和製コルドバが追いかける、赤き血のイレブン達。

浦和レッズと読了書籍についてマイペースに。

【試合レビュー】「再開までにコンディションと試合勘を」TRM*町田ゼルビア戦(●1-2)

いやーひっさしぶりに浦和の試合。

 

J2町田ゼルビアと埼スタで行った練習試合を、YouTubeで配信というファインプレイ。

 

多い時には4万人もの視聴者がいたとか。

 

みんなサッカーに、そしれレッズに飢えていたんだねぇ。

 

もちろん私もそうだけどね!?笑

 

さて試合は30分×4本。

 

トレーニングマッチだったので、ちゃんとした試合メンバー等は載せません。

 

出場メンバーと選手交代を全部載せるのは面倒なので…。

 

私も試合勘ならぬ試合レビュー勘を戻すことが必要だけど、少しずつでいいと思うので。

 

1本目は西川選手や興梠選手が出場しており、割とスタメンに近いと思われるメンバー。

 

が、この1本目が全4本中出来としては一番ひどかった。

 

とにかくボールが前に運べない。

 

選手間の距離が悪いからボールを繋げないし、縦にロングボールを入れても、興梠選手そしてレオナルド選手も適当なボールでも収めてくれるようなイブラヒモビッチの要は選手ではない。

 

したがって、ボールは町田に終始握られ、シュートは0本。

 

序盤に低い位置でボールを失い、ショートカウンターからシュートを撃たれ、そのこぼれ球をバイタル正面からミドルで決められたもの。

 

シュート上手かったけど、ボールを失う位置が悪すぎた。

 

多分、浦和がやりたいことだったと思うけど、現時点では町田の方がチームとしての完成度やコンディションの面では上だった。

 

2本目は1本目より内容改善。

 

シュートも何本か撃てていたけどゴールとはならず、逆に終盤、コーナーキックに誰も競らず、どフリーでヘディングかまされて失点。

 

セットプレーに関しては、試合勘とかコンディションとかあんまり関係ないから、ここは猛省してほしいところ。

 

3本目4本目は若手選手が多く出場。

 

でもゴールは4本目に出場した武藤選手のバイシクル気味のゴールということで。

 

できれば、私イチオシの伊藤選手だとか、2本目からも出場していた杉本選手だとか、世代交代を感じさせる選手にも得点してほしかったですが。

 

まぁ、世代交代は簡単にはならないということで、長い目で見なければいけない。

 

短絡的に考えては、世代交代なんてできないからね。

 

という訳で、合計は1-2で敗戦。

 

トレーニングマッチなので、スコアは特に気にせず、何人かの選手について。

 

まずトーマス・デン選手。

 

2本目頭から右センターバックで3本目終わりまで出場。

 

この日一番の収穫じゃないだろうか。

 

目立ったミスはなく、カバーリングや対人も適格。

 

何より驚いたのは、足下のうまさ。

 

ギリギリまで見極めて、FWへ縦パスを入れたり、左サイドハーフの選手へのロングフィードだったり、想像以上に「繋げるセンターバック」ということがわかった。

 

Twitter等でも絶賛の嵐。

 

2本目は岩波選手と中央でコンビを組んだけど、この2名であれば、ビルドアップに苦慮せず攻撃を組み立てられるという期待感があった。

 

1本目から2本目になって、攻撃が改善されたのはデン選手の影響も間違いなくあった。

 

このクオリティを、J1そして公式戦でも維持できれば、スタメン争いに食い込んでくるのは必至。

 

次に武田選手。

 

3本目頭から4本目終わりまで出場。

 

青森山田高校から加入し、彼もレッズでのプレーを観るのは初。

 

髪が茶髪になってた。

 

というどうでもいい情報はさておき笑

 

4本目の武藤選手のゴールをアシストしたのは彼。

 

コーナーキックの跳ね返りを、しっかりすぐに蹴れる位置にトラップ。

 

武藤選手のゴラッソでもあったけど、いいクロスを供給した。

 

3本目4本目はCKとFKのキッカーを担当していたから、キック精度は既に他の選手から認められている模様。

 

ただまだフィジカル面でプロに慣れていない印象。

 

球際の競り合いは劣勢だった。

 

元々それを売りにしているプレースタイルじゃないとは思うんだけどね。

 

ただ、今のままでは厳しいと感じたので、今後のフィジカル強化に期待。

 

最後に、伊藤選手。

 

3本目の頭から4本目の終わりまで出場。

 

出来としては、可もなく不可もなく、というところ。

 

本人としても、もっと決定的な仕事がしたかったとは思うが、チャンスに絡んだシーンはあんまりなかった。

 

一回、ペナルティエリア内へ切り込んでシュート(多分)を放ったシーンがあったけど、そこは惜しかった。

 

その後、こぼれ球を武藤選手が決めていればまた評価も違ったかもしれないね。

 

彼にはもっとシュートを撃ってほしい。

 

彼の良さは、シュートのうまさだと思っているので。

 

水戸時代には遠目からでもシュートをバンバン撃っていたと記憶している。

 

より確実なゴールへの道として、パスを選択しているのかもしれないけど、ゴール正面であれば積極的にシュートを狙っていってほしいと感じた。

 

今年は降格がないし、交代人数も5人まで認められているから、若手選手に出場機会が巡ってくる可能性は高い。

 

そのチャンスを逃さず、掴んでほしい。

 

この試合にはいなかったけど、中央大学の大久保選手も二種登録しているのだし、今後の試合で観たい。

 

関東大学サッカーリーグは茨城県での集中開催&無観客で観に行けそうにないからね…。

 

【試合レビュー】「初VAR」リーグ戦第1節*湘南ベルマーレ戦(〇3-2)

2020年のJリーグが開幕。

 

昨シーズンのどん底状態からはや2カ月半。

 

あの時の絶望感はどこへやら。

 

何だかんだで試合の日を楽しみにする日々がやってきたことに喜びを感じつつ。

 

ただ、諸手を挙げて喜んでもいられない昨シーズンの惨状もあり、期待半分不安半分というところで開幕した今シーズン。

 

既にルヴァン杯グループリーグ第1節のベガルタ仙台戦を終了しており、結果は5-2の勝利。

 

昨シーズン、攻撃の形が作れずに拙攻に喘いでいたのとは一転、5得点の大勝。

 

ただ、3-0から連続失点で一時は1点差まで詰め寄られるなど、守備面は相変わらず危うさ残りつつといったところ。

 

リーグ開幕戦は昨シーズン、誤審騒ぎでひと悶着あった湘南と。

 

結果は如何に。

 

■雑感 


【公式】ハイライト:湘南ベルマーレvs浦和レッズ 明治安田生命J1リーグ 第1節 2020/2/21

 

仕事が切り上げられず、後半途中からDAZN観戦。

 

観戦開始直後に山田選手に恩返し弾となる同点弾を食らう…笑

 

山田選手が小柄ではあるものの、ヘディングが強いことは知ってはいた。

 

それをこの試合で魅せてくれなくてもいいのよ笑

 

ハイライトを観ると、1失点目も殆ど同様の形から失点している。

 

レッズ右サイドからのクロスに対して、中央フリーの石原選手がヘディングで決めていた。

 

デジャヴのような形でやられるのは非常にいただけないし、これから他のチームも穴として突いてくる可能性が非常に高い。

 

これは守備の方法で改善させるのか、もしくはバックラインの人選を変更するのか、いずれにせよ、原因を検証したうえで改善しないといけないポイント。

 

試合の話に戻ると、悪い流れのまま鈴木選手のハンドでPKを取られる。

 

テレビで観ている限りでは、全然ハンドしたなんてわからなかった。

 

リプレイで映像確認したらガッツリ手でラインを超えないように戻していたけど。

 

そりゃまぁPKだよねと言わざるを得ない。

 

バランスを崩して、その勢いのままボールに触ってしまった、と判断できなくもない触り方だったけど、故意ではないとハッキリ言いきれるほどのものではなかったかな。

 

このPKをタリク選手が豪快に枠外に蹴ってしまいレッズは九死に一生。

 

ただ西川選手の読みが当たっていたから、枠内でもコースによってはセーブできたかもね。

 

同点のまま迎えた試合終盤、カウンターから途中出場のマルティノス選手が左サイド長い距離をボールで運び、逆サイドの関根選手へパス。

 

関根選手はドリブルで中央に切り込みながら左足シュートで勝ち越しゴールゲット。

 

そのまま3-2でレッズが開幕戦勝利。

 

ルヴァンカップから引き続き、今日も3得点と攻撃は好調。

 

興梠選手・レオナルド選手の核となるであろう両選手に得点が生まれたのは好材料。

 

昨シーズンは精彩を欠いた山中選手・汰木選手・マルティノス選手らが現在は得点に絡んでいるところを鑑みると、3-6-1から4-4-2へのシステム変更は吉と出たか。

 

一方で守備はこの試合も2失点と、これからシーズンを戦う上では最優先で取り組むべき課題と言ったところ。

 

