和製コルドバが追いかける、赤き血のイレブン達。

浦和レッズと読了書籍についてマイペースに。

【退団情報】「得点力が本当に秀逸だった」レオナルド選手が山東魯能泰山(中国)へ完全移籍

いやーさすがに橋岡選手で打ち止めだと思っていたんだけれど。

 

この時期に退団情報の記事を書くとは思わなんだ笑

 

そんな訳で、急転直下のシント=トロイデンへ移籍となった橋岡選手に続き、レオナルド選手が山東魯能泰山(中国)へ完全移籍することが発表された。

 

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レオナルド選手は昨オフにJ2の新潟より加入したFW。

 

その前のシーズンにはJ3の鳥取に所属しており、日本にやって来てから、シーズンごとにカテゴリーを上げていた。

 

そしてそれは彼の、得点力の高さによって実現したもの。

 

鳥取では31得点、新潟では38得点をそれぞれ記録し、異なるカテゴリーで連続得点王を成し遂げるという偉業を達成。

 

そこにレッズが声をかけ、遂に昨シーズンはJ1の舞台へ。

 

チームとしての戦い方が定まらず、得点への道筋も不透明な状況の中、それでも特に前半戦は決定力と、上背はそこまでないものの強靭なフィジカルにより、優れた得点力を発揮。

 

彼の力で勝点を得ていた試合もあっただろう。

 

しかし、チームとしての問題なのか彼としての問題なのか、守備時のプレスでは彼一人のみが相手DFにプレッシャーをかけ、彼の背後のMFがついてきておらず、無駄に体力を消耗してしまっているシーンが散見。

 

また、彼は良くも悪くもビルドアップがうまくいっていないときに、興梠選手のように下がってボールを捌くタイプではなく、あくまでペナルティエリアで強みを発揮するタイプ。

 

昨シーズン中盤から終盤にかけては、ビルドアップが上手くいっていないチームの中で、ボールを運べるマルティノス選手や、チームの潤滑油となれる武藤選手、ボールを収めて起点となれる杉本選手を優先的に起用する場面があり、いつしかベンチスタートがメインに。

 

それでも最終的に11得点と、チーム2位の10得点を記録した興梠選手を抑えてチームトップスコアラーとなったが、彼としても不完全燃焼となったシーズンだっただろう。

 

とはいえ、巷の噂によれば彼は複数年契約を締結しており、移籍金も高額に設定されているので、彼を引き抜くのは容易ではなく、かつ今シーズンはリカルド監督も招聘し、彼の真価が発揮されるのを楽しみにしていたサポーターも多かったはず。

 

それがここにきて、中国マネーによる引き抜きにあってしまった。

 

リカルド監督が加わったのでチームに残留した、日本人への帰化も考えている、といった発言から、彼はこれからもレッズにいてくれるものと考えていたが…。

 

まぁ外国人選手はあくまで助っ人選手。

 

大体は傭兵的な考え方をするだろうし、詳細は不明だけど、サッカーとしても給料としても待遇が改善されるということであれば、そちらに行くのは自然の摂理。

 

彼を見出したレッズOBの岡野氏の心情は如何に、という面はあるが、やむをえまい。

 

私は逆に、新しいチャレンジが開幕までにどこまで整備されるか、レオナルド選手そして橋岡選手に代わる選手が誰になるのか、そしてどう活躍してくれるか楽しみ。

 

もう今週末にはリーグ開幕戦のFC東京戦。

 

チーム一丸となって頑張ってほしい。

【退団情報】「世界へ羽ばたけ」橋岡大樹選手がシント=トロイデンVV(ベルギー)へ期限付き移籍

先日、レッズの移籍関係の記事はアップし終わったはずだったのだが…。

 

レッズは現在、来月下旬の開幕に向けて、沖縄でキャンプ中。

 

そんな中、橋岡選手はキャンプに参加せずに渡欧しており、シント=トロイデンVV(ベルギー)へ期限付き移籍が濃厚になっているとのニュースが流れ、本日公式で発表となった。

 

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先般、新体制や新背番号も発表され、以降の退団はないであろうと高を括っていたが、まさに急転直下の展開となった。

 

橋岡選手はアカデミー出身のDF。

 

これまでも各世代の代表、また飛び級での選出の経験もあり、ユース時代から浦和を背負う逸材として期待されていた。

 

私も彼観たさに何度かユースの試合に足を運んだほど。

 

期待通りにトップチームに昇格してからも、ルーキーイヤーから順調に試合出場を重ねていた。

 

 2種登録されていた2017シーズンを含めると、リーグ戦やカップ戦合計で96試合に出場。

 

高卒ルーキーでこの数字は大変立派な数字。

 

元々のポジションはCBだが、スタミナがあり惜しみなく上下動ができること、また脚が攣ってからも走り続けられるアスリート性や、ヘディングのターゲットによる攻撃の起点という側面から、トップチームでは基本WBやSBでの起用が専ら。

 

リーグデビュー戦でのポドルスキ選手(当時神戸)とのマッチアップは見ごたえがあったなぁ。

 

また、そのアスリート性を活かした対人守備には定評があり、若いながらも彼のサイドを突破されることはあまりなかったはず。

 

逆に、決して器用な選手ではないため、攻撃面は改善の余地を多く残しており、CBであればビルドアップ、SBであればドリブルやクロスの部分は課題であると言えた。

 

ただ、彼は本職ではないWBやSBであっても、当初よりも成長した姿を見せている。

 

恐らく向上心が強く、常に課題に取り組む姿勢を持っているのであろう。

 

 

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プレースタイル指標:橋岡 大樹

 

