名古屋)・田村友氏(元浦和⇒引退))、最近は鹿屋体育大学(松田天馬選手(湘南⇒京都))が覇権を握っており、九州産業大学はあまり有名ではない。

 

だから渋いなーと思った次第。

 

ただ、強豪と呼ばれる大学には、基本的に入部時にはセレクションがあり、誰でも入部できるというものではないため、セレクションに不合格となったという可能性もある。

 

あと一つ選択肢としては、あえて強豪とは言えない大学に進学することで、出場機会を得られる可能性は高まるということ。

 

強豪大学にはそれこそ、全国高校サッカー選手権に出場したり、Jユース出身選手がひしめき合うので、その競争に勝つのも並大抵のことではないからね。

 

大学サッカーに関する述懐が長くなってしまったのでここら辺にしよう。

 

在学中からロアッソ熊本の強化指定選手であり、在学中にも4試合試合出場経験あり。

 

大学を卒業し正式にロアッソ熊本に加入後、FC岐阜への1シーズンの期限付き移籍を経験しつつも、J2で通算95試合11得点を記録(特別指定期間含む)。

 

2019シーズンにはガンバ大阪に加入し、リーグ戦で8試合に出場するも、シーズン途中で大分トリニータへ移籍。

 

2020シーズンは8得点でチーム得点王だ。

 

ガンバから大分へ移籍した理由はネット上では色々書いてあるけど、ここは特に触れないでおく。

 

多くのサポーターが、田中選手に相当期待していると思うけど、私もその内の一人。

 

理由としては、「レッズの弱点だった実力あるサイドアタッカー」「元祖ワンダーボーイと同姓同名」の2点だろう。

 

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プレースタイル指標:田中 達也

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プレースタイル指標が近い選手:田中 達也

 

1つ目について、田中選手のプレースタイル指標は、ドリブルチャンス・クロスチャンス力が高い、正しくサイドアタッカーという感じ。

 

加えて、決定力も高く、レッズの攻撃力アップに一役買ってくれそう。

 

指標が近い選手も、名古屋の前田選手、横浜FCの松尾選手、C大阪の坂元選手ら、いわゆる「ドリブラー」と呼ばれる選手がズラリ。

 

ただ守備能力は高くなさそうだから、バックラインの同サイドには守備力のある選手を起用しないと危険かな。

 

また、識者曰く、コンビネーションプレーで打開する選手という訳ではないようなので、リカルド監督がそこをどう判断するか。

 

www.youtube.com

 

逆に言えば、局面打開を単独で可能だから、それはそれで貴重だけれどね。

 

そして2つ目、レッズの元エース、現新潟の田中達也選手と同姓同名。

 

これで彼への期待は5割くらい増している気がする笑

 

また、本日の報道によると、背番号は11になる模様。

 

ちょうど11番空いたし、恐らくユニフォームの売上もかなり期待できるから、クラブとしては願ったり叶ったりだろう。

 

田中選手も、かつての田中選手に憧れているとコメントしているし、ポジションは多少違えど、同じくらいワクワクするプレーを見せてくれることを期待!

 

データ引用元:Football LAB

【退団情報】「良くも悪くも傭兵タイプかも」長澤和輝選手が名古屋グランパスへ完全移籍

退団7人目。

 

長澤和輝選手の名古屋グランパスへの完全移籍が発表となった。

 

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今回の退団で一番ダメージがデカい。

 

戦力的にも、私の精神的にも笑

 

長澤選手は専修大学卒業後、2シーズンをブンデスリーガのケルンで過ごし、その後2016シーズンからレッズに所属。

 

ただし当初のシーズンはジェフユナイテッド市原・千葉へレンタル移籍となったため、実際にレッズのユニフォームを身にまとったのは2017シーズンから。

 

当時、長澤選手の加入が発表されたときは、相当に心が躍ったよ。

 

ひとつ前の福島選手の記事にも記載しているけど、長澤選手が所属していた頃の専修大学はとんでもなく強かった。

 

そのチームにおいて、攻撃の中心となっていたのが長澤選手だったからね。

 

1年次は2部だったけど、2年次以降の3年間で、38ゴール22アシストですよ。

 

当時のメンバーが粒ぞろいというのもあったけど、この数字は凄いでしょ。

 

単純に考えて、1年間に20ゴールに絡んでいるわけだから。

 

だから、横浜F・マリノスに特別指定された時は、心底がっかりしたねー。

 

レッズじゃないのか…って笑

 

けど最終的にJリーグには進まず、いきなりブンデスリーガに挑戦。

 

大学から直接海外リーグに挑戦って、それだけ長澤選手が評価されていたということだし、そういう決断をするというメンタルも凄いよね。

 

レッズの最初の指揮官、ミハイロ ペトロビッチ監督からはなぜかあんまり評価されておらず、当初ベンチ入りもままならなかったけど、同監督が解任されてからは、どの監督からも一定信頼を得て試合に起用されている。

 

当初期待していた、トップ下で攻撃に猛威を振るう、という姿では残念ながらなく、どちらかと言えば球際の強さを活かした守備面が特長になっていたけど。

 

ただそのプレースタイルにより、試合の強度が高くなるACLでは無類の強さを発揮。

 

2017シーズンにACLの2度目の制覇となったひとつの要因としては、長澤選手が前線からしっかりと守備面で貢献してくれていたからというのが挙げられる。

 

反面、Jリーグではラストパス精度が雑になる傾向があったことから、あまり得点には絡めていなかったかな。

 

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プレースタイル指標:長澤 和輝

 

プレースタイル指標も何だか特長がないみたいになっちゃってる。

 

ただ名古屋は2021シーズン、ACLに出場することが決定しており、先述した身体の強さを持つ長澤選手に白羽の矢が立ったのだろう。

 

長澤選手は2020シーズン副キャプテンに就任しており、これからのレッズを担う存在になると思っていたので、退団は非常に残念ではある。

 

ただ感じたのは、彼は意外と傭兵タイプなのだろうということ。

 