◼️データ考察

[スタメン]

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ルヴァン杯からの変更は杉本選手から興梠選手のみ。

 

勝った試合のメンバーはいじらない鉄則を踏襲した格好。

 

仙台戦2ゴールの杉本選手はベンチ外のため、故障もしくは体調不良等のトラブルと推測。

 

ここには書いてないけど、ベンチメンバーには伊藤選手や荻原選手といった若い選手も名を連ねた。

 

特に控えGKは福島選手と石井選手を押しのけて、高校3年生の鈴木彩艶(ザイオン)選手がルヴァン杯仙台戦に引き続き抜擢された。

 

期待値の高さが表れている。

 

世代交代は確実に進めていかなければならない中で、しっかりとメンバーにも若手選手が食い込んできているのが嬉しい。

 

続きはFootball LABのデータを用い、後日また更新予定。

 

 【2020年3月1日更新】

[チャンスビルディングポイント:チーム]

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[スタッツ]


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全体的な攻撃ポイントは湘南が優勢。

 

敗戦はしたものの、2得点を挙げ、観てはいないが46分~60分までは浦和を圧倒しているデータが出ており、決まらなかったがPK奪取までしている。

 

浦和の課題としてハッキリしつつあるクロスへの対応のマズさが、湘南のクロスポイントの高さに直結している。

 

現在リーグは新型コロナウイルスによる影響で中断しているため、この期間でどれだけ修正ができるか、大槻監督の手腕が試される。

 

ゴールを多く奪った分、シュートおよびゴールは浦和が上。

 

湘南は枠内シュートが得点を奪った2本のみとなったのが要因かな。

 

ドリブルは関根選手と汰木選手の貢献により、浦和が優勢となった。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]


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攻撃は山中選手がトップ。

 

昨年度はパス数が多いボランチの選手(青木選手ら)がトップになることが多かった。

 

それも結局は、単純に攻めあぐねているからそこでのパス交換が多かったからなのだけれども。

 

今回はクロスポイントで高得点を叩き出した山中選手がトップという結果に。

 

4バックになり、あくまで3バック時のウイングバックと比較すると、裏のスペースへのケアを考慮しなくてよくなった関係からか、山中選手が攻撃に集中できるようになったということか。

 

湘南の2得点をどちらもアシストした鈴木冬一選手とは攻撃ポイント僅差。

 

クロスポイントでは僅かに下回った。

 

これは浦和守備陣の対応の問題もあれど、クロス精度に関しては山中選手がストロングポイントとしているところなので、ここは毎回トップを取れるような活躍を期待したい。

 

中央で待ち構える興梠選手・レオナルド選手がクロスに合わせるのも上手そうだし。

 

ちなみに山田直輝選手は攻撃ポイント4位。

 

パス・ドリブル・シュートポイントでそれぞれ上位の数字となっている。

 

お願いだからレッズ戦以外で頑張ってください笑

 

でも湘南の10番としてしっかり攻撃を牽引したと言えますし、これが彼の浦和への恩返しとなる訳だから、喜ばしいことでもあるんだけれどもね。

 

ドリブルは決勝ゴールのシーンで真価を発揮した関根選手、また同点ゴールをアシスト未遂の汰木選手がそれぞれ上位。

 

チームのドリブルポイントが湘南を上回ったのも、関根選手・汰木選手両ドリブラーがいたからこそと言える。

 

昨年まではドリブラーはいても大抵は関根選手1人。

 

汰木選手は適正ポジションの関係上、ウイングバックでは守備時の負担が枷となり、出場機会が殆どなかった。

 

今シーズンは4バックへ移行したことから、ディフェンスライン2枚と中盤2枚がそれぞれサイドプレーヤーに。

 

中盤2枚のサイドプレーヤーは後ろにサイドバックがいることから、ウイングバック時よりは守備の負担が軽く、ドリブルに長けているが守備に不安のある汰木選手としては願ったり叶ったりのシステム変更となった。

 

シュートポイントは決勝ゴールの関根選手がトップである他、流石の先制点の興梠選手、また汰木選手が上位という結果に。

 

2トップ以外にも、サイドハーフの選手が得点を取れているのは好材料。

 

昨年は兎にも角にも興梠選手に依存していたので。

 

得点源が分散されれば、相手チームも対策しづらいはず。

 

汰木選手や今後同ポジションで出場する選手には、どんどん得点を狙っていってほしい。

 

■最後に

新型コロナウイルスの影響で、リーグ戦は現在中断中。

 

こちらとしてはワクワクの週末がなくなり、暇になってしまったわけだけど、チームとしては戦術の確認や修正、またケガ人の復帰等が見込めるので、悪いことばかりではない。

 

中断明けには、また攻撃的なサッカーを、そしてできれば失点の少ない、安心できる試合が観たいな笑

 

そして私事だが、これまで4年間住んだ広島を3月末をもって離れ、4月より名古屋働くこととなった。

 

東京勤務となり、埼スタ参戦が多くなることを期待していたが、人生中々そうは上手くいかないもの。

 

ただ、広島よりは名古屋の方が関東へのアクセスは相当いいし、帰省回数も増やす見込。

 

その際にはまた埼スタへ参戦したいし、時間があれば関東大学サッカーリーグも観に行きたい。

 

来季加入内定の大久保選手や、育成出身選手も観たいので。

 

そんな訳で居住地は変わるけど、これまでどおり、このブログも当初のコンセプトを継続し、ポジティブに捉えて考えていきたい。

 

データ引用元:Football LAB

 

【大学サッカー注目選手】「世代交代推進を図れ!」将来トップチームへの帰還を期待する選手たち(流経大:伊藤選手・桐横大:遠藤選手)

いよいよシーズン開幕が近づいてきた。

 

今週末の2月16日㈰にはルヴァンカップグループリーグ初戦となるベガルタ仙台戦。

 

来週末の21日㈮にはリーグ開幕戦の湘南ベルマーレ戦が待ち受ける。

 

専ら、話題は開幕スタメンとか、フォーメーションとか、シーズン初ゴールは誰になるとか、そういったことに注がれるけど、個人的に注目しているのはそこじゃなく。

 

シーズン開幕前や、中断中のキャンプにおいて、大学生や高校生の練習参加はよくあることで、今回はその参加選手にスポットを当てる。

 

以前記事にした選手の参加もあったようだけど、それはそちらの記事をご覧いただき、記事にしていなかった選手を取り上げる。

 

↓過去記事はコチラ↓ 

www.zeniya47.tokyo

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①伊藤敦樹選手:流経大3年

www.rku-fc.jp

 

プレー観戦歴:1回

[プレミアリーグ参入戦]浦和レッズユースvs長崎総合科学大学附属高校(2016年12月18日@広島広域公園第一球技場)

 

伊藤選手は流通経済大学に所属の大学3年生(新4年生)。

 

2019シーズンの関東大学サッカーリーグでは全22試合に出場。

 

ポジションはSBもしくはCBでの出場だった模様。

 

ちなみに天皇杯でレッズと対戦した時もDFとしてしっかりスタメンフル出場している。

www.jfa.jp

 

183㎝のガタイも相成り、元からディフェンダーだったのか…というと、そうではない。

 

私が観戦した4年前のプレミアリーグ参入戦では中盤をやっていたし、流経大サッカー部HPの個別ページでもポジションはMF。

 

アピールポイントも「パス・シュート」なので、特に守備に関して長所があるとは本人も考えていなかったはず。

 

ただ、試合に出始めた2018シーズン終盤も、DF登録で試合に出場している。

 

そのまま昨シーズンはDFとしての適性を見出されたのか、あるいはそこに適した人材がいなかったからのチーム事情かは不明だが、現在のチームでは最終ラインでの起用が基本となった模様。

  

ただ、過去記事にも記載したように、流経大サッカー部の部員数はとてつもなく多い。

 

その中で競争を勝ち抜き、リーグ戦に全試合出場したということであれば、試合に出場できるだけのパフォーマンスを見せていたということになる。

 

元々中盤でのボール捌きが売りだった彼に、大学サッカーという舞台で守備というものが磨かれれば、更に良い選手に成長しているとも考えられる。

 

残念ながらチーム自体は今シーズン、2部リーグを戦うことになるので、試合の強度やスカウトの注目度という点からいえば、1部には劣ることになるのかもしれない。

 

ただ、このタイミングでレッズから練習参加の声がかかったということは、今シーズンのパフォーマンス次第では正式オファーに発展する可能性は十分にあるということ。

 

そして何気なく関東大学サッカー連盟のHPを眺めていたら、今シーズンのキャプテンに就任していたことが発覚。

 

キャプテンとしてチームを引っ張り、1部復帰という置き土産を残し、プロとしてレッズに戻ってくる、そんなシナリオが実現してほしいもの。

 

②遠藤凌選手:桐蔭横浜大3年

soccer.toin.ac.jp

 

プレー観戦歴:1回

[プレミアリーグ参入戦]浦和レッズユースvs長崎総合科学大学附属高校(2016年12月18日@広島広域公園第一球技場)

 

桐蔭横浜大学、失礼ながら私は大学サッカーを経験するまで知らなかった大学だけど、ここは強い。

 

2013年に関東2部から1部へ昇格してから、ずっと1部の座を守り続けている。

 

そして昨シーズンはブッチギリで優勝を果たした明治大に次ぐ2位という結果に。

 

大学サッカー主要タイトルの一つ、インカレ決勝ではその明治大と決勝戦で激突し、延長戦で一度はリードするという健闘を見せた。

 

OBで最も知名度があるのは野上結貴選手(広島)かな?