彼のプレースタイル指標はこちら。

 

上述の通り、ヘディングのターゲットによる攻撃の起点という側面からか、敵陣空中戦の数値が高い。

 

また、自陣空中戦と守備も高く、守備性能は十分。

 

ベルギーリーグがどのレベルなのかはわからないけど、一般的に日本人は小柄だから、182㎝という日本人では高身長になる部類でも、世界では180㎝台中盤から190㎝台という選手がゴロゴロいる印象。

 

なので、同チームのライバルや、対戦相手のFWは国内の相手とは全く異なってくるのではないか。

 

そこで結果を残せれば、同チームからドイツへステップアップした遠藤航選手(現シュツットガルト)と同様のルートを辿れる公算は高い。

 

先述の通り、彼は向上心が強く、レッズでも外国人選手と積極的にコミュニケーションを取っていた印象が強いことから、ベルギーでも通用するのではないかという期待感のほうが大きい。

 

彼が世界で活躍できれば、同じ夢を持った選手が下部組織に集まる可能性も高い。

 

是非、すぐに浦和に戻ることなく、世界で大活躍をしてほしいもの。

 

唯一の懸念は、レッズの右SBが西選手だけ問題かな。

 

■参考動画(大分戦の「オレオレ」が大好き笑)

www.youtube.com

 

データ引用元:Football LAB

【試合レビュー】「新しい試みが観られた」トレーニングマッチ*沖縄SV戦(2-0) ※1本目のみ

只今チームは絶賛、沖縄で開幕に向けてキャンプ中。

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、キャンプは全面的に非公開となっていることから、映像でチーム状況を確認できる媒体に乏しい。

 

公式のYouTubeチャンネルも、毎日更新というわけではなく今のところ練習風景が公開されたのは1日目・2日目のみ。

 

なので、チームが始動してからどんな立ち位置ににいるかは判断が難しいが、先日地元の沖縄SVとのトレーニングマッチが実施され、1本目から2本目の途中まではインスタライブで公開。

 

たまたま公開時間が会社の昼休憩と重なったため、1本目のみ観戦。

 

1本目のメンバーは以下の通り。

 

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1本目メンバー

 

4-4-2で、新加入選手が中心となっており、右SBは2022シーズン加入内定の宮本選手(流経大)となっていた。

 

1本目を観る限り、目指すサッカーは「GKからポゼッションしてくスタイル」「奪われたら積極的にプレス」と思えた。

 

特に新しい試みである、GKからポゼッションしていくスタイルは顕著で、GKの塩田選手は勿論、かなり低い位置でもCBやSBがGKと同じ位置くらいまで下がって貰い、展開を試みていた。

 

そういったことに取り組んでいると西川選手もコメントしていたので、その確認にはなったけど、実際に観るとかなりリスキー笑

 

相手の守備網を突破できればチャンスになるが、一つのパスミス・トラップミスが致命的にもなりかねない諸刃の剣。

 

これを開幕までにどこまで突き詰めていけるかがポイントかな。

 

個人では、両SHの汰木選手・小泉選手がいい動き。

 

小泉選手は汰木選手のパスを受けて、左足でゴール。

 

それ以外にも、宮本選手へ決定的なパスを供給していた。

 

汰木選手も小泉選手へのアシストのほか、明本選手への決定的なパスも。

 

宮本選手・明本選手どちらも枠外に蹴ってしまったのが残念だったが…。

 

試合は3本目に武田選手が追加点、失点はなく2-0で勝利。

 

新監督ということで、まだまだ戦術の落とし込みには時間がかかるだろうし、選手の序列もこれからになるだろう。

 

とはいえ、実は既に開幕まで1か月を切っている。

 

この沖縄キャンプ、そして大原に戻ってから、チーム・個人がどこまで成長するのか楽しみだ。

 

(…橋岡選手はどうなるのかなー…)

 

【退団情報】「ゴール・アシストという結果を」池高暢希選手が福島ユナイテッドFCへ育成型期限付き移籍

シーズンオフに入ってから、長らく入退団について考察したが、恐らくこれがラスト。

 

池高暢希選手がJ3の福島ユナイテッドFCへ育成型期限付き移籍となった。

 

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池高選手は大城選手と同期、従って今シーズンでプロ3年目となる。

 

ルーキーイヤーは、天皇杯HondaFC戦で出番があるも、インパクトは残せず、試合も敗戦。

 

その後は試合出場がなく、昨シーズンはカターレ富山へ期限付き移籍。

 

富山ではある程度出場機会を掴んでおり、21試合に出場。

 

スタメン8試合、途中出場が13試合のため、出場時間は913分。

 

ゴール・アシスト数が0なのが少々寂しいところ。

 

ただ、中々一足飛びに大活躍、というのは難しいので、昨シーズンはプロサッカーのプレースピード、フィジカルに慣れさせるという期間と考えれば悪くない。

 

上記の通りカターレではそこそこ出場機会を得ていたが、目に見える結果は残せていなかったため、期限付き移籍期間を延長するものかと思ったが、福島ユナイテッドFCへと移籍に。

 

福島ユナイテッドFCの昨シーズンのフォーメーションで最も多かったのは3-4-2-1だが、今シーズンから監督が変わるので、池高選手が起用されるであろうサイドが何枚になるのかは見通しが立たない。

 

ただ、富山では右SBからSHまで起用されていた。

 

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スタメン時ポジション:池高 暢希

 

サイドの枚数がいくつであろうと、フレキシブルに対応できそうなところは大きな強みだ。

 