プロになる当初も、横浜FMの特別指定選手となっていながら、海外に挑戦したり、今回も「求められているところに移籍する」というコメントを残している。

 

この度、移籍することになりました|長澤和輝 プロサッカー選手|note

 

だから、良くも悪くもチームへの愛情よりも、チームからの評価を重視して所属先を選ぶタイプなんだろうなと。

 

ただ長澤選手はACLに貢献してくれたし、ここ数シーズンのレッズの状況から鑑みれば、移籍もやむなしと思う。

 

だから名古屋で、もう一花咲かせる活躍をしてほしい。

 

それこそ、リーグ制覇するようなね。

 

レッズを応援する以上、それはさせてはいけないんだけど。

 

しかし、また私がユニフォームを買った選手が退団してしまった…。

 

データ引用元:Football LAB

【退団情報】「ACLでの経験を京都でも還元を」福島春樹選手が京都サンガFCへ期限付き移籍

退団6人目。

 

福島春樹選手の京都サンガFCへの期限付き移籍が発表となった。

 

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福島選手は愛知県瀬戸市出身。

 

藤井聡太棋聖と同じ。

 

高校は隣県となる静岡県の名門、静岡学園高校に進み、大学は関東大学サッカーリーグの専修大学に所属。

 

私が福島選手を知ったのは、専修大学時代。

 

そもそも、専修大学は福島選手が所属していた頃、鬼神のような強さだった。

 

福島選手の2学年上には長澤選手、1学年上には仲川輝人選手(横浜FM)や北爪健吾選手(柏)が所属しており、レベルが高い選手達が揃っていた。

 

また何より、その攻撃力がすさまじかった記憶がある。

 

まさに2020シーズンの川崎のように、複数得点は当たり前、平気で1試合5得点とか6得点とかしていた。

 

専修大学は仲川選手が新入生で入学した年から、関東大学サッカーリーグ1部で4連覇を果たしている。

 

従って、仲川選手や北爪選手は優勝しか経験せずに卒業したことになるのだ笑

 

そんな専修大学において、福島選手は1年生の時から出場機会を得ており、2年生からは完全に正GKに定着。

 

全日本大学選抜にも常時選ばれており、いわゆる大学No.1GKとの呼び声が高かった中、4年生だった2015シーズンに特別指定選手となる形で、レッズへの加入が発表された。

 

当時、レッズには既に西川選手が所属していたが、レッズとしては西川選手の後釜として考えていたと思う。

 

左利き、GKとしての素質の高さ、キックに特長がある等、共通点は多い。

 

だがやはり西川選手の壁は厚かったか、レッズに在籍した6シーズン(途中でガイナーレ鳥取にレンタル移籍しているが)、リーグ戦の出場は、ACL決勝戦前に出場した1試合のみ。

 

2020シーズンは石井選手や鈴木(彩)選手がベンチ入りすることも多く、GKの競争も激しくなっており、かつ両選手とも世代別代表経験もあり若いGK。

 

福島選手がその両選手を脅威に感じて移籍を志願したとは思わないが、サッカー選手である以上は試合で活躍してなんぼ。

 

そのためには試合に出場する必要があり、京都への移籍となったか。

 

期限付き移籍ではあるが、コメントから察するに、明らかに完全移籍を前提としている。

 

そのため京都で活躍しても、レッズに帰還する可能性は極めて低いだろう。

 

福島選手と言えば、リーグでは出番は少なかったものの、2019シーズンのACL決勝第1戦、西川選手の出場停止に伴い、アウェーの地で先発出場。

 

1失点したものの、それ以外のシーンではスーパーセーブを連発し、第2戦に繋げる活躍がレッズでの最大のハイライト。

 

その実力を是非京都で発揮してほしいし、経験を還元できればチーム力も上がるはず。

 

27歳と、ゴールキーパーとしてはまだ若い部類。

 

京都でどんどん経験を積んで、いつかレッズからオファーが来るくらいの活躍を期待。

【退団情報】「今度こそ出場機会を掴めるか」荻原拓也選手が京都サンガFCへ期限付き移籍

退団5人目。

 

荻原拓也選手の京都サンガFCへの期限付き移籍が発表となった。

 

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荻原選手は2020シーズン途中からアルビレックス新潟に期限付き移籍。

 

2020シーズン、新潟移籍前の出場機会は清水エスパルス戦に途中出場した25分だけ。

 

左サイドバックが守備の不安な山中選手(荻原選手もだけど)、若干怪我しがちの宇賀神選手と手薄にも関わらず、荻原選手を新潟に放出したフロント陣には、当時避難轟々だった。

 

ただシーズンに橋岡選手と同期で昇格してから3シーズン目、合計試合出場数は13、出場時間は439分間だけとなれば、焦りはあっただろう。

 

東京五輪世代でもあるし、出場機会を得られなければ成長は見込めないし、試合勘も失われてしまう。

 

荻原選手も移籍を望んでいたのかな。

 

新潟に移籍後すぐは左サイドバックのポジションを掴み、先発出場を続けていたが、新潟の成績が思うように上向かなかった影響からか、途中からは控えから途中出場がメインに。

 

新潟では24試合に出場したが、出場時間は1278分間、1試合当たりに換算すると約54分間となり、ポジションを掴みきれたとは言えない結果に。

 

そのまま新潟へのレンタル移籍継続か、もしくはレンタルバックするかと思ったが、今度は京都へ期限付き移籍。

 

荻原選手のコメントから察するに、レッズに戻って活躍したいという気持ちと、それには更に成長が必要という気持ちが交錯して、思い悩んだ様子。

 

けれど最終的に、「自分のストロングポイントを磨くチャンスだと思い」京都への期限付き移籍を決断。

 

 

荻原選手のストロングポイントって、ドリブルだよね。

 

あとクロスもか。

 

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プレースタイル指標:荻原 拓也

 

それが京都で、というかキジェ監督の下で伸ばせる、ということではなく、どちらかと言えば、攻守にアップダウンできるというところを伸ばせるということか。

 

荻原選手は私のイメージでいうと、アスリート能力は高いと思うので。

 