 

さてそんな桐蔭横浜大学の躍進を、守備の要として支えたのが、浦和レッズユース出身の遠藤凌選手(新4年)。

 

試合に出始めたのはどうやら昨シーズンから。

 

関東大学サッカーリーグでは1試合を除く21試合に出場。

 

センターバックとして出場していた様子だが、シーズン通して警告は1枚。

 

大学サッカーという舞台だからかもしれないが、カードコレクターではない模様。

 

セットプレーでの得点力もそこそこあるのか、先に紹介した伊藤選手の2得点を上回る3得点を決めている。

 

そして遠藤選手も、桐蔭横浜大学サッカー部の今シーズンキャプテンだった笑

 

同大サッカー部は、昨シーズンの2位を上回る結果、つまり優勝が今シーズンの目標となるだろう。

 

そうなると、守備の要となる遠藤選手の働きが重要になってくる。

 

彼も伊藤選手同様、大学サッカーでの主要タイトル等、自身の活躍でレッズからのオファーを勝ち取ってもらいたいもの。

 

関東大学サッカーリーグは、彼らプラス、以前記事にした選手や、来シーズンからの加入が内定している中大の大久保選手もしのぎを削る。

 

関東に戻ったら是非とも観戦に行きたいなぁ。

【新加入選手考察】「ケニア出身の俊足DF?」トーマス デン選手がメルボルン・ビクトリー(豪州)より完全移籍加入

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急に移籍決まってたパターン。

 

昨日午後、オーストラリアのメルボルン・ビクトリーからDFトーマス デン選手が加入することが発表された。

 

クラブは昨シーズンの巻き返しを図るべく、報道レベルでは様々な選手の獲得に動いていたことが推察される。

 

しかし、昨シーズンのネガティブな印象が強かったためか、ことごとく各選手は残留や他チームへの移籍を決断してしまい、復帰の伊藤選手および高卒の武田選手以外で、他クラブから獲得したのはレオナルド選手のみであった。

 

チームが始動し、キャンプも始まった中で、多くのサポーターも、少なくともシーズン開始はこのメンバーで、シーズン途中に補強があるか程度かと考えていたと思う。

 

しかしここにきて急転直下、謎の外国人選手獲得となり、土田新SDの仕事ぶりを嘆いていた方もこれで少しは痰飲が下がるのでは。

 

して、当のデン選手のプレーは未見なので、彼については如何ともコメントしがたい。

 

しかし世はインターネットが普及した情報社会。

 

例の如く、ネット上に彼のプレー動画がアップされていたため、そちらを拝見した上で。

 

www.youtube.com

 

プレー動画というのはその選手の良いところだけを集めたものなので、どうしてもプラスに捉えがちなのは置いておき。

 

守備では大きく破綻させるところを見せず、攻撃面においても特段ボール扱いが不得手という訳ではなさそう。

 

機をみて持ち上がったり、縦パスを通したり、とにかく困ったらバックパスもしくはロングボールに頼る、というシーンはあまりなかった。

 

勿論、それはチームとして整備されていたからということかもしれないが、現代サッカーはバックラインの選手においてもただ守れれば良いというものではない。

 

レッズでは岩波選手が特に上手いが、FWへの楔のパスや、逆サイドへのロングパスを正確に通して、攻撃の起点となるプレーも求められる。

 

その点、彼がそれをもの凄く苦手!としている風には見えない点はプラスに考えられる。

 

また、身長は公式で182㎝とセンターバックとしては(世界をみれば)あまり大きい部類には入らない。

 

しかしオーストラリア代表に選出された経歴を持ちながら、出身はケニアとのことで、アフリカ出身選手の特長としてよくある「優れた身体能力をベースとした守備」に期待がかかる。

 

ポジションがセンターバックということであれば、既に鈴木選手・マウリシオ選手・岩波選手・槙野選手が在籍している。

 

4バックを敷く場合は2つの枠を5人で争うことになり、非常に競争が激しい。

 

そしてそもそも外国籍選手もマウリシオ選手・マルティノス選手・エヴェルトン選手・ファブリシオ選手・レオナルド選手に続き6人目の選手となる。

 

したがって、外国籍選手は最低限誰か一人ベンチ外となる。

 

彼の移籍加入により、更にチーム内競争が激しくなるが、それによるチーム力の向上を期待したいところ。

 

また例のごとく世代交代を話題に出すと、彼も現在22歳と若手という部類に入るため、ここで活躍を見せてポジションを固められれば、チームとしては若返りを進められる。

 

また、ポジションが似通っている橋岡選手が東京五輪後にでも海外移籍しそうな活躍を見せているだけに、橋岡選手の移籍後を見据えた獲得とも考えられる。

 

色々と憶測で獲得の意図を考察してみたが、某掲示板でも彼の評価は中々のものであり、やれOB坪井氏の再来となるスピードだの、制空権を握れそうな跳躍力だの、ポジティブな言葉が並んでいる。

 

早くルヴァン杯なりリーグ戦なりで彼のプレーを拝見したいもの。

 

それにしても、昨シーズンはネガティブな気持ちにしかならなかったけど、何だかんだで今年も楽しみにしちゃうんだよねー。

 

まずはシーズン開幕戦となるルヴァン杯が楽しみだ。

【退団情報】「自前での育成はどこへ」池髙暢希選手がカターレ富山・大城蛍選手がガイナーレ鳥取・井澤春輝選手が鹿児島ユナイテッドFCへ期限付き移籍

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若手3選手のレンタル移籍が決定。

 

池髙選手と大城選手は以前の記事でご紹介の通りですが、井澤選手に触れたことはなかった。

 

↓過去記事はコチラ↓

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井澤選手は橋岡選手・荻原選手と同学年の20歳で、過去に世代別代表経験もある実力者。

 

トップチームに昇格して即、徳島ヴォルティスに期限付き移籍。

 

2018・2019シーズンの2シーズンを徳島で過ごした。

 

しかし徳島在籍中の出場実績は2019シーズンの天皇杯2試合のみ。

 

有望な若手選手を下位のカテゴリーに送り込み、出場経験を積ませて回収する目論見だったと思われるが、それは実現せず。

 

2シーズン殆ど出場機会を得られなかったことから、場合によってはそのまま別チームへ放出の可能性もあったが、J2の更に1つ下のJ3にいる鹿児島ユナイテッドFCへの再レンタルという形になった。

 

このJ3で出場機会を得られなければ、恐らくもう浦和への復帰はないものと考えられるため、井澤選手にとっては正念場となりそう。

 

また、池髙選手と大城選手も、2019シーズンは浦和で出場機会ほぼなし。

 

池髙選手が天皇杯1試合に出場したのみで、それ以外の試合もベンチ入りすらなし。

 

選手にとって公式戦に出場することが何よりの成長であることから、この判断もやむをえないものではある。

 

彼らには所属チームを昇格に導くくらいの活躍を期待。

 

さて、出場機会を得るためにはレンタル移籍もやむをえないと述べたものの、レッズは果たして選手を自前で育てる気があるのかいつも疑問に思う。

 

もちろんプロである以上、チャンスは自らつかみ取るものであるし、試合は選手育成の場ではないという意見があることは百も承知である。

 

しかし、サポーターにはそれぞれ楽しみ方がある。

 

トンデモ外国籍選手がガンガン活躍するのを観たい人もいれば、レジェンドと言われるベテラン選手が活躍するのを観たい人もいる。

 

私は生え抜きの若手選手が活躍するのを観たい。

  

ここからはあくまでイメージで語るが、レッズは他チームと比較して若手選手の起用に慎重すぎる。

 

他のチームでは高卒・大卒・ユース昇格で加入した選手をもっと積極的に起用している。

 

例えば川崎フロンターレは大島僚太選手・長谷川竜也選手・谷口彰悟選手・車屋紳太郎選手・守田英正選手・板倉滉選手(現フローニンゲン)。

 

鹿島アントラーズは昌子源選手(現トゥールーズ)・植田直通選手(現セルクル・ブルージュ)・上田綺世選手。

 

ガンバ大阪は中村敬斗選手(現トゥエンテ)・堂安律選手(PSVアイントホーフェン)・食野亮太郎選手(現ハーツ)。

 

川崎や鹿島はここ数年タイトルを獲得している強豪だし、ガンバも最近は調子が悪いけど、昔からタイトルを争ってきたイメージがある。

 

そんなチームが新卒選手をしっかりと起用してチームの主力としていたり、海外のクラブへ送り出しているにも関わらず、レッズはどうか。

 