大城選手はまずは出場機会を掴むことが大切であったが、池高選手は富山である程度出場機会を得ていたため、次のステップとして数字を残せるか。

 

大城選手は守備の選手であるため、ゴールやアシストという目に見える個人スコアを伸ばすことは難しいが、池高選手はその部分にこだわってプレーしてほしい。

 

目標として、○ゴール○アシストと、数字を設定して目指すことで、逆算してやるべきことがスケジュール立てでき、彼の成長に繋がると思うので。

 

また、池高選手の主戦場である右サイドは、レッズでは西選手や田中選手といった即戦力となり得る選手を補強している。

 

レッズへ帰還し、その中に割って入るためにも、福島で数字を残すことが必要だ。

【退団情報】「今シーズンは正念場」大城蛍選手がY.S.C.C.横浜へ育成型期限付き移籍

2021シーズン、レッズは既にチームが始動しており、新加入選手記者会見や、初練習も終了している。

 

そんなシーズンが始動する直前、昨シーズン育成型期限付き移籍していた、レッズユース出身の2名の選手について、新たな所属先が発表された。

 

今回は、ガイナーレ鳥取からY.S.C.C.横浜へと移籍が発表された大城選手。

 

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 ↓鳥取移籍時の記事はコチラ↓

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大城選手はガイナーレ鳥取で、出場試合数3、合計プレー時間は85分間と、育成型期限付き移籍のレッズ側としての目的である、試合出場機会を掴むには至らず。

 

初のベンチ入りが10月18日のG大阪U-23戦とかなり時間がかかっている。

 

その出場試合の内訳も、途中出場1分が2試合、スタメン出場83分途中交代と、まとまった出場経験を積めたのは1試合のみといえる。

 

 大城選手は昨シーズンでプロ2シーズン目。

 

ルーキーイヤーも出場機会はなく、2シーズン合計でほぼほぼ試合経験を積めていないとなると、一旦チームに復帰させるという選択肢もあるかと思っていたが、鳥取と同じJ3のY.S.C.C.横浜が受け入れ先となった。

 

大城選手のポジションはセンターバック。

 

レッズのセンターバックは、槙野選手(34歳)・橋岡選手(21歳)・デン選手(23歳)・藤原選手(18歳)・岩波選手(26歳)の5選手。

 

3バックと4バックで起用されるセンターバックの数は異なるが、3バックではセンターバックを3枚起用する必要があるので、単純に考えれば上記の5名の中から3名、そして控えに1名という布陣になるか。

 

ただし、槙野選手は年齢から考えても、これから長期間活躍できるわけではないと思われる。

 

また、わざわざTwitterで残留宣言をしており、チームからも少々厳しい評価を受けた模様。

 

橋岡選手も欧州移籍の噂があり、決して今後数年安泰といえる構成ではない。

 

なので、大城選手が移籍先で試合経験を積んで、逞しくなって戻ってこられれば、チームとしてはさらに層が厚くなる。

 

逆に今シーズン、試合経験を積めなければ、来シーズン以降のレッズへの帰還は難しいかもしれない。

 

いわゆる正念場というやつかな。

 

ユース時代にはセットプレーでハットトリックもかましていた大城選手、その強さをY.S.C.C.横浜でも発揮してポジション確保を!

【新加入選手考察】「まずは特長アピールを」福島竜弥選手が浦和レッズユースより昇格

一通り今回のシーズンオフで加入となった選手達について、考察を行って来た。

 

ただ、既にユースから昇格内定していた福島選手についての記事を書いていなかった。

 

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福島選手は宮崎県出身。

 

中学年代は地元宮崎の児湯SCジュニアユースでプレーしていたが、そこでのプレーが目に留まったか、高校から浦和レッズユースでプレー。

 

ポジションは左サイドバック。

 

しっかりとプレーを観たことがないので、彼のプレーの印象を語れないのが残念。

 

ただ、公式リリースのプレー特長では、「闘争心があり、スピードを武器にするサイドバック。対人が強く、思い切りの良いオーバーラップも特長」とのこと。

 

それを裏付けるのは彼の体重。

 

175㎝と決して長身ではないが、73kgと体重はそこそこ重い。

 

岩波選手は186㎝だけど体重は72kg。

 

岩波選手が軽いということもあるが、福島選手は相応に筋肉をつけ、フィジカルコンタクトに負けないようにしているのではないか。

 

対人に強いってことだし。

 

私も大学サッカー部時代は身長170㎝体重70kgだったと思う。

 

同じ左サイドバックでは、山中選手と宇賀神選手がライバルとなる。

 

山中選手は攻撃力に特化しているタイプ、宇賀神選手はある程度バランスが取れているタイプかな。

 

彼らに勝つには、福島選手自身の特長をまず監督にアピールすることが必要。

 

今年は特に新しい監督で、横一線のスタートとなるはずだから。

 

新型コロナウイルスの影響で、キャンプができるかは不透明だけど、キャンプができるとなれば、そこから全力で取り組んで欲しいところ。

 

ルーキーとは言え、臆すべからずだ。

【退団情報】「身長191㎝の逸材」石井僚選手がレノファ山口へ育成型期限付き移籍

退団9人目(ラスト)。

 

石井僚選手のレノファ山口への育成型期限付き移籍が発表となった。

 

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石井選手は2019シーズンに浦和レッズユースから昇格して、プロ生活は今シーズンで3年目。

 

ユース出身だが、中学年代までは地元群馬県の街クラブに所属しており、そこで恐らくスカウトされてレッズユースへ入団。

 

最近トップチームに昇格する選手は、高校になって外部から入団してきた選手も増えてきたよね。

 