未だに、彼の浦和レッズユース2年時のプレミアリーグ昇格決定戦、長崎総合科学大学附属高校戦で、当時のユース監督だった大槻氏に「足速いところ見せてやれ!」って言われていたのを思い出す笑

 

競争相手は2020シーズン、左WBもしくは左SBで26試合出場の黒木選手となるのかな。

 

ここでポジションを掴めなければ、片道切符になってしまう可能性が高い。

 

必ず戻っておいでませ、荻原選手。

 

データ引用元:Football LAB

【浦和レッズ】2021シーズン背番号予想

早いもので、2021シーズンのユニフォーム販売スケジュールが発表され、1月12日㈫からとのこと。

 

ユニフォームのデザインは特にコメントなし。

 

最終的に強けりゃユニフォームなんぞかっこよく見えるもんだし。

 

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今回は、新加入選手の考察は全て終わっていないけど、先に背番号予想。

 

かなーり希望込だけど、下記と予想。

 

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背番号予想

 

■既存選手変更予想

・橋岡選手:㉗⇒④

闘莉王選手、那須選手といった闘将の番号を引き継いでほしい。

ユースでも4つけてたからね。

 

・柴戸選手:㉙⇒⑯

明治大学時代の背番号。

2年生か3年生の時だったかな。

あと番号がなんかボランチっぽい。

直近が青木選手だったからかな。

 

・武田選手:㊲⇒⑱

特に理由なし。

ただ良い番号結構空いてるし、18あたりどうかなと。

 

■新加入選手予想

・金子選手:②

湘南時代での直近の番号。

加入発表が早かったからかなり早い段階からオファーしていたのだと思うし、背番号もいい番号を用意するのでは。

 

・大久保選手:⑦

新卒選手にこの番号はないとは思ったけど、期待込みで。

確か東京ヴェルディユース時代につけていた番号でもある。

 

・明本選手:⑧

栃木時代での番号。

 

・田中選手:⑪

元祖ワンダーボーイと同じ。

多くのサポーターはこれ期待してるんじゃないかな。

 

・藤原選手:⑮

特に理由なし。

空いてたからなんとなく。

まぁ実際はもっと大きな番号になりそうだけど…。

 

・伊藤(敦)選手:⑰

特に理由なし。

これも空いてたから。

17番でボランチだと長谷部選手を思い出すね。

 

・福島選手:⑲

特に理由なし。

けど番号がサイドバックっぽくない?笑

 

・塩田選手:㉓

特に理由なし。

これも番号がGKっぽいから。

GKって1とか12とか23ってイメージ。

 

・西選手:㉗

札幌時代の背番号。

鹿島、神戸で着用した22番は阿部選手がつけてるからね。

 

・小泉選手:㉘

琉球時代の背番号。

実際はもっと若い番号選ぶ気がするけど。

 

 

番号の大きい岩波選手や関根選手やレオナルド選手の変更は読めないなぁー。

 

関根選手は10とか14、レオナルド選手は9が空いたら着けたがりそう。

 

【2021年1月12日追記】

背番号答え合わせ。

 

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2021シーズン背番号

 

正解したのは田中選手の11番、伊藤(敦)選手の17番だけ。

 

西選手の8番や鈴木選手の12番は分からなんだ…。

【退団情報】「キジェ監督の腹心?」武富孝介選手が京都サンガFCへ完全移籍

退団4人目。

 

武富孝介選手が京都サンガFCへ完全移籍となった。

 

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武富選手はプロ生活12年の30歳。

 

柏レイソルの下部組織出身で、トップ昇格してからはロアッソ熊本や湘南ベルマーレへの期限付き移籍を経験しつつ、籍は柏にずっとあったんだね。

 

浦和に移籍する前の2017シーズンがキャリアハイの9ゴール。

 

試合出場数も26試合だからフル出場とは言えない中で、この数字は決定力が高くないとできない。

 

浦和に来たのは2018シーズンだから計3シーズン在籍したわけだけれど、残念ながら3シーズンで16。

 

2019シーズンには湘南に期限付き移籍していた期間があったから、厳密にいえば2.5シーズン位なのかな。

 

この試合出場数もあり、彼の長所が最後まで分からなかった。

 

ただ、これはここ数年のレッズのゴタゴタが原因ともいえる。

 

武富選手のプレースタイルでの長所は、ワンタッチシュートおよびヘディングシュート。

 

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プレースタイル指標:武富 孝介

 

 

サイドからのクロスに対し、ボックス内でワンタッチ、特にヘディングで決めきる技術があるということ。

 

身長は173㎝と高くないが、加入決定後に見たプレー集でヘディングの打点が高かったのを覚えている。

 

ただレッズではそもそも出場機会が限られていたのもあるし、今シーズンはサイドハーフという、彼の長所が活かされにくいポジションに起用された試合も多かった。

 

起用方法を間違えたのでは…と思うのだけれど。

 

FWで出場していても、いいクロスが供給されるわけではなかったしね。

 

ミハイロ ペトロビッチ監督時代であれば、武藤選手がワンタッチゴーラーとして名を馳せたように、武富選手も大活躍できたんじゃないかな。

 

そんな武富選手は、チョウキジェ氏が監督に内定している、J2京都サンガへの移籍。

 

湘南時代にもキジェ監督の指導を受けており、今回も同氏を追うように京都への移籍が決定したということは、去年色々と騒動があった中ではあるが、その報道は真ではない、という意思なのか。

 

他にも何人か、湘南時代にキジェ監督の指導を受けていた選手は京都への移籍を決めている。

 

彼らは、同監督の腹心とでもいうのだろうか。

 

レッズ関係では、既に在籍している李忠成選手・森脇選手に加えて、武富選手が加入し、更に福島選手や荻原選手も加入する。

 

京都がJ1に昇格し、レッズとの試合で彼らが試合に出場でもしたら、ピッチ上で立派な同窓会が開催できそうな勢い。

 

いや勿論、レッズがJ1にいることが条件だけど笑

 