ここ最近では関根貴大選手・橋岡大樹選手くらいしか思い浮かばない。

 

川崎はリーグ2連覇を達成し、新卒選手をチームの中心にするなど世代交代に成功している。

 

鹿島やガンバは若い選手を海外クラブに移籍させることに成功している。

 

上記のチームは、それにより「若い選手が入団先に選びやすいクラブ」だと思う。

 

そもそも起用される気がしないクラブに入団するわけがないからね。

 

そして何より最近は海外志向の選手が多い。

 

最近、海外移籍した選手が在籍していたクラブは、自分もそうなりたいと思うだろうし、その土壌が整っていると考えてもおかしくはない。

 

浦和にはそのどちらも当てはまらないため、新卒選手が選びにくいチームになっていると考える。

 

そうなってしまうと、生え抜きの若手選手の活躍が観たいというサポーターからしてみると、「他のチームは上手く育ててやっているのに、浦和はその気がないんだなあ…」とガッカリしてしまうことになる。

 

イメージやら妄想もかなり含んでいるけど、個人的にはこういうネガティブな感情が沸き上がってしまうなぁ。

 

ポジティブに振り返るブログのはずなのにいけない。

 

2020シーズンは伊藤選手や武田選手に特に頑張ってもらいたいところ。

 

大槻監督も、積極的に彼らを起用する度量を見せていただきたい!

【浦和レッズ】「伊藤選手の13番はアツすぎる」2020シーズントップチーム選手背番号発表

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先日、2020シーズンの選手背番号が発表。

 

と言っても、既存選手の背番号変更がひとつもなかったため、あまり変わりばえしない。

 

新加入選手と復帰選手の背番号は以下の通り。

 

レオナルド選手:45番

伊藤涼太郎選手:13番

武田英寿選手:37番

 

伊藤選手の13番がアツすぎる。

 

先般の記事で事前に予想していた46番とは違ったけど、いい意味で予想外。

 

 ↓過去記事はコチラ↓

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浦和レッズOBの鈴木啓太選手が長年背負った番号というの理由のひとつとしてあるけども、それ以上に13番というとサッカー選手においては好かれる番号だと思う。

 

個人的にはレギュラー番号(1~11番)以降でカッコいい番号というと13番と14番。

 

17番と18番が次点。

 

13番はレギュラー番号以降で選手がつける番号として一番若いから、というのが理由として挙げられると思う。

 

12番はサポーター番号としているチームが多いしね(レッズは違うけど)。

 

レオナルド選手はやけに番号でかいと思ったら、「4+5=9」って考え方らしい。

 

武田選手は37番。

 

新卒選手は自分で番号選べないってよく掲示板に書いてあるし、過去に所属した選手もそんな発言してたから勝手に決められたのかな。

 

別に背番号くらい自分で選ばせてあげればいいじゃない!って思ったけど、ユニフォームの売り上げ考えるとそうもいかないのかもしれない。

 

例えば9番とか10番が空きになっている際に、実績のない新卒選手にその番号を与えても売り上げが伸びない…とか?

 

あくまで想像だけど。

 

もしそうなったら私は率先して買うタイプだけどね、若手の活躍を観るのが好きだから笑

 

実際過去には、近藤徹志氏(25番)・高橋峻希選手(33番:現柏)・原口元気選手(24番:現ハノーファー)・伊藤涼太郎選手(26番)・阪野豊史選手(19番:現松本)のユニフォームを購入した実績もあり。

 

原口元気選手除き、悪い意味でみんないなくなっちゃったけど…。

 

とは言え、きっと背番号なんてプレー中は気にしないだろうし、活躍すれば来シーズン以降変わるかもしれない。

 

着用したら着用したでその番号が気に入るかもしれないし。

 

私も47番がいつの間にか大好きな番号になっていたように。

 

シーズンが始まればユニフォームのデザインと一緒で、サポーターも全く気にしなくなるものだから、今だけの議論ということで。

 

だけど伊藤選手の13番はユニフォーム購入欲がものすごくそそられる…。

 

財布と相談して決めよう笑

【退団情報】「やはり怪我が悔やまれる」山田直輝選手が湘南ベルマーレへ完全移籍

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あけましておめでとうございます。

 

本年もよろしくお願いいたします。

 

挨拶もそこそこに、大晦日に退団情報が舞い込んできたので、そちらについて。

 

遂に完全移籍での退団になった山田直輝選手。

 

彼には、多くの浦和サポーターからの期待がかかっていたはず。

 

しかし、その実力を最後まで発揮することなく、浦和を去ることになった。

 

私が彼の名前を初めて目にしたのは、彼がまだユース所属の高校生の頃。

 

U-17W杯で10番を背負っている選手が浦和レッズユース出身と聞き、興味が湧いたことから。

   

山田選手が高校3年時の浦和レッズユースは歴代最強と名高く、彼と高橋選手以外にも、原口元気選手(ハノーファー96)・濱田水輝選手(岡山)・永田拓也選手(東京V)・岡本拓也選手(湘南)らのプロ入りを果たしたり、海外で活躍したり、W杯のメンバーに選ばれたりする選手が多数在籍。

 

高円宮杯全日本ユースサッカー選手権大会での決勝、名古屋グランパスU-18相手の9-1という衝撃的なスコアと、華麗なサッカーは今でも語り草のひとつ。

 

私もトップチームの調子が芳しくなかったことも伴い、埼スタで行われていた決勝を観戦していた。

 

同大会において山田選手は決勝戦でのハットトリックを含め、全8得点を記録。

 

得点王に輝き、その名を浦和レッズサポーターへ広く知らしめることになった。

 

トップチームに昇格した山田選手には、1年目から出番が多く訪れることになる。

 

昇格初年度の監督はフォルカー・フィンケ氏。

 

2006年にリーグ制覇してから、成績が停滞気味であったチームに現代的なサッカーを定着させ、また世代交代を推進させるために招聘した監督。

 

山田選手の能力もあっただろうが、フィンケ氏は若い選手を積極的に試合に登用。

 

1年目にして20試合に出場すると、日本代表に初選出されるというシンデレラボーイっぷりを発揮。

 

これからの彼に大いなる期待をせざるを得ない、トントン拍子のストーリーに見えた。

 

しかしその後浦和在籍中、1年目の成績を上回る数字やパフォーマンスを見せることはなかった。

 

リーグ戦に限れば、残留争いをした2011シーズンに18試合出場しているが、それ以外は1桁。

 

原因のひとつとして、怪我の多さが仇となった。

 

大きな怪我もさることながら、小さな怪我も頻発させていたため、試合への出場機会を自ら減らしてしまい、監督からの信頼も得辛かったのだろう。

 

無事是名馬、たらればは禁物だけれど、彼が怪我に強い丈夫な身体だったらどうなっていたかを観てみたかった。

 

ただ怪我をしていない時でも、監督のチョイスは彼以外の選手になっていた。

 

つまり、彼のプレーについても何かしらの原因があったんだろう。

 

彼のプレースタイルについて、最新の情報はこちら。

 

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パスチャンスとパスレスポンスが高いため、中盤で自由に動いてフリーになりパスを引き出し、そこからのスルーパスなりでチャンスを生み出すのが彼のスタイル。

 

小柄だけど地味に当たりは強かった記憶があるから、デビュー当初は力強いドリブルもあったし、身体を張った守備も頼もしかった。

 

ただ浦和在籍の8年間で、リーグ戦の得点数は僅かに2。

 

 前述の大会で得点王に輝いた得点力は鳴りを潜め、得点に絡むというところでの貢献はできなかった。

 

彼のポジションには柏木選手や長澤選手や武藤選手がひしめき、得点アシスト等で数字を残せたり、ボールの受け手として欠かせなかったり、前線からのプレスが強力だったり、何かしら貢献できた彼らと比較すると、山田選手の貢献が目に見えなかったのが事実。

 

 彼にはクラブも多大な期待をしていただろうし、移籍をさせるにしても期限付き、という言葉が必ずついていた。

 

だから今回の退団は、残酷な言い方をすれば、遂にクラブが彼に見切りをつけたということ。

 

クラブからもサポーターからも特別に愛されていた選手であることは彼自身も感じていたようだし、移籍は非常に寂しいものがある。

 

だけど、プロサッカー選手である以上、試合に出場してプレーすることが大切。

 

今後は湘南ベルマーレを引っ張っていく位の活躍を期待。

 

でもオナイウ選手同様に、浦和戦ではお手柔らかにお願いしたいところ。

 

データ引用元:Football LAB

【新加入選手考察】「帰還したファンタジスタ」伊藤涼太郎選手が大分トリニータからの期限付き移籍から復帰

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昨日レオナルド選手の考察記事を書き、本日読破した書籍レビューをあげて、今年のブログ記事はオシマイの予定だった。

 

だが本日、タイトルのとおり、大分トリニータへ期限付き移籍していた伊藤涼太郎選手の復帰が発表された。

 