池高選手(富山)は北海道、大城選手(鳥取)は沖縄、今シーズンからトップチームの福島選手は宮崎。

 

きっとスカウトの方は、連日全国を飛び回って目を光らせているんだろう。

 

ジュニアユースからの昇格にこだわらず、外部入団も積極的なのはいいことだと思う。

 

クラブとしては、将来的にトップチームで活躍を期待する選手を、早い内から囲い込めるし、選手もプロに近づける。

 

仮にジュニアユースから昇格できなかった選手がいたとしても、本田圭佑選手(や中村俊輔選手よろしく、高校サッカーで悔しさをバネに成長することもあるから。

 

1歳年下の鈴木選手が逸材ということで何かと取りざたされるため、石井選手にはあまりスポットが当たることがないものの、彼も相当の逸材である。

 

世代別代表への選出経験もあるため、実力は折り紙つきであるはず。

 

そしてその身長は、鈴木選手の190㎝をも上回る191㎝!

 

最近はGKにハーフの選手が増えてきており、そういう選手は鈴木選手しかり、180㎝台後半、そして190㎝超の大型選手が多い。

 

そんな中で石井選手の191㎝というのは目を惹く才能だし、大きなアドバンテージである。

 

スラムダンクの田岡監督の言葉が思い起こされるね。

 

昨シーズンは終盤、福島選手や鈴木選手を差し置いてベンチ入り。

 

今後に期待を持たせるものであったが、試合経験を積ませる目的であろうか、山口への育成型期限付き移籍が決定。

 

石井選手と鈴木選手という将来有望なGKを抱えているのは贅沢だが、逆にポジションが1つしかないため、今回のように期限付き移籍で回収を目論見つつ、試合経験を積んで成長してもらうのがベスト。

 

将来的には、かつての都築選手と山岸選手のように、代表レベルのGKを2人抱える体制になると、チームとしては安心できるよね。

 

また、仮にどちらかが海外移籍等してしまっても、同じレベルの選手が所属していれば、戦力ダウンは最小限で済む。

 

山口の今シーズンは、なんとGK5人体制。

 

一般的に3人or4人体制が多い中、5人体制は多いような気がするが…。

 

まずはここでの競争に勝つこと。

 

そうすれば、彼自身の成長につながるし、レッズサポーターが観戦したくなる試合が増えて最高だ。

【退団情報】「上手かった」青木拓矢がFC東京へ完全移籍

退団8人目。

 

青木拓矢選手のFC東京への完全移籍が発表となった。

 

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青木選手はサッカー名門、前橋育英高校を卒業後、高卒で大宮アルディージャへ入団。

 

大宮で6シーズン過ごした後、埼玉ダービーの対戦相手でもあるレッズへ加入。

 

レッズでは大宮時代を上回る7シーズンを過ごし、合計240試合の公式戦に出場。

 

リーグ優勝は果たせなかったが、ACLやJリーグカップ、天皇杯の制覇に大きく貢献してくれた。

 

そもそも、大宮からレッズへの移籍ということで、結構遺恨を残しそうな移籍かと思ったし、来ないだろうと思っていたから、加入が決定したときは度胸あるなーと当時感じたと記憶している。

 

それまではあまり青木選手に注目していなかったけれど、レッズに来てからその上手さを知った。

 

これ!っていう表現をすることは難しいんだけど、観ていて「上手いなー」と感心するプレーを披露していたのは、いつも青木選手だったよ。

 

例えばハイボールのトラップだったりだとか、何気ない縦パスだったりだとか。

 

それでいて運動量が多く、広範囲をカバーしてくれて。

 

要は総合力が高い選手なんだよね。

 

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プレースタイル指標:青木 拓矢

 

昨シーズンはチームの状況もあまりよくなかったし、青木選手も先発出場13試合、途中出場8試合に留まったこともあり、数字で見ると中途半端な能力になっちゃってるけど、カバーエリアの広さが運動量の多さを物語っている。

 

また前線への裏へのパスもいい所を狙っているシーンが多かったから、FC東京で永井選手とコンビを組まれると厄介かもね。

 

年齢としては31歳ということで、レッズでもまだ十分やれると思うけど、リカルド監督が求めるボランチ像ではなかったか、世代交代の対象となってしまったか、FC東京からいい評価をいただいたのか、残念ながら退団となってしまった。

 

ただ長澤選手同様、数々のタイトル獲得に貢献してくれたこともあり、批判の声は少ない。

 

FC東京での幸運を祈る。

 

データ引用元:Football LAB

【新加入選手考察】「イヤらしい相手ほど味方になると心強い」西 大伍選手がヴィッセル神戸より完全移籍加入

補強第6弾(ラスト)。

 

西大伍選手がヴィッセル神戸より完全移籍加入。

 

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西選手は北海道出身。

 

コンサドーレ札幌の下部組織から札幌に昇格後、アルビレックス新潟を経て鹿島アントラーズ、ヴィッセル神戸と所属。

 

新潟のイメージ全然なかったなぁ。

 

しかし、西選手は今オフの補強の目玉と言って間違いないだろう。

 

西選手の主戦場である右サイドバック、昨シーズンは主に橋岡選手が担当。

 

時たまデン選手、岩武選手、柴戸選手が務めていた。

 

この中で右サイドバックを本職としているのは岩武選手だけ。

 

そして岩武選手は今シーズンから横浜FCへ移籍。

 

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橋岡選手、デン選手はセンターバック、柴戸選手はボランチが本職。

 

その中でも橋岡選手は182㎝の身長でありながらアップダウンができるアスリート能力を持ち合わせており、西川選手のキックターゲットにもなっていて、センターバックが本職とは言えない活躍だったと思っている。