データ引用元:Football LAB

【退団情報】「実はまだ30歳」鈴木大輔選手がジェフユナイテッド市原・千葉へ完全移籍

退団3人目。

 

鈴木大輔選手のジェフユナイテッド市原・千葉への完全移籍が決定。

 

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鈴木選手は石川県の星稜高校から、アルビレックス新潟へ入団しプロ選手生活をスタート。

 

その後、柏レイソル⇒ジムナスティック・タラゴナ(スペイン)⇒柏レイソルと、柏レイソルとスペインのクラブを往復し、2019シーズンからレッズに加入。

 

上記の経歴や、髭を生やした風貌から、既に30代中盤頃だったっけと思っていたけど、実はまだ30歳。

 

私よりも若い。

 

ロンドン五輪世代であったから、同世代の山田直輝選手らが30歳であることを考えればわかりそうなものだが、以前から長いこと活躍しているイメージが強くて、どうしてもベテランっぽさを感じてしまう。

 

ただレッズでは、2シーズン合計でリーグ戦では20試合の出場に留まり不本意であったはず。

 

特に今シーズンは、戦術が固まらず、または浸透せず、大量失点の試合が散見された。

 

そしてその中でも、前半に5点をぶち込まれたショッキングな名古屋グランパス戦での敗戦で鈴木選手は先発出場しており、戦術の問題はあれど、名古屋アタッカー陣にケチョンケチョンにされてしまった。

 

 その試合が今シーズンの悪い意味でターニングポイントとなったか、それ以降、出場機会はめっきりと減り、今シーズンの試合出場数はわずかに5試合。

 

先述の名古屋戦や、開幕戦で初VARに繋がったハンドを犯してしまうなど、DFというポジション致し方ない面もあるが、悪いイメージが残るシーズンになってしまったかな。

 

来シーズンはリカルド監督が就任するため、志向するサッカーも変化すると思うが、鈴木選手が監督のファーストチョイスになるかは微妙。

 

2019シーズンの鈴木選手のプレースタイル指標は以下の通り。

 

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プレースタイル指標:鈴木 大輔

 

意外とビルドアップが長けている評価だけれど、実際のプレーを観ると、そこまで後方からの組み立てが上手なイメージはない。

 

岩波選手や、デン選手みたく、ビルドアップにも力を発揮するというよりは、槙野選手のように「相手を止める」ことが長所だと思う。

 

そうなってくると、同タイプには既に槙野選手がおり、ビルドアップが得意な岩波選手やデン選手がおり、若手筆頭株の橋岡選手がおり、青森山田高校から藤原選手が加入する。

 

30歳という年齢も、経験が必要なセンターバックではこれからが全盛期ともいえ、鈴木選手自身が出場機会のために移籍を望んだのではなかろうか。

 

移籍先の千葉は、失礼ながら長いことJ2に所属してしまっている。

 

彼がクラブやサポーターから期待されるのは、千葉をJ1へ昇格させる位の活躍であろうことが予想される。

 

まだまだ腐るような年齢ではない。

 

きっと千葉でもファイターぶりを発揮してくれるだろう。

 

データ引用元:Football LAB

【退団情報】「きっとポテンシャルは抜群」井澤春輝選手がギラヴァンツ北九州へ完全移籍

退団2人目。

 

2020シーズンはJ3の鹿児島ユナイテッドFCに期限付き移籍していた、井澤春輝選手がギラヴァンツ北九州へ完全移籍することが発表された。

 

www.urawa-reds.co.jp

 

井澤選手は、浦和レッズユース出身の21歳。

 

ユース出身だが、浦和レッズジュニアユースから昇格したのではなく、中学年代は熊本県のJFAアカデミー熊本宇城およびソレッソ熊本に所属。

 

よくわからないけど、途中でチームを移籍したということなのかな。

 

そこでの活躍が恐らくスカウトの目に留まり、高校年代では浦和レッズユースに加入することになったという流れかと推測。

 

世代別代表にも一時期選出されていたからね。

 

そんな彼は恐らく、ポテンシャルは抜群なのだと思う。

 

理由1つ目、様々なポジションをこなせる。

 

私自身は浦和レッズユースも適宜チェックするので、選手のこともそれなりに調べているつもりだが、井澤選手はDFからFWまでこなしている。

 

元々はMF、ボランチが主戦場だったはずだが、ユースではトップ下やFWをやっていたし、いつだったか出場した試合ではDFをやっていたし。

 

どこのポジションでもこなせるというのは、井澤選手の強みだし、いいポテンシャルを秘めているということに他ならない。

 

だから、当初所属した徳島ヴォルティスの2シーズン、そして直近所属した鹿児島ユナイテッドの1シーズン合計でリーグ戦は4試合の出場にとどまったにも関わらず、2021シーズンはJ2のギラヴァンツ北九州への個人昇格となったということが、彼のポテンシャルの高さを裏付ける理由の2つ目だ。

 

ただかつての山田直輝選手と同様に、怪我に泣かされていたね。

 

ルーキーイヤーの徳島時代には全治4カ月の大怪我を負っている。

 

鹿児島ユナイテッドFCでも1カ月以上の離脱をしている模様。

 

www.vortis.jp

 

www.kufc.co.jp

 

体質と言えばそれまでなんだけど、本人は悔しいだろうな。

 

トップチームでレッズのエンブレムを背負えなかったことは非常に残念だけれども、必要とされた北九州では今度こそ出場機会を掴み、いつか浦和にオファーを受けるような選手になってほしいもの。

 

まだまだ可能性は無限大の21歳。

 

井澤選手に幸あれ。

【退団情報】「戦術の定まらない2年間に振り回された感はある」岩武克弥選手が横浜FCへ完全移籍

出会いあれば、別れあり。

 

今回のオフは加入も多くあったけれど、退団も多かった。

 

退団1人目は、大卒2年目だった岩武選手。

 

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岩武選手は、大分トリニータU-18から明治大学を経て、2019シーズンからレッズに加入。

 

大分トリニータU-18時代には2種登録にて当時J2だった大分トリニータのトップチームで10試合に出場した経験も持つ。

 