ご存知のとおり(?)伊藤選手には並々ならぬ期待を寄せている私なので、これはブログを書かずにはいられないと思い、急遽この記事を執筆している次第。

 

なお並々ならぬ期待はシーズン当初に挙げた記事をご参照。

 

↓記事はコチラ↓

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前書きで頭を冷やしたところで、伊藤選手の今シーズンを冷静に振り返るけど、大分では試合に絡めなかったというのが実態としてある。

 

オナイウ選手も在籍していたことから、大分の試合メンバーは逐一チェックしていた。

 

開幕戦、いきなりスタメンに抜擢された伊藤選手を確認して、「これは大分で大活躍して浦和に復帰か!?」と息巻いていたのを覚えている。

 

だがその後、徐々に出場機会が減り始め、最終的にはルヴァンカップや天皇杯で出番がある程度で、リーグ戦は殆ど出場機会を得られず。

 

今シーズン通しては、リーグ戦僅か159分の出場(スタメン2試合・途中出場2試合)にとどまってしまい、リーグ戦ではゴールおよびアシストの記録もなし。

 

ちなみに、浦和の選手で今シーズンの出場時間が伊藤選手と近いのは、荻原選手(216分)・岩武選手(207分)あたり。

 

出場時間だけで判断すると、大分へのレンタル移籍は伊藤選手にとって成功とはいえないものである。

 

通常であれば、伊藤選手はレンタル期間満了で浦和への復帰はなかったかもしれない。

 

だが今回はこれまでと決定的に事情が異なっている。

 

それは、今シーズンの浦和の成績すこぶる悪かったことから、レンタル移籍中の選手に関して、クラブが主導権を握って動かせなくなっているということにある。

 

現に、先般記事をあげたように、オナイウ選手は横浜F・マリノスへ完全移籍してしまっている。

 

もしも浦和の成績が良く、来シーズン浦和でプレーすることが選手にとってメリットがある!と思わせられていれば、このような事態は発生しなかったはずである。

 

伊藤選手に関しても、仮に浦和の方が順位が上であったとしたら、「大分で出場機会を得られない様では、浦和で戦力とは数えられない」と判断されていた可能性が高い。

 

だから今回に関しては、前々から期待していることもあり非常に嬉しい気持ちがありつつも、浦和の低迷により実現した復帰という側面もあるため、諸手を挙げて喜べないというのが正直なところ。

 

ただ決まったことは決まったこととして個人的には大歓迎なので、彼のプレーで埼スタが沸くことを是非とも期待したい。

 

ちなみに、過去の考察記事からFootball LABのデータも更新されているため、そちらで今一度振り返ってみると。

 

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あくまで昨シーズンJ2にいた時のデータがベースだけど、だいぶ極端な能力値笑

 

良い点を見れば、ドリブル能力とロングシュート能力が高いから、個人で点を取ったり、チャンスメイクしたりする能力があるということ。

 

J2の時は結構遠目からのシュート狙ってたし、ブレ球も蹴ってたからね。

 

浦和でもファブリシオ選手ばりにバンバン狙ってほしい。

 

パス能力も高いから、レオナルド選手や興梠選手とセットで使ったら良い結果が出るんじゃないかと期待しちゃう。

 

今シーズンのプレーでいえば、天皇杯の広島戦が良いのかな(というかそれ位しか見つからなかったんだけど…笑)。

 

序盤にワンツーで中央突破して惜しいシュートを放っているし、相手をフェイントでいなしてからのゴールもあり。

 

 www.youtube.com

 

あと勝手に背番号は46と予想。

 

水戸・大分でも46着用してたし、その番号にしていた理由だった森脇選手が退団したから、それを引き継ぐんじゃないかな。

 

伊藤選手が復帰となると、ユニフォームを買うか悩んでしまう。

 

3rdの黒がかっこよかったしなぁ。

 

なにはともあれ、来シーズンの楽しみが1つ、できたかな。

 

データ引用元:Football LAB

【新加入選手考察】「純粋な点取り屋」レオナルド選手がアルビレックス新潟より完全移籍加入

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出ていく一方だった2019年のニュースにおいて、既にクラブは年末年始休業に入ってしまっている。

 

そのため、新卒の武田選手以外で唯一、新加入の公式リリースがあったのがレオナルド選手。

 

安心と信頼の(?)アルビレックス新潟ブランドということで、過去にもエジミウソン選手・マルシオ リシャルデス選手・ラファエル シルバ選手等のブラジル人選手を積極的に獲得してきた同チームからまたしても獲得ということに。

 

ただ、レオナルド選手は新潟の前はガイナーレ鳥取に在籍しているため、実際は鳥取が発掘した選手ということにはなるが。

 

レオナルド選手は上述のとおり、ガイナーレ鳥取からアルビレックス新潟、そして浦和レッズへの移籍となるため、J3⇒J2⇒J1と着実にステップアップを果たしている選手ということになる。

 

過去の得点は、鳥取では31試合24得点、新潟では38試合28得点と、得点数でいえば全く文句のつけようのない数字となっている。

 

ただ、私は日頃からレッズに関係のない試合までは観ないため、彼のプレースタイルがどんなものなのか全く存じない始末。

 

ひとまず、youtubeに彼の2019シーズンゴール集がアップされていたので、こちらを拝見。

 

www.youtube.com

 

印象としては、「駆け引きが上手」なイメージ。

 

ワンタッチでのゴールが多いから、ディフェンダーとの駆け引きを制してフリーでボールを蹴り込めるシーンが結構多い。

 

また、相手と対峙しながらでも、間合いを見計らってコントロールシュートを放つ上手さも持ち合わせているように見える。

 

一人で持ち込んで切り崩してどうにかするタイプには見えないかな。

 

PKのシーンもそこそこ多いけど、この蹴り方観たら失敗しそうな予感しか湧かない笑

 

あくまでこれはゴールシーンのみを編集した動画に過ぎないため、もう少し彼のプレーについて考察するため、例の如くFootball LABのデータを引用しながら考えていきたい。

 

プレースタイルはこんな感じ。

 

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決定力が18(MAX20)あり、チャンスは確実にモノにしてくれそう。

 

ワンタッチシュートとパスレスポンスが高いので、例えばクロスに合わせるとか、ボールを引き出してのゴールとかが得意ということかな。

 

意外とドリブルチャンス力は高いが、クロスチャンスやパスチャンスの指標は低いため、チャンスメーカーではないから、純粋な点取り屋というところか。

 

プレースタイル指標が近い選手は、一美 和成選手(横浜FC)・ピーター ウタカ選手(京都サンガFC)ら。

 

【一美選手】

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【ウタカ選手】

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一美選手もウタカ選手もよく知ってるわけじゃないけど、パスとかクロスが上手い‼︎ってイメージは特にないから、やっぱり点取り屋ってことなんだろう。

 

あとはレオナルド選手はまだ22歳と若いのが良いところ‼︎

 

高齢化が進み、世代交代から目を背けられない浦和からしてみれば、得点力不足解消&世代交代と願ったりかなったりの補強。

 

しかし本記事で考察したとおり、彼が一人でゴールを取ってくる選手ではない以上、「彼までボールを届ける過程」というものが必要になってくることは自明の理であり、そこが確立されないと、彼の能力も宝の持ち腐れとなってしまう。

 

最近の記事では繰り返し記載していることかもしれないが、どうやって点を取るかのイメージを追求しない限り、彼の活躍もないのでは。

 

データ引用元:Football LAB

【退団情報】「世代交代への危惧」オナイウ阿道選手が横浜F・マリノスへ完全移籍

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先日、大変残念な退団情報がリリースされた。

 

浦和から大分トリニータへ期限付き移籍をしていたオナイウ阿道選手が、横浜F・マリノスへ移籍となることが発表された。

 

オナイウ選手は過去記事にも記載したとおり、2018シーズンに所属したレノファ山口でブレイク。

 

浦和としては、今シーズンJ1昇格を果たした大分トリニータへレンタルすることで、J1の強度におけるプレーを確認しつつ、その後のレンタルバックを目論んでいたものと思われる。 

 

↓過去記事はこちら↓

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オナイウ選手のプレー自体は、10得点を挙げ、日本代表にも初選出されるなど、浦和からしてみればレンタルバックしない理由がなく、事実新聞記事では復帰要請をしているような表現が見られた。

 

しかし、今シーズン覇者となった横浜F・マリノスからのオファーを受けた結果、浦和への復帰は実現することとなく、完全移籍という形で退団することとなってしまった。

 

これに関しては、選手側に立ってみれば仕方ないと捉えている。

 

浦和に関していえば、今シーズンは低迷の一途を辿り、戦術も曖昧、「浦和の責任」という定義の不明瞭なワードがチームコンセプトという状態。

 

大分ではチームの主力として据えられ、片野坂監督の下、戦術の確立されたチームで10得点を挙げた。

 

また、横浜も攻撃的で魅力あるサッカーを展開。

 

今シーズンのJリーグ覇者になったことで、来シーズンのACL出場も確定させている。

 