 

ただ攻撃面で多くの期待をするのは酷。

 

クロス精度は昨シーズン中でも、相当改善の兆しが見えていたけどね。

 

なので、右サイドバックは適任と呼べる選手が不在で、最大の補強ポイントであったと言える。

 

ただそれが西選手とは!(いい意味です)

 

 

今回の新加入選手の中で実績面は群を抜いている。

 

日本代表選出経験あり、ベストイレブン、優秀選手賞、最優秀ゴール賞まで受賞しており、イメージの強い鹿島時代にはリーグタイトルを含め、数々のタイトルを獲得。

 

↓最優秀ゴールはコチラ

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前所属の神戸でも天皇杯やゼロックススーパーカップを獲得しており、一通りのタイトルを総なめしている。

 

その分、年齢は今年で34歳とベテランの領域であるが、それを補って余りある能力を持つ選手。

 

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プレースタイル指標:西 大伍

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チャンスビルディングポイント:西 大伍

 

まずはクロスチャンス力が高い。

 

これは昨シーズン、レッズでアシスト数トップだった山中選手と同等の数値。

 

クロスのチャンスビルディングポイントもリーグ全体で16位。

 

西選手と山中選手を両サイドバックに起用すれば、精度の高いクロスが両方から放り込めるぞ。

 

守備は知らん笑

 

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シーズン毎成績:西 大伍

 

これまでも安定した成績を残している。

 

サイドバックのポジションでこのアシスト数は一流じゃない?

 

西選手に関しては、興梠選手と同様、相手チームにいるときはこれ以上なくイヤらしいと感じる選手だけど、加入するとなるとそんな感情はどこへやらとなるのは不思議。

 

イヤらしいと感じるほど、実力があるということを私たちも自覚しているからなんだろうね。

 

西選手の補強をもって、恐らく今シーズンオフの補強は終了。

 

しっかりと各ポイントに有望な選手を獲得できたし、若い選手も多いので、補強には満足しているし、強化部の方々がとても尽力されたのだと敬意を表する。

 

リカルド監督パワーかもしれないけど笑

 

ただ西選手が加わったとはいえ、右サイドバックに手薄感はある。

 

2022シーズン加入予定の宮本選手を流通経済大学から時々呼ぶのかな。

 

データ引用元:Football LAB

【新加入選手考察】「実は16年前に目前でのレッズの優勝阻止」塩田仁史選手が栃木SCより完全移籍加入

補強第5弾。

 

塩田仁史選手が、栃木SCより完全移籍加入。

 

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塩田選手は、茨城県出身の39歳。

 

来シーズンプロ18年目となる、大ベテランだ。

 

地元茨城県の、水戸短大付属高校から流通経済大学へ進学し、プロ入りはFC東京。

 

その後、大宮アルディージャ、栃木SCへと移籍し、2021シーズンからはレッズの一員となる。

 

リーグデビューは2006シーズン、第33節の浦和レッズ戦。

 

確か勝てば初のリーグ優勝が決定する試合だったが、結果は0-0の引分。

 

結果として最終節の2位ガンバ大阪戦で雌雄を決することとなった。

 

そして地味に私はこの試合、味スタまで観に行っていた。

 

当時は高校生だったけど、たまたまクラスメートがチケットが余ったとかで誘ってもらい、リーグ優勝の瞬間に立ち会えるかも!とメチャメチャ楽しみにしていたなぁ。

 

結果としては、その機会を塩田選手に阻止されてしまったということになるのよね。

 

最終節のガンバ戦に勝利して優勝が決まったから良かったものの、仮に優勝できていなかったら、この移籍の際に当時を知るサポーターは複雑な心境になったことだろう笑

 

FC東京時代の通算出場試合数は、J2も含めると85試合。

 

11シーズン在籍しての数字なので、決して多い数字ではないけれど、日本代表の権田選手とのポジション争いもあっただろうし、そんな中でも全試合出場したシーズンもあり。

 

大宮では5シーズンで44試合、栃木SCは昨シーズンのみの所属で12試合。

 

ポジションを確立できているわけではないけれど、ここまでプロ生活を長く続けてこられたのは、恐らくいつでも試合に出られる準備を怠っていなかったり、練習への姿勢という面なのかもしれない。

 

そして塩田選手も、もちろん試合出場を望んでいるであろうが、レッズでは上記のような姿勢を見せることや、それこそいざという時に経験豊富なGKをベンチに据えられるというメリットがある。

 

福島選手の京都への期限付き移籍が決定したため、塩田選手の加入がなければ、メンバ

ー入りするGKが石井選手(19歳)と鈴木選手(18歳)という事態もあり得た。

 

逆に言えば、塩田選手の加入が決定したことで、石井選手の山口へ育成型期限付き移籍も決まったのだろう。

 

そのため2021シーズンはGK3人体制で臨むことになるのだろうが、いざという時はユースに所属している川崎選手(2年生・U-17日本代表候補)を2種登録すれば良いので問題ないと。

 

それにしても、浦和レッズユースからは質の高いGKが定期的に輩出されるね。

 

石井選手や鈴木選手みたいに、歳の近い選手だと、ポジションが1つしかないからどちらかしか出場できないし、非常に悩ましい問題。

【新加入選手考察】「万能型の栃木男児」明本考浩選手が栃木SCより完全移籍加入

補強第4弾。

 

栃木SCより、明本考浩選手が完全移籍加入。

 

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明本選手は、栃木県出身の22歳。

 

今月末に誕生日を迎えるのでもうすぐ23歳だね。

 