そういった経歴なので、恐らくトップチーム昇格の打診はされたと思うが、まだ自身には早いと考えたのか、サッカー強豪校の明治大学へ進学。

 

そこで順調に試合経験を積み、成長しレッズへと加入した経緯がある。

 

加入時には所謂「大学No.1○○(DFかSB)」という触れ込みだったと記憶している。

 

まぁ近頃は常勝軍団と言っても過言ではない強さの明治大学で常時スタメンだったし、確かキャプテンだったし、全日本大学選抜にも選ばれていたし。

 

明治大学のサイドバックと言えば、長友佑都選手(マルセイユ)や室屋成選手(ハノーファー)が思い起こされるように、非常に優秀なイメージが強い。

 

また、もうすぐ卒業となる4年生は10人がプロへ内定しており、個人的には「安心と信頼の明治ブランド」と呼んで評価している笑

 

ただ岩武選手は、この2年間で出場機会をほぼ得られず。

 

試合でのプレーを観る限りは、決してドリブルで敵陣を単騎突破したり、山中選手のような高精度&高速クロスを放てるわけではなく、どちらかと言えば、守備に重点を置いた、クラシカルなサイドバックっぽかった。

 

守備の強さにおいては、確か明治大学時代は、身長が170㎝少ししかないにも関わらず、要であるセンターバックも務めていたようだからね。

 

彼のようなタイプの場合、攻撃面ではサイドハーフと連携しないと攻撃面での貢献はあまり望めないと思われたが、この2年間はサイドでの崩し方というものが見えなかった。

 

今シーズンはそもそもサイドハーフの人選が固まらなかったし、途中からレギュラーに定着したマルティノス選手は、お世辞にもコンビプレイが上手とは言えなかったし。

 

だからその割を食った、という印象は否めない。

 

ただ、それを差し引いたとしても、出場したときにインパクトあるプレーを見せていたかと言えば、そこはクエスチョンマークがついてしまう。

 

興梠選手の9年連続2桁得点のアシストとなった、川崎戦でのPK獲得は、この1年では最も貢献したプレーになるのだろう。

 

しかし、湘南戦で畑選手に結構やられてたりだとか、セレッソ大阪戦で西川選手との連携がうまくいかずに、藤尾選手にプロ初ゴールを献上したりだとか、守備面でもあまりいいプレーが観られなかったのは残念。

 

そうなると、守備では1対1に強さがあり、かつ制空権が取れ、上下動できる橋岡選手の後塵を拝してしまうことも道理か。

 

ただ、彼は今年でまだ25歳。

 

サッカー選手として、これから十分に巻き返せる。

 

横浜FCでしっかりと戦術が整備されたサッカーであれば、彼も輝けるかもしれない。

 

次戦う時は、浦和の左サイドを蹂躙する位の気持ちで、横浜FCでも頑張ってほしい。

【新加入選手考察】「逆足精度も高し」小泉佳穂選手がFC琉球より完全移籍加入

補強第2弾。

 

FC琉球より、小泉佳穂選手が完全移籍加入。

 

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ポジションはMF。

 

具体的には主にトップ下の模様。

 

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スタメン時のポジション

 

2020シーズンのレッズは主に4-4-2を採用していたため、トップ下というポジションはなかった。

 

が、リカルド監督が2020シーズンで主に採用した3-4-2-1では、「2」がそのポジションとなるものと思われるため、小泉選手はそのポジションを見越しての獲得となったのだろう。

 

また、既存の選手に目を向けると、伊藤(涼)選手や武田選手も元来そのポジションが得意であるため、若手選手含めて競争が激しくなることが予想される。

 

小泉選手は、FC東京U-15むさしから前橋育英高校、青山学院大学を経て、FC琉球へと加入という経歴。

 

FC東京U-15むさしからFC東京U-18へは昇格できなかったのか、あるいは昇格を蹴って高校を選んだのか。

 

最近は、昇格できるとしても、自分自身の成長に何がベストなのか考えて、あえて高校へ進む選手も多くなっているんじゃないかと思うからね。

 

少し話は脱線するが、FC東京はU-15に「むさし」と「深川」があり、その2チームからU-18に昇格させる選手を決めるわけだから、当然倍率は高くなるはず。

 

他のチーム(鹿島・横浜FM・広島等)も同様の制度を敷いているが、レッズはやっていない。

 

これには埼玉県の事情もあるのかな。

 

大宮もU-15は1チームだけだし。

 

個人的には、受け皿が多ければ、その分優秀な選手を確保できる訳だから、レッズもそうした方がいいと思うんだけどね。

 

さて、小泉選手に話を戻すと、青山学院大学時代は4年間、関東大学2部リーグで奮闘。

 

私関東大学サッカー連盟のHPで調べた4年間の成績は、70試合出場、19ゴール(内PK6)、11アシストとそこそこの成績。

 

2年時の7ゴール(内PK2)8アシストは大活躍と言っていい。

 

また、前橋育英高校時代は現セレッソ大阪の坂本達裕選手と同期であり、坂元選手のドリブルは小泉選手を真似、練習して身につけたんだとか。

 

そんな訳で小泉選手は、ドリブルに特長がある選手である模様。

 

Football LABのデータによれば、ドリブルチャンスとパスチャンスが高いので、ドリブルからのラストパスで得点に絡むことができるということか。

 

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プレースタイル指標:小泉 佳穂

 

また、チャンスビルディングポイントに目を向けると、パスレシーブも高いので、相手ディフェンスラインと中盤の間でボールを貰う動きに長けている様子。

 

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チャンスビルディングポイント:小泉 佳穂

 

攻撃もJ2全体で12位であり、FC琉球の攻撃を牽引してきたのがわかる。

 

また、シュート部位やクロス部位も利き足の左だけではなく、逆足の左でも同じくらい撃って、または放っている。

 

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シュート部位・クロス部位:小泉 佳穂

 

片足しか使えなければ、そちら側を重点的にケアすれば良いのだが、どちらも使えるとなれば、相手守備陣は対応しづらくなるはず。

 