オナイウ選手からしてみれば、現在の浦和では自身の活躍する青写真は描けなかったのだろう。

 

大分・横浜はしっかりと点を取るイメージが共有できている印象があったし、その様なチームでは自身の役割もハッキリして仕事がしやすい。

 

ACL出場チームに移籍すれば、リーグと並行して戦うための選手層が必要になるし、その分出番も回ってきやすい。

 

こういったチーム状況を比較すれば…まぁ浦和に戻ってくる理由はないかな笑

 

浦和としては今シーズン、興梠選手におんぶにだっこ状態だっただけに、オナイウ選手の流出は戦力としても痛いし、世代交代を見据えた上でも痛い。

 

私自身、興梠選手の後釜問題がオナイウ選手で解消されると期待していたからね。

 

ちなみに、今シーズンのチャンスビルディングポイントを、興梠選手・オナイウ選手・杉本健勇選手で比較すると、以下の結果に。

 

なお、同チームでの比較ではないし、出場時間も杉本選手が圧倒的に少ない。

 

また、浦和でオナイウ選手と最も出場時間が近かった武藤選手はプレーのタイプが異なると判断したため杉本選手と比較してみた。

 

なので、あくまで参考程度の結果としてご覧いただきたい。

 

■興梠選手

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■オナイウ選手

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■杉本選手

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このように、これまで実績のあった杉本選手は出場時間が短いとはいえ、圧倒的にオナイウ選手の後塵を拝する結果に。

 

このオナイウ選手の活躍は、先述したようにしっかりとした戦術の上での話だとは思うので、来シーズンは浦和もどのように点を取るのか、その共有をしてほしいし、それが観ている側にも伝わるようになってほしいものですなぁー。

 

オナイウ選手はこれまでの経験を活かし、横浜での活躍をお祈り申し上げます。

 

浦和戦ではやめてね…。

 

データ引用元:Football LAB

【退団情報】「森脇芸がみられなくなるのは寂しい」森脇良太選手が京都サンガF.C.へ完全移籍

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森脇選手、7年間ありがとうございました。

 

そして、とっても寂しくなるな、と言うのが率直な感想。

 

先日、浦和レッズの2019シーズンは終了。

 

天皇杯敗退済みのレッズのシーズン最後の試合となる、リーグ最終節ガンバ戦前に、森脇選手の退団が発表された。

 

森脇選手は2013シーズンから加入。

 

当時はまだミハイロ・ペトロビッチ監督がいらした時で、槙野選手や柏木選手らと共に、同監督が目指したサッカーをよく知る選手として獲得された。

 

当時私自身はどう思っていたか…実はあんまり良い印象はなかった。

 

って言うのは、別にプレーの評価をしていたわけではなかったんだけれども。

 

要は、またサンフレッチェの選手を獲得することで、当時は散々ネット上で目にしていたレッズを揶揄ワードを見るのが嫌だった。

 

プレー面に関しても、良く知っているわけではなかった。

 

ポジションは3バックの右ということで、当時レギュラーだった坪井選手のポジションになるということは明確だったから、そこは理にかなっていたとは思うけどね。

 

ちなみに坪井選手は私の大好きな選手だ。

 

プレースタイル私と似てるから。

 

あと足下が怪しいところも笑

 

だけど、当時のサッカーをする上では、ボールを保持する時間が長かったし、ビルドアップに長けた選手の方がマッチすることは明白だったから、必然の補強だったよね。

 

そんなこんなでレッズに加入した森脇選手だけど、7年間もレッズに在籍するだけあって、違わぬ活躍を見せてくれた。

 

退団記事なので、短所は無視していいところだけ書くよ笑

 

個人的にすごいと思うところは、

①技術がめっちゃ高い

②キャラクターが良い

この2点。

 

①については、レッズでしっかりと彼のプレーを観るようになってから、初めて知ることができた。

 

先述したビルドアップに関する能力が非常に高い。

 

パスの精度は高いし、かつその選択が上手い。

 

ギリギリまでパスコースを見極められるから、サイドに簡単に出すだけじゃなくて、FWへの楔のパスもバシバシ通せてた。

 

ショートパスだけじゃなくて、ロングパスも一級品。

 

逆サイドへのロングパスも確実に通せてた。

 

更にはトラップが上手い。

 

ショートパスや逆サイドからのロングパスを、最適な所に転がす技術が非常に高かった。

 

あんまりスピードはなかったけど、技術が高いおかげでドリブルができないわけではなかったし、相手に寄せられても慌てずに、パスするのか、自分で持っていくべきなのかの判断が適切にできていた。

 

これらの特長のおかげで、右サイドからの攻撃の破壊力が段違いに増した。

 

更に、翌シーズンから関根選手が昇格して右サイドで森脇選手と組んでからは、その破壊力がまた増したよね。

 

ドリブルが得意な関根選手を上手く活かすように、前向きに受けられるようなパスを送ったり、時には前線に上がってコンビネーションで崩したり。

 

この時は本当に良く点が取れてたし、この2人のコンビでアシストした点はかなりあったんじゃないかな。

 

足下の技術は衰えないし、カテゴリー問わず、きっとこれからもまだまだ需要はあるんじゃないかな。

 

続いて②は皆さんご存知のとおり笑

 

まぁ良い意味でウザいというか笑

 

お立ち台でのブーイング、カップを掲げる際の森脇芸、SNSでの腹が立つ動画笑、などなど、そのキャラはプレー以外にもサポーターを大いに笑顔にさせてくれた。

 

確か2016シーズン、あの忌まわしいレギュレーションのお陰で、年間優勝を逃してどん底まで気持ちが落ちていたのこと。

 

確かSNSで、森脇選手が投稿していた動画を観て、かなり元気が出た記憶がある。

 

相変わらずウザかったんだけど笑

 

そんなキャラクターが、レッズを去ってしまうと思うと悲しい。

 

京都でも、きっと愛される選手になるんだと思う。

 

まだまだ33歳、もっとプレーとあのキャラクターで、多くの人を笑顔にさせてほしいね。

【浦和レッズ】2020シーズン新強化体制記者会見について

お疲れ様です。

 

タイトルのとおり、レッズは2020シーズンの新強化体制、および大槻監督の続投を発表。

 

前回の記事で大槻監督の続投は厳しい…と綴った翌日に続投発表となり、何ともいたたまれない気持ちになったけど、公式で発表されたということで、それはそれで事実として受け入れつつ。

 

新強化体制発表については、様々なところで様々な考察がなされており、私が同じことやったところで何番煎じになるんだって話になるので、前回同様、思いついたままにつらつらと書いていくスタイルでいこうかと。

 

この発表については、もちろん賛否両論あり、まぁどちらかというとネガティブな印象を持たれた方も多いかと思うんだけど、私も手放しでは喜べなかった人物のひとり。

 

ポジティブに捉えられない理由として考えられるのは…

①大槻監督続投理由が不明瞭

②変わりばえのしないクラブ人事へのマンネリ感

が大きい。

 

①については、土田氏が「浦和の責任」というキーワードを頻繁に用いて説明されているけど、そもそも「浦和の責任」って何なのかがよくわからない。

 

土田氏は「浦和の街を理解する」「サッカー文化が根付き、歴史がある」「熱いファン・サポーターが住んでいる」、その街をホームタウンにしている責任、また埼玉スタジアムでプレーする責任というものが、浦和の責任だと仰っている。

 

そしてそれをチームとして共有し、実行できるから大槻監督の続投を決めた、と。

 

確かに、大槻監督はシーズン中からそれらしきフレーズを多用していた記憶はあるけど、個人的にそれって今更共有するようなことか?と考えてしまうし、何だか定義の曖昧なキーワードでごまかされた感もある。

 

また、大槻監督はシーズン途中からの難しいタイミングでの就任となったというところは理解できる。

 

だけど、目の前の勝点を取りに行くことを優先し、本来大槻監督が目指すサッカー(攻撃的サッカー)に取り組めなかった、という説明には疑問が残る。

 

そもそも目の前の勝点を取りに行っていたとしても、結果が伴っていない。

 

前回記事でも述べたように、21試合で勝点20。

 

これが現実だし、土田氏の説明する来シーズンから目指すサッカーは「高い位置で奪ってカウンターで相手ゴールを陥れる」という風にも捉えられるけど、今シーズンも同様の戦い方を結構やっていたような。

 

だけど結局プレスをかいくぐられて膨大な中盤および最終ラインのスペースを使われてあえなく失点というシーンを頻繁に目にしたような気がするのだが…。

 

もしかしたら、それは今後の補強なりでそれに合った選手を獲得するということなのかもしれないけど。

 

今回の説明で、大槻監督続投に納得できた人はあんまりいないんじゃないかな。

 

②についてだけど、ここ数年レッズは再登板とか、OB人事とか、Jリーグの他クラブ経験者の登用を結構繰り返しているような印象がある(他チームを調べたわけではないので印象かもしれないけど)。

 