経歴から言えば、「Mr.栃木SC」になるべくして、昨年同チームに加入したという感じ。

 

小学生年代から、栃木SCの下部組織に所属し、そのまま栃木SCジュニアユース、ユースへと昇格。

 

トップチームには昇格できず(せず?)、国士舘大学に進学。

 

国士舘大学時代には、全日本大学選抜に選出されるほどの逸材であった模様だけど、自称・大学サッカー識者の私は把握していなかった…笑

 

そして大学卒業後は、小学生時代から所属した、栃木SCのトップチームに帰還。

 

大卒1年目ながら、背番号8というレギュラー番号を与えられるという待遇であり、まさしくMr.栃木SCとしてチームを牽引してほしいというクラブの期待が見て取れる。

 

明本選手自身もその期待に応え、ルーキーながら40試合に出場し7得点という成績を残している。

 

なので今回レッズは、栃木SCの将来を担うであろう有望選手をぶっこ抜いたことになるのだ。

 

そして明本選手も、そんな愛するクラブをプロになって1年で離れる決断をしたわけだから、並々ならぬ決意をもってシーズンに臨むことだろう。

 

さて、明本選手についての考察に移る。

 

まずはポジション。

 

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ポジション:明本 考浩

 

彼のポジションには諸説あり、ボランチだとか2列目だとかFWだとかあるけれど、2020シーズンの栃木SCでの起用ポジションに倣えば、FWでの出場が最も多かったみたい。

 

レッズは興梠選手が今シーズン開幕戦には間に合わない見込みなので、場合によっては最前線での起用もあり得る。

 

もちろん、レオナルド選手や杉本選手が黙っていないだろうけど。

 

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プレースタイル指標:明本 考浩

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チャンスビルディングポイント:明本 考浩

 

続いてプレースタイル指標およびチャンスビルディングポイント。

 

まず目を引くのは、セットプレーシュートとヘディングシュートの数値が高い。

 

セットプレーからヘディングでゴールに迫る回数が多かったということかな。

 

公式では身長170㎝しかないから、相当に跳躍力とポジショニングが優れているのかもね。

 

それ以外の指標もバランスが取れている。

 

そしチャンスビルディングポイントの攻撃に関する指標が軒並み高い!

 

パスレシーブ4位、シュート6位、ドリブル12位。

 

識者曰く何でもできるハードワーカーということだったが、的を射ている。

 

初のJ1挑戦で過度な期待はかけてはいけないが、リカルド監督の元、ブレイク候補になるかもね。

 

【参考動画】


明本考浩はなんでも高いレベルでこなすスーパーハードワーカー【栃木番記者に聞く】


明本考浩 2020 栃木SC

 

データ引用元:Football LAB

【新加入選手考察】「出身大学が渋い!」田中達也選手が大分トリニータより完全移籍加入

公式のリリース順にブログ更新しているけど、12月28日に一気にドバっと移籍情報がリリースされた時、退団⇒加入の順だったからね。

 

直近は退団選手に関する記事ばっかりで、中々「喜ばしい!」という気持ちでは書けなかったけど、今回からは4連続で加入選手の記事となる。

 

最初は、田中達也選手。

 

大分トリニータより完全移籍加入となった。

 

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田中選手は福岡県出身の28歳。

 

中学時代はアビスパ福岡の下部組織に属し、高校からは福岡、いや全国でもサッカー名門校で有名な東福岡高校に入学。

 

そこから大学は九州産業大学へと進学。

 

ここは個人的に渋いところ行ったなー!という感想。

 

大学サッカーで最もレベルが高いと言われているのは、関東大学サッカーリーグ、次いで関西、次に九州という印象。

 

プロを目指す上で最も一般的な方法であるのが、関東や関西の1部リーグに属する大学へ進学し、チームメイトとの競争やレベルが高い対戦相手との戦いを経て成長し、プロからオファーを貰うというもの。

 

また、それでなくても強豪であれば、強いリーグや、リーグ戦の結果により出場可否が決まる選手権大会に出られる可能性が高まり、アピールの場が増えることにもなる。

 

九州大学サッカー事情では、一昔前は福岡大学(坪井慶介氏(元浦和)・木本恭生選手(C大阪⇒名古屋)・田村友氏(元浦和⇒引退))、最近は鹿屋体育大学(松田天馬選手(湘南⇒京都))が覇権を握っており、九州産業大学はあまり有名ではない。

 

だから渋いなーと思った次第。

 

ただ、強豪と呼ばれる大学には、基本的に入部時にはセレクションがあり、誰でも入部できるというものではないため、セレクションに不合格となったという可能性もある。

 

あと一つ選択肢としては、あえて強豪とは言えない大学に進学することで、出場機会を得られる可能性は高まるということ。

 

強豪大学にはそれこそ、全国高校サッカー選手権に出場したり、Jユース出身選手がひしめき合うので、その競争に勝つのも並大抵のことではないからね。

 

大学サッカーに関する述懐が長くなってしまったのでここら辺にしよう。

 

在学中からロアッソ熊本の強化指定選手であり、在学中にも4試合試合出場経験あり。

 

大学を卒業し正式にロアッソ熊本に加入後、FC岐阜への1シーズンの期限付き移籍を経験しつつも、J2で通算95試合11得点を記録(特別指定期間含む)。

 

2019シーズンにはガンバ大阪に加入し、リーグ戦で8試合に出場するも、シーズン途中で大分トリニータへ移籍。

 

2020シーズンは8得点でチーム得点王だ。

 

ガンバから大分へ移籍した理由はネット上では色々書いてあるけど、ここは特に触れないでおく。

 