動画でも、両足の精度はほぼ変わらないように見える。

 


小泉佳穂 2020 FC琉球

 

J1のスピードや強度に順応できれば、武藤選手のように、ゴールを狙いつつもパスを引き出し、かつラストパスが出せる選手になれると感じた。

 

データ引用元:Football LAB

【新加入選手考察】「柴戸選手と並べればもう鉄壁」金子大毅選手が湘南ベルマーレより完全移籍加入

補強第1号。

 

湘南ベルマーレより、金子大毅選手が完全移籍加入。

 

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金子選手のポジションはMF、主にボランチ。

 

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2020シーズンスタメン時のポジション

 

ボランチはエヴェルトン選手が退団、長澤選手が名古屋へ移籍、青木選手もFC東京への移籍が噂されるなど、一気に層の薄くなるポジションなだけに、金子選手の加入は非常に大きい。

 

金子選手の経歴に目を向けると、サッカー名門校の市立船橋高校出身。

 

2020シーズンに躍進を果たした、柴戸選手の後輩となる。

 

残念ながら、学年は3つ離れているため、一緒にプレーはしていないようだけれど。

 

高校同期には杉岡大暉選手(鹿島)、原輝綺選手(鳥栖⇒清水)。

 

後にプロとなる選手が3人いるチームは、さぞかし強かったであろう。

 

その後、高卒時点でのオファーの有無は定かではないが、神奈川大学に進学し、大学サッカーの門を叩いた。

 

私の好きな大学サッカー出身者ですな。

 

しかし、年齢から逆算すると2年次かな?に大学を中退し、湘南ベルマーレに加入。

 

湘南では3年間で56試合に出場し、東京五輪を戦う予定のU-23日本代表にも名を連ねている。

 

そんな彼のプレースタイルは、「ボール奪取に長けたボランチ」である。

 

と聞くと思い起こされるのが、そう、先程も名前が挙がった市立船橋高校の先輩、柴戸選手である。

 

Football LABのプレースタイル指標・チャンスビルディングポイントを比較してみると、あらびっくりほとんど同じ!

 

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プレースタイル指標:金子 大毅

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プレースタイル指標:柴戸 海

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チャンスビルディングポイント:金子 大毅

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チャンスビルディングポイント:柴戸 海

若干柴戸選手の方が守備寄りという印象かな。

 

だが、ボール奪取に長けている金子選手と柴戸選手をボランチで並べれば、ディフェンスラインより前でボールを狩り取りまくれる、最強の楯が完成する!かもしれない。

 

ただパスチャンスは両名ともあまり高くないので、ボランチからのパスによるチャンスメイクはあまり期待できない可能性が高い。

 

まぁ私としては、展開は監督による戦術次第でどうにかなると思っているので、この両名を並べた浪漫ある布陣を希望するよ。

 

データ引用元:Football LAB

 

【2021年1月8日追記】

識者の方によれば、どうやら柴戸選手っぽくはない様子笑

 


『金子大毅が一番エグい』対戦相手も認めたその実力とは?

 

総合力の高い、万能型の選手なようですね。

【浦和レッズ】「待望の攻撃の型を持った監督」リカルド ロドリゲス監督が監督就任

あけましておめでとうございます。

 

本年も主に浦和レッズ、書籍を中心に頑張って更新してまいります。

 

2020シーズンが終了し、年末にかけて様々な入退団情報がリリースされた。

 

一つ一つ記事にしたいと思っているので、お付き合いいただければ幸い。

 

まずは指揮官について。

 

2021シーズンから、前徳島ヴォルティス監督の、リカルド ロドリゲス監督がトップチームの監督に就任することが発表された。

 

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報道レベルでは、前所属の徳島ヴォルティスのシーズン佳境、正にJ1昇格争いが熾烈を極めている時に一斉に報道されていた。

 

そこから間を置き、若干ヤキモキはしたものの、正式リリースとなり、ひとまずは安心。

 

安心、という言葉の通り、リカルド監督の監督就任は個人的に歓迎。

 

理由として、「実績があること」。

 

表面的な部分、実績面から言えば、徳島ヴォルティスをJ2優勝、J1昇格へと導いたという結果がある。

 

得点数67はリーグトップの水戸ホーリーホックの68に次ぐリーグ2位、失点数33もリーグトップの福岡の29に次ぐリーグ2位だ。

 

また、外国人監督だが「日本での生活が長いこと」も挙げられる。

 

徳島を率いて4年、2021シーズンからは日本で5年目を迎える。

 

日本の気候面での特徴、またJ1とJ2という違いはあれど、Jリーグを肌で感じ、リーグの特徴、またレベルや戦い方というものを既に知っているというのは大きなプラスではなかろうかと考える。

 

次に、リカルド監督がどのようなサッカーを志向するかということだが、徳島の試合を少しだけ観戦した印象としては、最後方のGKから繋ぐという印象。

 

2020シーズンのレッズが繋ぐ意識がなかったというわけではないけど、あくまでビルドアップからチャンスが創出できないということが相手チームにバレており、結果ボールを持たされていることが多かった。

 

また、逆に前からプレスをかけてくるチームに対しても、プレスの網をかいくぐれず、バックラインでパス回し⇒出しどころがなくGKへ戻す⇒出しどころがなく大きく蹴る⇒ボールロスト、を繰り返し、効果的な攻撃は全くできていなかった。

 

だが徳島の攻撃スタイルから言えば、しっかりとしたポゼッションから相手のディフェンスラインを突破し、ゴールに結びつけるという評価を受けている。

 

Football LABのコラムにおいては、攻撃の組み立てのそれぞれの局面で自信をもって自分たちの形を出せていると評されている。

 

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コラム「祝・J2優勝。徳島ヴォルティスの強さの秘密は?」より。

 

4年間という歳月はあれど、戦術をチームに落とし込み、それを選手に体現させられる手腕も確かな模様。

 

1点気になるのは、リカルド監督招聘時の戸苅本部長のコメント。

 