ゼリコ・ペトロビッチ監督とか、堀氏とか、大槻監督とか、今回の土田氏や西野氏、ミハイロ・ペトロビッチ監督とか、オズワルド・オリヴェイラ監督とか。

 

監督じゃなくて選手でも、例えば外国籍選手を獲得する場合でも大体はJリーグの他クラブで活躍した選手を引っ張ってくるか、あとはコネのある(?)ポンテ氏のルートから獲得するかの2択しかないような印象。

 

今シーズン14位となり、変化がなければ来シーズンの降格も現実味を帯びてくる中で、結局これまでとあまり変化のない人事ということに、ガッカリした人も多いのでは。

 

監督やら選手が未知数だと勿論リスクもある。

 

けどポジティブに考えれば、監督は「選手をフラットな目線で評価することができる」から、これまで出場機会があった選手にしろなかった選手にしろ、監督に認めてもらえるように必死にプレーする必要がある。

 

その点、フィンケ氏は好きだった。

 

私の好きな若手登用結構してくれたし笑

 

選手は選手で「どんな選手なのかな?」という未知数ゆえの興味が湧く。

 

まぁ、イリッチ選手のようになってしまう可能性もはらんでるけど…笑

 

結論、①②によって来シーズンは今シーズンと変わりばえがない=期待ができない、と捉えられてしまったのではないか。

 

ただ長期的に見れば、3カ年計画を立てて、しっかりチーム作りをしていこうというプランが見えたことはポジティブな面。

 

選手の加入・退団の情報は公式発表のあった森脇選手と岩舘選手の退団以外全然ないけど、これから出てくることになるのかな。

【浦和レッズ】2019シーズン終了

ご無沙汰しております。

 

最近ブログサボってましたが、今日は浦和レッズの2019シーズンが終了したということで、総括っていうほど仰々しいものじゃないけど、思ったことを単純に書いていこうと。

 

まずは、クラブに携わる全ての方々、お疲れ様でした。

 

来るべき2020シーズンに向けて、英気を養っていただきたい。

 

肝心のチームの成績は、まぁ言わずもがな。

 

あくまでもポジティブに、浦和レッズを応援するブログとして開設したものの、今シーズンの結果から言えば、個人的にはポジティブに捉えられることは少なかった。

 

ACLこそ、決勝まで勝ち残り準優勝となったものの、国内リーグは散々な結果に。

 

リーグ戦では最終節まで入替戦行きとなる16位まで転落する可能性が数字上残り、本日のガンバ大阪戦も敗戦した結果、その16位まで勝点差わずかに1という結果に。

 

最後に試合レビューをアップした清水エスパルス戦が10月6日、そこからリーグ戦2カ月間未勝利でフィニッシュすることになろうとは思わなんだ。

 

天皇杯はJFLの雄、Honda FCの後塵を拝し、ルヴァン杯はACL出場の関係上、決勝トーナメントからの登場となったものの、1回戦の相手、鹿島アントラーズに敗戦。

 

正直な話、あんまり振り返りたくないシーズンだなーという感想笑

 

結果は勿論のこと、試合内容も満足できるものじゃなかったかな。

 

それはオリヴェイラ監督であっても、大槻監督であっても。

 

とにかく相手が丁寧にボールを繋いで崩そうとしてくるチームの場合は、見事に術中にはまってしまってボコボコにされてたし、逆に自分達がボールを保持できる相手であっても、チームとしてどうやって得点していくのかがよくわからないのか、迫力のある攻撃は見られなかった。

 

この「どういうサッカーがしたいのかがわからない」というのが一番の不満の元。

 

攻撃もそうだし、守備に関しても。

 

最近は前からプレスをかけて積極的にボールを取りに行こうという意識が見えてはいたけど、チームにそれが浸透していないのか、中途半端に取りに行って交わされてた結果、自陣スペースががら空きだったり、選手同士の意思疎通が取れていないように見えたり、ちぐはぐだったように思う。

 

失点は最早織り込み済みというレベルに達し、リーグ戦で最後に無失点試合だったのが7月6日の仙台戦(しかも相手が1人退場)という始末。

 

観ている側からすると、そんな何がしたいのかがわからない試合に2時間費やすのがもったいなく思えてしまうんだよねー。

 

だから、いつもは試合前にはちゃんとテレビの前にスタンバイするけど、最近は観なかったり、試合途中だったりと、興味をなくしていたところがあった。

 

けど当然のことだとは思っている。

 

だって負け試合観るとストレスたまるもの笑

 

クラブは危機感を持たないと不味いよ。

 

今日のDAZNの解説で福田氏が言っていたように「ブーイングされているというのはありがたいこと」(=後押ししてくれるサポーターがいる)だから。

 

興味をなくしてしまったら、ブーイングされないし、そもそもスタジアムにも来てもらえない。

 

私が関東在住だったとしても、今シーズンは殆ど試合行かなかったと思うよ。

 

本日試合後、社長スピーチであった「新しい力」がどんなものなのか、具体的にはわからないけど、このまま何も変わらないようだと横浜・FC東京・鹿島・川崎あたりとの差はどんどん開く一方だと思う。

 

いや、それどころか来シーズンは本当に降格しているかも。

 

何にでも当てはまることだけど、盛者必衰だからね。

 

高校サッカーでいえば、かつて強豪だった帝京や国見はここ最近、高校サッカー選手権に出場しているのを見たことないし、大学サッカーでは、かつて連覇を成し遂げたこともある流通経済大学の来シーズンの2部降格が決まっている。

 

このままだと、レッズもそうなりかねない可能性が極めて高まっているということ。

 

兎にも角にも、しっかりとした戦術を持ち合わせている監督を招聘して、その監督のやりたいサッカーに見合う選手の補強をしてもらいたいところ。

 

大槻監督の続投は厳しいかな。

 

ACLでは勝ち残ったけど、上記の試合の退屈さに加え、肝心のリーグ戦で21試合・勝点20では、とても来シーズンの指揮をお願いしたいとは思えない。

 

後だしじゃんけんだけど、大槻監督はユース監督時に、チームを2年連続でプリンスリーグ関東(現在所属しているプレミアリーグEASTの下)から都県リーグへ落としかけてたからなぁ。

 

暫定監督時は解任ブーストとやらで何とか持ってたってことなのかな。

 

ただ個人的に一番問題視してるのは、鹿島戦での永木選手への行為。

 

いくら何でもあれはダメだよ。

 

確かにエヴェルトン選手は投げ飛ばされているように見えたし、大槻監督にも足を出しているように見えた。

 

だけど、選手をコントロールすべき監督が、一番我を失って、あろうことか相手選手に手を出すとは。

 

中学サッカー部の監督が「身体はホットに、頭はクールに!」ってよく言ってたけど、大槻監督はどっちも熱々だったよ。。。

 

選手に対してはあんまり言うことないかな。

 

あんまり個人攻撃したくないし。

 

でも森脇選手の退団は寂しい。

 

あの技術の高さとキャラクターを失うのは惜しいよ。

 

まだどこのチームでも活躍できると思うし、対戦した際には、サポーターから特大のブーイングが飛ぶことでしょう。

 

久しぶりのブログだし、特に体裁も気にせず思いついたことを書いたままなので、読み辛いかも。

 

長文をご精読いただきありがとうございました。

 

【試合レビュー】「長かった…」リーグ戦第28節*清水エスパルス戦(〇2-1)

久しぶりの勝利!

 

というわけで試合レビューでは大変ご無沙汰しております笑

 

どうにも引き分けや敗戦時には試合レビューを書く気が起きないということで放置しておりましたが、まさかここまで勝てないとは夢にも思わず。

 

その間は書籍レビューだけになってたけど、やっぱり味気ないよね。

 

という訳で鉄は熱いうちに打てとばかりに、超久しぶりに試合レビュー。

 

 

■雑感

 
【公式】ハイライト:浦和レッズvs清水エスパルス 明治安田生命J1リーグ 第28節 2019/10/6

 

今日も相変わらず失点したときにはどうなるかと思ったよ。

 

攻撃も「ボールを持たされている」感が満載だったからね。

 

前半ラストプレーで橋岡選手が右サイドからクロス、中央の興梠選手がヘディングで合わせてゴール。

 

返す返すも、前半ラストプレーで同点にできたのは果てしなく大きかった。

 

メンタル的に、浦和はかなり楽になっただろうし、逆に清水は相当ダメージを負ったはず。

 

興梠選手の相手マークを外す動きが秀逸だった。

 

さすがエース。

 

今シーズン12点目となり、地味に得点ランキング首位と1点差の3位タイ。

 

得点王狙えてしまうのでは。

 

後半に入るとレッズが相手ゴールに迫る時間が増えるが、決定機を作るまでには至らない。

 

相手ペナルティエリア内で松原選手のハンドがあったようにも見えたが…。

 

しかし後半30分、フリーキックの二次攻撃からこぼれ球を橋岡選手がスーパーボレー。

 

相手ゴールに突き刺す決勝弾で2-1。

 

その後、清水の決定機逸にも助けられ、リーグ戦では7月20日アウェイ磐田戦以来の勝利。

 