多くのサポーターが、田中選手に相当期待していると思うけど、私もその内の一人。

 

理由としては、「レッズの弱点だった実力あるサイドアタッカー」「元祖ワンダーボーイと同姓同名」の2点だろう。

 

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プレースタイル指標:田中 達也

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プレースタイル指標が近い選手:田中 達也

 

1つ目について、田中選手のプレースタイル指標は、ドリブルチャンス・クロスチャンス力が高い、正しくサイドアタッカーという感じ。

 

加えて、決定力も高く、レッズの攻撃力アップに一役買ってくれそう。

 

指標が近い選手も、名古屋の前田選手、横浜FCの松尾選手、C大阪の坂元選手ら、いわゆる「ドリブラー」と呼ばれる選手がズラリ。

 

ただ守備能力は高くなさそうだから、バックラインの同サイドには守備力のある選手を起用しないと危険かな。

 

また、識者曰く、コンビネーションプレーで打開する選手という訳ではないようなので、リカルド監督がそこをどう判断するか。

 

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逆に言えば、局面打開を単独で可能だから、それはそれで貴重だけれどね。

 

そして2つ目、レッズの元エース、現新潟の田中達也選手と同姓同名。

 

これで彼への期待は5割くらい増している気がする笑

 

また、本日の報道によると、背番号は11になる模様。

 

ちょうど11番空いたし、恐らくユニフォームの売上もかなり期待できるから、クラブとしては願ったり叶ったりだろう。

 

田中選手も、かつての田中選手に憧れているとコメントしているし、ポジションは多少違えど、同じくらいワクワクするプレーを見せてくれることを期待!

 

データ引用元:Football LAB

【退団情報】「良くも悪くも傭兵タイプかも」長澤和輝選手が名古屋グランパスへ完全移籍

退団7人目。

 

長澤和輝選手の名古屋グランパスへの完全移籍が発表となった。

 

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今回の退団で一番ダメージがデカい。

 

戦力的にも、私の精神的にも笑

 

長澤選手は専修大学卒業後、2シーズンをブンデスリーガのケルンで過ごし、その後2016シーズンからレッズに所属。

 

ただし当初のシーズンはジェフユナイテッド市原・千葉へレンタル移籍となったため、実際にレッズのユニフォームを身にまとったのは2017シーズンから。

 

当時、長澤選手の加入が発表されたときは、相当に心が躍ったよ。

 

ひとつ前の福島選手の記事にも記載しているけど、長澤選手が所属していた頃の専修大学はとんでもなく強かった。

 

そのチームにおいて、攻撃の中心となっていたのが長澤選手だったからね。

 

1年次は2部だったけど、2年次以降の3年間で、38ゴール22アシストですよ。

 

当時のメンバーが粒ぞろいというのもあったけど、この数字は凄いでしょ。

 

単純に考えて、1年間に20ゴールに絡んでいるわけだから。

 

だから、横浜F・マリノスに特別指定された時は、心底がっかりしたねー。

 

レッズじゃないのか…って笑

 

けど最終的にJリーグには進まず、いきなりブンデスリーガに挑戦。

 

大学から直接海外リーグに挑戦って、それだけ長澤選手が評価されていたということだし、そういう決断をするというメンタルも凄いよね。

 

レッズの最初の指揮官、ミハイロ ペトロビッチ監督からはなぜかあんまり評価されておらず、当初ベンチ入りもままならなかったけど、同監督が解任されてからは、どの監督からも一定信頼を得て試合に起用されている。

 

当初期待していた、トップ下で攻撃に猛威を振るう、という姿では残念ながらなく、どちらかと言えば球際の強さを活かした守備面が特長になっていたけど。

 

ただそのプレースタイルにより、試合の強度が高くなるACLでは無類の強さを発揮。

 

2017シーズンにACLの2度目の制覇となったひとつの要因としては、長澤選手が前線からしっかりと守備面で貢献してくれていたからというのが挙げられる。

 

反面、Jリーグではラストパス精度が雑になる傾向があったことから、あまり得点には絡めていなかったかな。

 

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プレースタイル指標:長澤 和輝

 

プレースタイル指標も何だか特長がないみたいになっちゃってる。

 

ただ名古屋は2021シーズン、ACLに出場することが決定しており、先述した身体の強さを持つ長澤選手に白羽の矢が立ったのだろう。

 

長澤選手は2020シーズン副キャプテンに就任しており、これからのレッズを担う存在になると思っていたので、退団は非常に残念ではある。

 

ただ感じたのは、彼は意外と傭兵タイプなのだろうということ。

 

プロになる当初も、横浜FMの特別指定選手となっていながら、海外に挑戦したり、今回も「求められているところに移籍する」というコメントを残している。

 

この度、移籍することになりました|長澤和輝 プロサッカー選手|note

 

だから、良くも悪くもチームへの愛情よりも、チームからの評価を重視して所属先を選ぶタイプなんだろうなと。

 

ただ長澤選手はACLに貢献してくれたし、ここ数シーズンのレッズの状況から鑑みれば、移籍もやむなしと思う。

 

だから名古屋で、もう一花咲かせる活躍をしてほしい。

 

それこそ、リーグ制覇するようなね。

 

レッズを応援する以上、それはさせてはいけないんだけど。

 

しかし、また私がユニフォームを買った選手が退団してしまった…。

 

データ引用元:Football LAB

【退団情報】「ACLでの経験を京都でも還元を」福島春樹選手が京都サンガFCへ期限付き移籍

退団6人目。

 

福島春樹選手の京都サンガFCへの期限付き移籍が発表となった。

 