「2020年に掲げた『即時奪回』『最短距離でゴールを目指す』サッカーに、常に『主導権』を持ち、より『攻撃的』で、ハイブリッドなサッカースタイル(カウンタースタイルとポゼッションスタイル)を実現することを目的に、リカルド ロドリゲス監督を招聘することにしました」

 

「即時奪回」「最短距離でゴールを目指す」=ショートカウンターと私は読み取ったけど、徳島のチームスタイルとしては、J2のチームの中でもショートカウンターの指数はかなり低い。

 

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チームスタイル:徳島ヴォルティス

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リーグにおけるショートカウンターの指数とシュート率

見辛いが、徳島は千葉と愛媛の少し上あたり。

 

ちなみに2020シーズンのレッズ自体も別にショートカウンターの指数は高くない。

 

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チームスタイル:浦和レッズ

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リーグにおけるショートカウンターの指数とシュート率

 

 

なので、仮にショートカウンターのスタイルを目指すということであれば、リカルド監督の招聘はアンマッチしているということになる。

 

2020シーズンのレッズも、高い位置からのプレスが機能していたとは言い難いし、ロングカウンターの指数が高いのは、自陣に縛り付けられてからのカウンターが多かったからと推測もできるけど笑

 

というかレッズが2020シーズン、やりたいことができていたかはこの際置いておくとして、両チームのスタイルが全くと言っていいほど合致していないな。

 

2020シーズン、レッズがやりたいことをできていたと仮定するのであれば、できなかったことを実現させるために、リカルド監督を招聘した、という考え方なら辻褄は合うけど…。

 

とは言え勿論、リカルド監督の手腕には期待タップリだし、新しい選手の加入もあり、様々な競争があることは楽しみしかない。

 

また、過去のミハイロ ペトロビッチ監督がそうだったように、攻撃スタイル構築手腕に定評のある監督が率いるチームの試合は、観ていて楽しい。

 

すぐには難しいとは思うけれど、2020シーズンの閉塞感からの脱却を切に望む。

 

早くも開幕までは2カ月を切った。

 

2021シーズン、その様なメンバーで、どの様な試合を見せてくれるのか、待ち遠しい。

 

データ引用元:Football LAB

【浦和レッズ】2020シーズン終了

昨日、リーグ最終戦はコンサドーレ札幌に0-2で敗れ、浦和レッズの2020シーズンは幕を閉じた。

 

最終的な成績は13勝7分14敗、得失点差-13。

 

当初目標としていた、ACL出場権および得失点差プラス2桁、というのは未達となった。

 

が、個人的には今シーズンにおいては、目標未達となったことについては問題視していない。

 

達成できればそれはそれでよかったけれども、今シーズンは新型コロナウイルスの影響で通常のシーズンとは色々と異なるシーズンとなった。

 

特に、例年であればシーズン終了時点で17位・18位のチームはJ2に自動的に降格、16位のチームはJ2で3位となったチームと入替戦を行う。

 

だが今年はその降格措置がなくなった。

 

また、選手交代枠も通常3枠であったものが、今シーズンは5枠(確か)となった。

 

だから、個人的には結果至上主義に走るのではなく、より多くの選手を起用し、これまで「放置していた」世代交代に着手する絶好の機会であったと思う。

 

だが、今シーズンが終了し、浦和レッズに成果としてあったものとすれば、

 

①大槻元監督のトップチーム監督としての経験値蓄積

②興梠選手の9年連続2桁得点達成

 

くらいだろう。

 

②については、前人未到の記録であり、押しも押されぬ浦和レッズのエースである興梠選手の努力の賜物であるので、これに関しては賛辞を惜しむものではない。

 

というかむしろ、シーズン中盤から後半にかけては、それ位しか楽しみがなかった。

 

①については、大槻氏が今後も監督業を続けるとすれば、大槻氏自身のためにはなったと思う。

 

また、今後他のチームで更に経験を積んで、いつか浦和レッズの監督に再任となる可能性もないわけではない。

 

が、今シーズン、そして今後の浦和レッズに残したものと考えると、皆無であったと言わざるを得ない。

 

何が不満であったかは以前の記事にも記載しているので、そちらをご覧いただくとして。

 

www.zeniya47.tokyo

 

話を戻すと、今シーズンは世代交代という至上命題に関して、取り組むには絶好のチャンスであったにもかかわらず、相変わらずこのチームはそれを放置した。

 

そもそも降格がないのだから、結果はさておき世代交代を重視し、若い選手を積極的に起用すべきだったと考えるのが私の意見。

 

しかし、特段そういった思い切った起用もせず、かといって結果や内容が伴う訳でもなく、前述した中途半端な成績に終始。

 

私は今シーズンを棒に振ったと言っても過言ではないと思う。

 

以前、レッズの監督を務めた、フォルカー・フィンケ氏は、積極的に若手選手を起用していた。

 

2シーズン監督を務めて、成績はあんまりよくなかったけど、私みたいに若手選手の成長を観たい人間には面白かったし、私は所謂フィンケ氏の3年目が観たかった人間。

 

そんな私にとっては、今シーズンの選手起用は到底納得できるものではなかったな。

 

統計を取ったわけではないから、もしかしたらレッズのスタメン平均年齢は実は若いのよ!っていう結果だったかもしれないけど、他チームはもっと若い選手を積極的に起用している。

 

川崎やガンバや鹿島はチームとして結果も出している。

 

川崎の三苫選手や旗手選手とか、ガンバの唐山選手とか、鹿島の上田選手や沖選手とか。

 

隣の芝生は青く見える、とは言うけれど、他のチームは着々と若手選手を育てているのに。

 

以前レッズへの帰還を期待していた筑波大学の角田選手も、横浜F・マリノスに加入が内定。

 

オファーしていたかどうかは不明だが、今のレッズは、同カテゴリーのチームに、下部組織にいた選手を取られるまでに落ちぶれている、という現実に危機感を持った方がいい。

 

そして、シーズンが終了したことで、選手獲得の噂もチラホラと聞こえてきている。

 

年齢の若い選手にも声をかけているようだけど、結局それも他チームで経験を積んだ選手を獲得しようとしている訳で、とことんこのチームは自前で育てるということをしないのかなーとゲンナリしていますが。