どんだけ勝ってなかったんだ…。

 

今日のMOMは1ゴール1アシストの橋岡選手で間違いなし。

 

彼は元々CBの選手だけに、攻撃面では劣る部分があるものの、運動量と競り合いの強さで右ウイングバックで起用され続けてきた。

 

しかしここ最近は、攻撃面でも目覚ましい成長を遂げている。

 

本日の大活躍は言わずもがな、前節も長澤選手のゴールをアシストしている(長澤選手のシュートが凄かったと言えなくもないが)。

 

また、ゴールやアシスト以外にも、ボールの運び方、置き方、裏への飛び出し、クロスの精度、シュートを狙う姿勢など、全体的にレベルアップが見て取れる。

 

将来、彼がどのポジションで勝負するにしろ、この経験は間違いなく彼の経験値アップに繋がっている。

 

最近の例に漏れず、近い将来海外移籍となってしまうかもしれないが、スラムダンクでいう桜木花道の成長を見届ける桜木軍団のように、私も彼の成長を見届けたいと思った。

 

続きはFootball LABのデータを用い、後日また更新予定。

 

【2019年10月11日更新】

 

◼️データ考察

[スタメン]

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最近不安定なパフォーマンスのマウリシオ選手に代わり、センターバックには鈴木大輔選手。

 

ACLで見事なシュートを決めたファブリシオ選手はベンチにも入らず。

 

ACLの試合前も体調不良だったという情報があったので、それが回復しなかったというところか。

 

[チャンスビルディングポイント:チーム]

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スコアは2-1だが、チャンスビルディングポイントは浦和が優勢。

 

試合を観ていても、ドウグラス選手に先制弾を浴びはしたものの、それ以外は終盤のドゥトラ選手がゴール前で決定機を迎えた以外は、そこまで危険はシーンはなかった。

 

逆に浦和も、決定機と呼べるものはそこまでなかった様には思うが、これまでの試合と比較すると、ある程度自分達の時間帯で主導権を握れていたのも事実。

 

最近は試合運びの拙さもあり、勝てない試合が続いていた様にも思う。

 

この日はしっかりいい流れの時間帯に逆転弾を決め、最後まで耐えてくれた。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]


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攻撃でのチームトップは青木選手。

 

前回のレビューでも書いた様に、稼ぎやすいパスポイントが高い選手が上位の傾向がある。

 

前回試合レビュー記事の名古屋戦も青木選手がトップだしね。

 

橋岡選手は大活躍したけど、クロスもシュートも意外とポイントが低い。

 

恐らく、クロスは成功率、シュートは本数が原因かな。

 

武藤選手はクロス、ドリブルポイントがトップ。

 

今シーズンはゴール数が少ないせいで批判されることもあるけど、それ以外での貢献がしっかりと数値に表れてる。

 

注目すべきは奪取ポイント、エヴェルトン選手がダントツトップ。

 

彼の位置でボール奪取できると、高い位置からのカウンターに繋げられるし、より自陣から遠い位置で相手の攻撃の芽を詰めるから、これは非常に大きい。

 

チームとしての出来なのか、個人としての出来なのか分からないけど、チームとしての守備の決まり事が整備されてこの結果になったとしたら、選手が代わっても守備の安定が見込めるので、こっちであって欲しいかな。

 

◼️最後に

今節の勝利で、順位は10位にアップ。

 

厳しい相手が続き、まだまだ安心はできないが、早めに勝ち点を積んで残留を確定させて欲しい。

 

データ引用元:Football LAB

 

【試合レビュー】「神様・仏様・関根様」リーグ戦第21節*名古屋グランパス戦(△2-2)

興梠選手の終了間際の同点ゴールにより、何とか引き分けに持ち込んだ前節の鹿島戦から中3日。

 

ACLの影響があり、休養を十分に得られない中での試合となった。

 

また、もう8月ということもあり、既に日本は猛暑の真っ只中。

 

選手の疲労が心配になる季節となったが、選手一丸となり、また、選手層の底上げにも期待しながら乗り越えていってほしいところ。

 

雑感


【公式】ハイライト:浦和レッズvs名古屋グランパス 明治安田生命J1リーグ 第21節 2019/8/4

 

試合は開始早々出鼻をくじかれる。

 

コーナーキックの流れから左サイドを前田選手にぶち抜かれ、クロスを和泉選手に合わされて失点。

 

青木選手が対応していたが、前田選手のまたぎフェイントに成す術なく、この時点で勝負あった。

 

その後も相手に度々危険なシーンを作られつつも何とか持ちこたえていたが、前半半ばに今度は右サイド、岩波選手の裏のスペースを狙われ、クロスを逆サイドの前田選手に合わせられ追加点。

 

後半こそ鳴りを潜めたが、前半は前田選手を自由にさせすぎたことが、この2失点、またそれ以外のピンチを招いた原因。

 

その後もジョー選手との1対1のピンチを西川選手のセーブで首の皮一枚繋げるなど、どうにもこうにも守備が安定せず。

 

名古屋ご自慢のパスワークに翻弄されていた時間が殆どだった。

 

しかし前半終了間際、相手陣内深い位置で関根選手が吉田選手からボールをカットすると、武藤選手のシュートのこぼれを関根選手が拾い、相手守備陣の背後を取った武藤選手へ絶妙のスルーパス。

 

これを武藤選手が中央へ折り返し、相手マークを外し、どフリーとなっていた興梠選手の今シーズン9点目で一矢報いて前半終了。

 

この1点は返す返すも大きかった。

 

前半の試合内容を振り返ると、浦和が好機を演出したシーンは僅かで、殆ど名古屋に主導権を握られていた。

 

それでも前半終了間際に1点差に詰め寄ったことで、精神的にも余裕が出てきたはず。

 

後半は一転して浦和がボールを保持する時間が長くなるが、相手守備陣を脅かすシーンを中々作り出せず。

 

大槻監督も選手交代で状況打開を図るべく、山中選手、長澤選手、杉本選手を投入し、何としてでも得点を狙う。

 

そしてそれが結実したのは後半アディショナルタイム。

 

リスタートの流れから左サイドの山中選手がクロス。

 

中央に入り込んでいた関根選手のスタンディングヘッドが決まり、前節に引き続き試合終盤で同点に追いつくことに成功。

 

その後、杉本選手の抜け出しから逆転弾の絶好機を迎えるも、得点を奪うには至らず引き分けで試合終了。

 

正直、前半半ばで2失点した時は、試合内容も相まってこれは今日は無理かも…と思った。

 

しかし選手・監督が2点差は危険なスコアであることを(逆転には至らなかったが)証明してくれた。

 

[スタメン]

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ボランチには前節出場停止の柴戸選手を青木選手と共に起用。

 

前線3枚は興梠選手・武藤選手・ファブリシオ選手という顔ぶれに。

 

前節から中3日ということではあるが、選手の入れ替えはエヴェルトン選手⇒柴戸選手、長澤選手⇒ファブリシオ選手、マウリシオ選手⇒鈴木選手と3枚。

 

対する名古屋は休養十分だったため、追いかける展開は避けたいところだったはずだが、開始早々にそのプランが崩れたのは大きな問題点。

 

[チャンスビルディングポイント:チーム]

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スコアが表している通り、ほぼほぼ互角の印象。

 

攻撃がこれまでの平均を大きく上回っているのは良いと言えば良いが、実際は名古屋の守備がちょっと…という印象もある。

 

ドリブルポイントも中々改善とまではいかない。

 

どうにも相手チームの選手のドリブルの方が際立っている。

 

先日の鳥栖戦では小野選手にやられまくったし、この試合も前田選手や和泉選手にサイドからどんどん切り込まれた。

 

サイドの攻防で劣勢を強いられると厳しいものがあるので、特にWBの選手は対面相手に負けないようにしないと、これからの試合も苦労することになりそう。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]


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攻撃でのチームトップは青木選手。

 

ふと気がついたのは、攻撃ポイントでは中盤の選手がトップになりやすい。

 

というのも、クロスとドリブルポイントは中々稼ぎづらいので、ポイントを稼ぎやすいパスの上位が攻撃ポイントの上位になる傾向がある。

 

パスポイントが高いのは、必然的にパスを出す回数が多い中盤の選手となる、ということ。

 

前回記事にした磐田戦もパスポイントが高かった長澤選手が攻撃トップだった。

 

ドリブルポイント、関根選手は相変わらず低い。

 

この試合では、そもそも仕掛けられるシーンが少なかった。

 

例えば右に相手を寄せておいて、一気にサイドチェンジすると、関根選手にスペースがある状態でボールを保持させられるため、スピードアップしてドリブルで切り込める。

 

しかし、この試合ではパス回しが各駅停車だったので、関根選手が後ろ向きでボールを受ける回数が多く、効果的に仕掛けられなかった。

 

彼が前を向いた時の破壊力は、アディショナルタイムのドリブルでも実証済。

 

チームとして、彼をより活かす方法を考えるべきかな。

 

データ引用元:Football LAB