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福島選手は愛知県瀬戸市出身。

 

藤井聡太棋聖と同じ。

 

高校は隣県となる静岡県の名門、静岡学園高校に進み、大学は関東大学サッカーリーグの専修大学に所属。

 

私が福島選手を知ったのは、専修大学時代。

 

そもそも、専修大学は福島選手が所属していた頃、鬼神のような強さだった。

 

福島選手の2学年上には長澤選手、1学年上には仲川輝人選手(横浜FM)や北爪健吾選手(柏)が所属しており、レベルが高い選手達が揃っていた。

 

また何より、その攻撃力がすさまじかった記憶がある。

 

まさに2020シーズンの川崎のように、複数得点は当たり前、平気で1試合5得点とか6得点とかしていた。

 

専修大学は仲川選手が新入生で入学した年から、関東大学サッカーリーグ1部で4連覇を果たしている。

 

従って、仲川選手や北爪選手は優勝しか経験せずに卒業したことになるのだ笑

 

そんな専修大学において、福島選手は1年生の時から出場機会を得ており、2年生からは完全に正GKに定着。

 

全日本大学選抜にも常時選ばれており、いわゆる大学No.1GKとの呼び声が高かった中、4年生だった2015シーズンに特別指定選手となる形で、レッズへの加入が発表された。

 

当時、レッズには既に西川選手が所属していたが、レッズとしては西川選手の後釜として考えていたと思う。

 

左利き、GKとしての素質の高さ、キックに特長がある等、共通点は多い。

 

だがやはり西川選手の壁は厚かったか、レッズに在籍した6シーズン(途中でガイナーレ鳥取にレンタル移籍しているが)、リーグ戦の出場は、ACL決勝戦前に出場した1試合のみ。

 

2020シーズンは石井選手や鈴木(彩)選手がベンチ入りすることも多く、GKの競争も激しくなっており、かつ両選手とも世代別代表経験もあり若いGK。

 

福島選手がその両選手を脅威に感じて移籍を志願したとは思わないが、サッカー選手である以上は試合で活躍してなんぼ。

 

そのためには試合に出場する必要があり、京都への移籍となったか。

 

期限付き移籍ではあるが、コメントから察するに、明らかに完全移籍を前提としている。

 

そのため京都で活躍しても、レッズに帰還する可能性は極めて低いだろう。

 

福島選手と言えば、リーグでは出番は少なかったものの、2019シーズンのACL決勝第1戦、西川選手の出場停止に伴い、アウェーの地で先発出場。

 

1失点したものの、それ以外のシーンではスーパーセーブを連発し、第2戦に繋げる活躍がレッズでの最大のハイライト。

 

その実力を是非京都で発揮してほしいし、経験を還元できればチーム力も上がるはず。

 

27歳と、ゴールキーパーとしてはまだ若い部類。

 

京都でどんどん経験を積んで、いつかレッズからオファーが来るくらいの活躍を期待。

【退団情報】「今度こそ出場機会を掴めるか」荻原拓也選手が京都サンガFCへ期限付き移籍

退団5人目。

 

荻原拓也選手の京都サンガFCへの期限付き移籍が発表となった。

 

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荻原選手は2020シーズン途中からアルビレックス新潟に期限付き移籍。

 

2020シーズン、新潟移籍前の出場機会は清水エスパルス戦に途中出場した25分だけ。

 

左サイドバックが守備の不安な山中選手(荻原選手もだけど)、若干怪我しがちの宇賀神選手と手薄にも関わらず、荻原選手を新潟に放出したフロント陣には、当時避難轟々だった。

 

ただシーズンに橋岡選手と同期で昇格してから3シーズン目、合計試合出場数は13、出場時間は439分間だけとなれば、焦りはあっただろう。

 

東京五輪世代でもあるし、出場機会を得られなければ成長は見込めないし、試合勘も失われてしまう。

 

荻原選手も移籍を望んでいたのかな。

 

新潟に移籍後すぐは左サイドバックのポジションを掴み、先発出場を続けていたが、新潟の成績が思うように上向かなかった影響からか、途中からは控えから途中出場がメインに。

 

新潟では24試合に出場したが、出場時間は1278分間、1試合当たりに換算すると約54分間となり、ポジションを掴みきれたとは言えない結果に。

 

そのまま新潟へのレンタル移籍継続か、もしくはレンタルバックするかと思ったが、今度は京都へ期限付き移籍。

 

荻原選手のコメントから察するに、レッズに戻って活躍したいという気持ちと、それには更に成長が必要という気持ちが交錯して、思い悩んだ様子。

 

けれど最終的に、「自分のストロングポイントを磨くチャンスだと思い」京都への期限付き移籍を決断。

 

 

荻原選手のストロングポイントって、ドリブルだよね。

 

あとクロスもか。

 

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プレースタイル指標:荻原 拓也

 

それが京都で、というかキジェ監督の下で伸ばせる、ということではなく、どちらかと言えば、攻守にアップダウンできるというところを伸ばせるということか。

 

荻原選手は私のイメージでいうと、アスリート能力は高いと思うので。

 

未だに、彼の浦和レッズユース2年時のプレミアリーグ昇格決定戦、長崎総合科学大学附属高校戦で、当時のユース監督だった大槻氏に「足速いところ見せてやれ!」って言われていたのを思い出す笑

 

競争相手は2020シーズン、左WBもしくは左SBで26試合出場の黒木選手となるのかな。

 

ここでポジションを掴めなければ、片道切符になってしまう可能性が高い。

 

必ず戻っておいでませ、荻原選手。

 

データ引用元:Football LAB