 

とはいえまだ報道の段階なので、正式決定があるまでは具体的には伏せる。

 

とにかく、今シーズンの選手起用が来シーズン以降の結果に影響しないことを祈るばかり。

 

そして加入の噂があれば、退団の噂もある。

 

私がユニフォームを買った選手は、未だに最後までレッズにいたことはない。

 

現所属選手でユニフォームを所有しているのは、伊藤涼太郎選手と長澤和輝選手。

 

また怪しいかもね。

【試合レビュー】「浦和の未来を見た10分間」リーグ戦第32節*湘南ベルマーレ戦(△0-0)

見返してみると、試合レビューを最後に書いたのは、7月18日。

 

リーグ戦第5節のFC東京戦。

 

しかもFootball LABのデータ更新サボってるし。

 

そこから夏・秋ときて冬になって今回のレビューとなるから、どれだけモチベーションが下がっていたかわかるなぁ…笑

 

今回は試合自体は引き分けだったけど、試合終盤に見どころがあったので。

 

■雑感 

試合全体の感想としては…まぁ今年一年、途中で観戦しなかった試合もチラホラありつつも、今はこれが精一杯かなと。

 

一応、ボールを保持しようとする相手の方が攻撃に関してはイイものを出せているレッズだけど、湘南もカウンター攻撃を主体とするチームだから、レッズがボールを保持する時間も必然的に多かった。

 

ボールを保持している時の攻撃のクオリティはあまりよろしくないので、90分通して、レッズが盛り上がるシーンは少なめ。

 

逆に湘南は何度かレッズの守備網を突破してシュートまで持っていけていた。

 

試合を観ていてずっと気になっていたのが、カウンターで攻めあがる時の、両チームの差。

 

湘南は何人もの選手が、ボールや人と一緒に猛然と駆け上がるのに対し、レッズはカウンターの時でもせいぜい1・2人がゆっくりと上がってくるだけ。

 

もしかしたら、チームとしてそれぞれその様に動けと指示されているのかもしれないけど、現状ポゼッションからチャンスを創出する可能性があまりなさそうなのだから、カウンターの時にはもっとリスクを冒すべきと思ったな。

 

後半途中に武藤選手や柴戸選手が交代で出場したあたりから、少しづつ攻撃にも迫力が出てきた。

 

っていうか柴戸選手、ようやく復帰したね。

 

最近、全然音沙汰がなかったから心配していたけど、やっぱり彼のボール奪取力は魅力。

 

あと2試合、スタメンでいけるんじゃないかな。

 

そしてこの試合は何といっても、85分から途中出場の武田選手。

 

興梠選手への惜しいパス1本に、終了間際の惜しいシュート1本(DFに当たってなかったら枠外だったかもしれないけど笑)。

 

またサイドチェンジのミドルパス。

 

短時間にもかかわらず、とてもワクワクさせてくれるプレーを見せてくれ、アディショナルタイム含めれば10分程度のプレーだったけど、武田選手に浦和の未来を見たよ。

 

◼️データ考察

[スタメン]

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最終ラインは槙野選手・デン選手が怪我で欠場。

 

デン選手は治療のためにオーストラリアに一時帰国したため、今シーズンは終了かな。

 

橋岡選手がセンターバックで、右サイドバックに岩武選手。

 

橋岡選手はユースではずっとセンターバックだったから、本職での先発ということに。

 

やっぱり対人はピカイチに強いよね。

 

あとはビルドアップをもっと磨けば、海外も近そう。

 

岩武選手は、可もなく不可もなく、といった出来だったか。

 

対面の畑選手に何度かやられかけてたけど。

 

累積警告で欠場となったレオナルド選手の代役となった杉本選手がクロスを決めていれば、また岩武選手の評価も一段階上がってたかもしれない笑

 

ベンチでは柴戸選手の復帰、武田選手の初ベンチのほか、石井選手も初ベンチ入り。

 

阿部選手も今シーズン初ベンチ入りかな?

 

怪我人多数のためか、既に今期の目標達成が困難なためか、ベンチ入りメンバーは普段の顔ぶれとは少々異なっていたね。

 

 

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

 

サイドを上手く使えていたのは明らかに湘南だった。

 

クロスとドリブルポイントは上回られた。

 

逆に、シュート精度があまり良くなかったことで失点を免れた部分もあった。

 

浦和はそもそもシュート数自体が少なかったと思うが…。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

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クロス

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ドリブル

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シュート



攻撃は山中選手がトップだったけど、パスポイントが高かったため。

 

単純に最終ラインや中盤の選手とのパス交換が多かったためと判断したため置いておく。

 

クロス・ドリブルは湘南の両サイドがトップ。

 

両サイドは制圧されていたからね。

 

汰木選手・マルティノス選手は攻撃性能で言えば良いものを持っていると思うけど、やっぱりチームとしてサイド攻撃の方法が全く見えないからね。

 

やむなし。

 

そしてシュートは武田選手!

 

最後のあのシュートだけでトップになってしまうとは。

 

Twitterでは、ジョホールバルの歓喜の中田英寿氏のシュートにそっくりとの動画が出回っていたけど、確かにそっくりだった笑 

 

 ■最後に

やっぱり若い選手が躍動するのを観ていると楽しい。

 

とは言え武田選手は正直、今シーズンからではなく来シーズンからが勝負と思っていた。

 

理由としては、シーズン前の町田ゼルビアとのトレーニングマッチで、完全にフィジカル負けしていたから。

 

だから今シーズンは身体作り、と勝手に思っていたのだけれど。

 

昨日の試合では全くそんなこと感じさせなかった。

 

きっと、試合に出られなくても努力を継続していたのでしょうね。

 

今シーズン残り2試合、私イチオシの伊藤涼太郎選手は現在も別メニューということで、川崎戦・札幌戦も厳しいかもしれないけど…泣

 

鈴木彩選手・石井選手、そして武田選手により多くの出番があることを願っている。

 

データ引用元:Football LAB